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美瑛の「四季」

北海道フードマイスターの宿主が綴る「今日もない物ねだり」

電気自動車ってどうなんだろう?

2011-12-17 17:41:00 | クルマ
日本カーオブザイヤーの最新選考(2011-2012)において、日産のリーフが今回のカーオブザイヤーに選ばれました。リーフと言うクルマが選ばれたことについて、少し僕なりの考えを書いてみます(想像の部分が多いので、ご存知の方やお気づきの点がありましたら、どうぞコメントなどにご指摘ください)。

リーフは、プラグインのEV(電気自動車)である、ということが選考の最大の理由であると選考コメントに記載されています。リーフは今までのハイ・ブリッド車と異なり、一切の化石燃料(ガソリン&軽油など)を使用せず、すべての動力源を電気に頼っています。
これは即ち走行中に一切のCO2を排出しないにほかならず、環境面で秀でた特性と評価されていると思います。この、リーフの最大の長所が逆に一番気になるのですが、リーフを充電するための電気はどうやって発生しているのでしょう?プラグインという家庭のコンセント(コネクトの形状は全く独自のものですが)からの充電となれば、大雑把に火力、水力、原子力が3分の1ずつで賄っている、ということになります。火力発電であればその時点でCO2が発生しますし、水力発電でしたら山岳部の環境破壊とは無縁でいられません。また、原子力発電の問題は、ここで書くのがはばかられるほどに多くの問題を孕んでいると言わざるを得ないでしょう。
果たしてEV(電気自動車)が環境に本当にいいのかどうか、もう少し具体的なことが明確にならないと、あまり安易に「環境にやさしい(この言い方自体が大いに疑問)」とは判断できないのではないでしょうか?

大排気量で、同じ距離を移動するのに何割も(クルマによっては何倍も)ガソリンを消費してしまう場合は論外ですが、例えばハイ・ブリッド車のように、1Lあたり30km以上走るクルマと、完全なプラグインのリーフと、本当はどちらがCO2の排出量が少ないのか、環境に負荷をかけないのかは今一つはっきりしない(つまり本当にリーフが良いのかどうか、わからない)ような気がします。
少なくともハイ・ブリッド車は、少ないガソリンを使ってはいますが、充電する必要はありません。昨年はホンダのハイ・ブリッド車が、一昨年はトヨタのハイ・ブリッド車が選ばれて、ついに今回は完全な電気自動車にその栄冠が付与されることになりました。

何だか電気自動車にケチをつけるような文面になってしまいましたが、そうではなくて、ちょっと曖昧な気がしませんか?という疑問を書いてみました。
もちろんこの先家庭で発電をする可能性は大いにあります(主にはソーラーパネルによって)。そういった自前の電気を使えば、圧倒的に環境に負荷をかけないクルマには違いないでしょうから、少なくとも今以上にリーフの優位性は確実なものになるはずです。ただ、やみくもに電気、電気と言うのではなくて、電気を作る元まで気にしてみるのもいいように感じました。


愛車について考える・・・。

2011-12-16 05:17:34 | クルマ
しばらく更新が滞っておりました(ごめんなさい)。その言い訳をしようと思います(読みたくない、というご意見多かろうと思いますが、強行します)。
12月初旬に帰省すると同時に戻って来るはずだった愛車が、点検に出したまま帰って来ません。少し重傷で、札幌の正規ディラーまで運ばれて行ってしまったのです。原因はウォーターポンプからの水漏れで、ポンプごと交換することになりました。もう1台、軽トラがありますが、こちらはスタッドレスを持っていませんので、積雪後は冬眠。つまり現在ウチにはクルマが無い!状態が続いていたんですよね。あれこれ愛車に文句を言っちゃうことがないわけではないんですが、いないと有難みもひとしおです。愛車が無いと、写真を撮る機会が少なくて、それでご報告できる記事が無かったというわけなんです(あまり説得力のない言い訳、以上でございます)。

そんな我が愛車、14日に修理が終わったので昨日(15日に)札幌まで引取りに行ってまいりました。久しぶりに乗る愛車は、愛知でお借りして運転させてもらったクルマたちのような新しい便利さは何一つありませんが、長年使った「勝手知ったる」運転しやすさは、それはもう抜群でした。
帰りは思い切って三笠から桂沢湖畔沿いの、山越えのルートを選びました。一番恐れていた札幌市内の雪が少なくて、路面はアスファルトが出ているところがほとんどでしたので、これなら山越えもいいかなぁ・・・と甘く見たのです。久しぶりの愛車も何だかすごく運転しやすかったこともありましたし。

ところがこれが大きな間違いでした。三笠市内は除雪した雪を運ぶダンプで渋滞傾向でしたが、市内を抜けると流れが良くなりました。少しゆっくり走る大型の後ろでもたもたしていると、ワゴン車が2台追い越して行きました。
僕もしばらくしてその大型を抜き、そこそこ快調に走っていたのです。ところがすぐに別の大型に追いつかれて、気が付くと僕の後ろには大型ダンプが何台も数珠つなぎになっているじゃありませんか!道を譲ろうにも山間部でエスケープゾーンはないし、直線の路肩に止まっても、降り出した雪と大型の巻き上げる雪で、僕のクルマを全ての大型がうまくよけて行ってくれるか心配です。ずっと制限速度で走っていましたが、この雪の激しい山道を、さぁ、とっとと走れとばかりに迫る大型ダンプの群れに押されて必死にハンドルを握りました。直線で少し左によって1台追い抜いてもらったところ、追い越された瞬間に吹雪の中に入ったように視界が無くなり、大きく曲がった道から落っこちそうになりました。これじゃ抜かしてもらうにも、気が抜けません。

桂沢湖から富良野までの45kmを、そんな感じで手に汗握りながら60km以上のスピードで雪の中を走りました。富良野市街にたどり着いた時の脱力感と言ったら、それはもう筆舌に表せない(と大げさに言いたい!)ものだったのです。富良野から美瑛までは35km程度でしょうか、こっちは路面がアイスバーンで危険ですが、道も信号もわかっているので、1度右折するタンクローリーに追突しそうになりましたが、無事に家に到着しました・・・。

3時に札幌を出て、家に着いたのが6時。この季節では早いですよね。でも、もう桂沢湖の道は避けたいな、と思いながら30分ほどストーヴの横で爆睡してしまいました。
最近「そろそろクルマを代えなくちゃ」と思っています。代えるというわけではないのですが、11年目になる愛車プジョー206をお客様のお迎えに出動させることにちょっぴり疑問がわいているのです。嬉しいことにこの愛車、10年たっても飽きのこない可愛いヤツで、もうご容赦を!とクルマがネをあげるまで乗り続けるつもりです。それでも、度重なる入院で、ここ一番の時に、もし「動きません」では困りますよね・・・。タイヤ交換や洗車などは自分でやりますから、おおむねクルマの健康状態はわかるのですが、昨年からフロントのサスペンション、マフラー、そして今回のウォーターポンプとけっこうな部品交換が続いています。

できればあんまり大きくないワゴンのようなハッチバックのクルマがいいですね。4mちょっとの全長で、4ドア(5ドア)。できればマニュアルのミッションで、長年乗り続けることができるクルマがいいな。トヨタでしたらアベンシス、スバルでしたらレガシーが候補になると思うんですが、4m75cmという全長のこれらのクルマが、果たしてどれだけ必要なのか首をかしげてしまいます。いっきにニッサンのノートやホンダのフィットと言うサイズまで小さくすると、さすがに4人のお客様をご案内するのは難しそうです。ウィッシュ、ウィングロード、ストリーム、インプレッサと書き出せばきりなく候補が出てきますが、最後はゴルフが残ったりするのでしょうか・・・?あれ、これらのクルマってマニュアル・ミッションあったかなぁー。
それ以前に、最優先課題は資金繰りです。自営業者になってからお金を借りるということも、一苦労です。僕には会社のサラリーと言う信用がないので、銀行も気安くお金を貸してなんかくれません・・・。かと言ってまとまって動かせるお金があるわけもなく、いろいろ考えなくちゃいけないことはありますね。


VWの新しいコンパクト・カーに思わず惹かれて。

2011-11-16 07:31:26 | クルマ
時々楽しみに見ているCG(Car Graphic)のweb版。ここのところ気にしているのは、VW社の新型upです。これってサイズからしたらどう見たって先代のLupoの後継。前にL、後ろにpがついてLupoになるのか?とも書かれていますが、どうやらupでデビューをするようです。

夏と秋にいらしたお客様、レンタカーをお借りになる際に「今、同額で1サイズ大きなお車をご用意できますが、いかがでしょう?」とすすめられて「いえ、お願いした小さなサイズで充分です」とおこたえになってFitでいらっしゃいました。当館で過ごされながら「これで、十分なんだよね」と。
そうなんです!クルマって大きくなりすぎていないでしょうか?1975年に日本で初めて正規販売されたVWのゴルフというクルマは、初代ヴィッツくらいの大きさでした。全長3725mmと4mを大きく割るサイズ。幅だって1610mmしかありませんでした。それが今や長さは4210mm(これは小さく抑えられている方かな)、なんと横幅は1790mmと、1代前のフェアレディさえしのぐサイズになってしまいました。日本の伝統的なドメスティック・カーの代名詞クラウンだって、最初は今のカローラよりもうんと小さなボディだったんです。

主に安全性を重視するために、ドアの厚みが増えたりもしたのでしょう。それを勘案したっていくらなんでも今のクルマは大きいよなぁと思う僕です。僕は元来クルマ好きで、年間2万キロ近く乗ってしまいます。その僕でさえ、大きなクルマって必要なのかなぁーって疑問に感じてしまいます。こんなにトランクが大きいとか、後席の足元が広いとか言い出せばきりがないと思いますが、結局クルマに乗っている時間ってあんまりたいした長さでもないのではないでしょうか?トランクに目いっぱい荷物を詰め込むことってどのくらいあるのでしょう。後席に人を乗せることって1年に何回あるのかな(僕はしょっちゅうお客様に乗っていただきますけど)。
そう考えてみると、俄然小さな車に興味を持ってしまいます。そんなところに舞い込んできたwebCGのニューカーup。3540mmの短いボディ。横幅だって1641mmしかありません。「これで充分なんだよね」と、また秋にいらしたお客様の一言が聞こえてきたような気がしました。

ちなみに、このwebCGのアクセスランキングをふと見てみると、このupがランキング1位に・・・。皆さん見ているところ一緒なんですね。

補足:画像はwebCGからの切り抜きです。