先週、
「親が考える中3生とリアルな中3生の姿との間にかなり差がある」
と書いた・・・
その一つが「学校ワーク」の取り組みの仕方。
親はワークを取り組んでいないわが子を見て、
「なんでやってないの!!」
「毎回、毎回、なんでそうなの!」
と怒りやため息とともに言葉をぶつけていることだろう。
どうしてうちの子はいつもこうなのかしら?
なんでもっと計画的に物事を進められないのかしら?
きっとこんなのうちの子だけ・・・
だが、しかし・・・
実際のところは・・・
親は一週間前までには計画的に終わらせるのが当たり前と思っているが、
実際の中3生に限らず、中学生全体をみるとそうでもない。
半数以上が一週間前から急いで取り組んでいるような状態だ。
(直前に確認テストとして利用している場合は全く別)
中学生の半数以上は、物事を計画的に進められないということ。
塾で見て、接しているとそんな感じかな。
もちろん、この当たり前がいいわけではない。
当然、物事は計画的に進められたほうがいい。
先を見通せる力を持っていたほうがいい。
広い視野を備えておいたほうがいい。
だが、そこにはそれぞれの成長の過程が関係しているのかもしれない。
皆、やらなければならないことは分かっているはず。
それを実際の行動へと移すという精神。
目的意識を強く持てるかどうか。
目の前の勉強に素直に打ち込めるかどうか。
これらを備えていくのに適しているのは、
幼少~小学生の時期であるようにも感じる。
逆に大人になり、仕事に就けば、
否応なしにやらなければならない状況に追い込まれていく。
その真ん中に位置する中学生・・・
一定の自我を持つ彼らに行動を促していくには・・・
大人同様、否応なしにやらなければならない状況に追い込むしかないのだろうか・・・
ここまでしなければならないのか?
という気持ちもあるが・・・
これも必要なことであるのかもしれない・・・
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