道東を車で走っていると、よく道路沿いに「〇〇野鳥保護区」という立て看板が立っています。
これは、日本野鳥の会が、個人や法人の寄付金をもとに設置している野鳥の保護区域です。野鳥の保護は、野鳥が永続的に生息できるような自然環境を整備していくのが目的であり、非常に息の長い取り組みです。シマフクロウの保護については、取り組みの期間が「100年」といいますから、本当に大変です。
(日本野鳥の会HPより)
野鳥の生息地の保全を目的として、日本野鳥の会では、1987年から「野鳥保護区」を拡大しています。これまで、北海道東部のタンチョウの営巣する湿原やシマフクロウの生息する森林、青森県のオオセッカの生息地、沖縄県やんばる地方のノグチゲラの生息地、岩手県盛岡市のイヌワシの生息地等、33ヶ所、2937.8ヘクタールを買い取り等により確保しました。この面積は、山手線内側の47%の大きさで、国内の自然保護団体が設置した保護区としては最大級の面積です。土地の買い取りや管理については、会員の方をはじめとする方々からのご寄付を財源にしています。
こちらは、標茶町チャンベツ地区にある「渡邊野鳥保護区」の看板。この渡邊さんという方の名前は各所で見られます。本当に野鳥保護に理解の深い方なのでしょうね。