＜周りを気にし過ぎるな＞

今日は１年でもっとも寒いといわれる大寒。

これから２月中ごろまでは寒さもより厳しい。

それにあわせてか、天気予報も雪であったのだが。

日曜から月曜にかけて予想されていた雪は降らなかった。

昨日の夜は、２回ほど窓から外を見たが、

いつもと変わらない景色。

予報を見ると、「これは避けられないか？」

という感じだったのだが。

まあ、これで今日の入試も明日からも心配は無くなった。

良かった良かった。


大学受験生はセンター試験も終わり、

いよいよ受験シーズン到来といったところだ。

ここから追い込んでいかないと。


ちなみに昨日までのセンター試験ではトラブルで再試験の

対象となった受験生が過去最多の１２１１人となったようだ。

英語のリスニングテストでは、受験生の携帯電話が鳴ったり、

試験監督者が誤って試験を早く打ち切ったり。

それぞれに悪気は無いはずだが(そうでなくては困る)

思ってもみないことが起こるものだ。


高校受験生も同様だが、試験中にどんなことがあっても

動揺しないように心構えをしておかなければならない。


近くの席の受験生の咳がうるさい。

鼻をかむ音が気になる。

貧乏ゆすりが激しい。

おならをされた。


会場に行けば何かしらの事態には遭遇するだろう。

これは避けられない場合がある。


しかし、それでも自分は集中して試験に取り組まなくてはならない。

何があっても集中しなければならない。


こういう時の集中力は日頃から鍛えておく必要がある。

それはどうやって鍛えるかというと、

多少の物音の中で勉強をすることを常日頃から行えばいいのだ。


家などで勉強するときは偉そうに振る舞い、

「今、集中しているのだから静かにしてっ！！」

と言う子がいると思うのだが、

それに家族が従う必要は別に無い。


まあ、時と場合にもよるが、毎回それに従ったが故に

シーンとしたところでしか集中できない子になっても困るのだ。


塾で生徒を見ているとそこの集中力に個人差がある。

直ぐに「うるさーい！！集中してるんだからっ！」と言う子もいれば、

周りの動きに全く動じずに黙々と取り組める子もいる。


その点で１番集中力があるのは、高校生のＳかな。

家には小さい兄弟がいて、その中で勉強をしているようだ。

Ｓいわく、

「家よりうるさいところなんか無いですよ。

だから大抵は平気ですから」とのこと。

この域に達すれば、これからの大学受験や将来の仕事において

どんな状況下でも自分の力を発揮していけるだろう。


様々な環境の中でも自分の世界に深く入ることができるか。

塾では、皆が集中して勉強している環境なのでなかなか

その訓練にはならないかもしれないが。

その機会があれば、中学生や小学生においても今後を見据えて、

諭し、鍛えていかなければならない点だろう。