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元単身親父の道東徒然草 余話

北海道を走り回った2年間とその後

道東振り返り・24 野鳥保護区

2012年08月11日 | 野鳥

道東を車で走っていると、よく道路沿いに「〇〇野鳥保護区」という立て看板が立っています。

これは、日本野鳥の会が、個人や法人の寄付金をもとに設置している野鳥の保護区域です。野鳥の保護は、野鳥が永続的に生息できるような自然環境を整備していくのが目的であり、非常に息の長い取り組みです。シマフクロウの保護については、取り組みの期間が「100年」といいますから、本当に大変です。

 

(日本野鳥の会HPより)

野鳥の生息地の保全を目的として、日本野鳥の会では、1987年から「野鳥保護区」を拡大しています。これまで、北海道東部のタンチョウの営巣する湿原やシマフクロウの生息する森林、青森県のオオセッカの生息地、沖縄県やんばる地方のノグチゲラの生息地、岩手県盛岡市のイヌワシの生息地等、33ヶ所、2937.8ヘクタールを買い取り等により確保しました。この面積は、山手線内側の47%の大きさで、国内の自然保護団体が設置した保護区としては最大級の面積です。土地の買い取りや管理については、会員の方をはじめとする方々からのご寄付を財源にしています。                                                    

 

こちらは、標茶町チャンベツ地区にある「渡邊野鳥保護区」の看板。この渡邊さんという方の名前は各所で見られます。本当に野鳥保護に理解の深い方なのでしょうね。

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たぶん、ウミアイサ

2012年02月09日 | 野鳥

先週末、「クリオネ」獲りに興じたウトロ港内では、数羽の「ウミアイサ」が泳いでいました。

通常は、カモ類は人が近づくとすぐに逃げますが、何故か、このウミアイサは人慣れしているのか、人が気にならないようです。

我々がクリオネ探しをしている近くで、さかんに海中に潜っては何やらエサを探しています。水の透明度が高いため、水中を自由に泳ぐ様子が岸壁の上からも良く見えました。

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初 エゾフクロウ

2012年01月29日 | 野鳥

「エゾフクロウ」は、日本全体に生息する「フクロウ」の亜種であり、本州以南のものより白っぽいのが特徴とされています。

威厳を備え、眼光鋭い「シマフクロウ」とは違い、エゾフクロウには何とも言えない愛嬌があります。かつては道内各地で身近に見られたようですが、環境の変化により生息数自体は著しく減少しているそうです。

今日は寒さも緩むとの予報だった為、以前から気になっていた場所に、探しに行ってみました。

国道から山道に分け入ること数km。目を凝らして辺りを見渡すと、思ったより早く見つけることができました。

木の真ん中あたりに出来た樹洞に、一羽のエゾフクロウがじーっとしています。

もう午前10時頃ですから、夜行性のフクロウとしては休息タイムのようですが、見ていると時々首を回したり、上を見上げたりしています。さすがに細かい表情は分かりません。目は開いているのか閉じているのか。

慌てて写真を数十枚、ビデオを数分撮りましたが、写真は250mmの望遠レンズでは厳しいですね。

この場所は、愛好家の間では有名のようです。私の到着後10分もしないうちに3台の車が近づき、「いかにも」といった感じの男性陣が降りて来ました。もう静かに見ることが出来なくなったので、早々に撤収しました。                                             

                                                                 

こんなに小さくしか撮れませんでした。トリミングすれば良いのでしょうが。

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オジロワシとオオワシ

2011年12月21日 | 野鳥

先週の土曜日、阿寒国際ツルセンターを再訪しました。お目当ては、午後2時の給餌タイム。ウグイを与えるのですが、これを狙って、オジロワシやオオワシが飛来します。

給餌タイムをよく知っていると見えて、数羽のオジロワシが集まって来ています。オオワシも1羽いました。

カラスやトビも入り混じって、タンチョウと餌の奪い合いを繰り広げました。オジロワシは成功するケースもありましたが、オオワシは上から見ているだけでした。カラスは結構強く、自分より体の大きいオジロワシを追いかけたりします。                               

それにしても、天然記念物のオジロワシやオオワシの姿をこんなに簡単に見ることができるというのは道東ならではの贅沢です。ヨーロッパのバードウォッチャーなどからすると、垂涎の的だそうです。                                    

 

オジロワシ。上空を旋回しながら、チャンスを窺っています。                               

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タンチョウの抗議もものとせず、ウグイをキャッチして飛び立ちます。                          

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悠々と敷地の近くにある高い木に向かいました。そこで昼食にするのでしょう。          Img_1341  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオワシ。攻防戦には参戦しませんでした。意外と意気地無しのようです。                                                                  

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カモメのシシャモ漁

2011年12月12日 | 野鳥

釧路市内を流れる新釧路川では、今のシーズン、シシャモが産卵の為に遡上します。人間は川で漁をしてはいけませんが、カモメは別です。

上空を飛び交い、シシャモの姿を見つけると飛びこみます。首尾よく獲物をゲットすると一目散に飛び去ります。そうしないと他のカモメや鳥に追いかけられるからです。鳥同士のバトルも、なかなかの見ものです。                                                           

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