厚岸(アッケシ)町は、釧路市の東方に位置する漁業と酪農の町。特に、牡蠣はその大きさと味で有名です。昨年の東日本大震災の際の津波で、その牡蠣養殖が甚大な被害を受けました。
歴史は古く、1600年代には松前藩の出先機関(場所=取引を行う交易所)が設置され、釧路・根室地域の中心として栄え、1800年代初頭に建立された「国泰寺(コクタイジ)」という古寺もあります。
市街地は、厚岸湖を挟み南北に分かれています。南側は半島状になっており外側は太平洋に面し、愛冠岬をはじめ多くの岬からの眺めは北海道らしいものです。
町内の国道沿いにある道の駅「コンキリエ」では、海産物や名産品が買える他、レストランで牡蠣をメインとしたオリジナル料理を食べることも出来ます。眺望も良く、お薦めです。
奥に見える平べったい島が大黒島。現在は無人島で野生のゼニガタアザラシが生息していることで有名。地元には、この島を巡るツアーもあります。