日本カーオブザイヤーの最新選考(2011-2012)において、日産のリーフが今回のカーオブザイヤーに選ばれました。リーフと言うクルマが選ばれたことについて、少し僕なりの考えを書いてみます(想像の部分が多いので、ご存知の方やお気づきの点がありましたら、どうぞコメントなどにご指摘ください)。
リーフは、プラグインのEV(電気自動車)である、ということが選考の最大の理由であると選考コメントに記載されています。リーフは今までのハイ・ブリッド車と異なり、一切の化石燃料(ガソリン&軽油など)を使用せず、すべての動力源を電気に頼っています。
これは即ち走行中に一切のCO2を排出しないにほかならず、環境面で秀でた特性と評価されていると思います。この、リーフの最大の長所が逆に一番気になるのですが、リーフを充電するための電気はどうやって発生しているのでしょう?プラグインという家庭のコンセント(コネクトの形状は全く独自のものですが)からの充電となれば、大雑把に火力、水力、原子力が3分の1ずつで賄っている、ということになります。火力発電であればその時点でCO2が発生しますし、水力発電でしたら山岳部の環境破壊とは無縁でいられません。また、原子力発電の問題は、ここで書くのがはばかられるほどに多くの問題を孕んでいると言わざるを得ないでしょう。
果たしてEV(電気自動車)が環境に本当にいいのかどうか、もう少し具体的なことが明確にならないと、あまり安易に「環境にやさしい(この言い方自体が大いに疑問)」とは判断できないのではないでしょうか?
大排気量で、同じ距離を移動するのに何割も(クルマによっては何倍も)ガソリンを消費してしまう場合は論外ですが、例えばハイ・ブリッド車のように、1Lあたり30km以上走るクルマと、完全なプラグインのリーフと、本当はどちらがCO2の排出量が少ないのか、環境に負荷をかけないのかは今一つはっきりしない(つまり本当にリーフが良いのかどうか、わからない)ような気がします。
少なくともハイ・ブリッド車は、少ないガソリンを使ってはいますが、充電する必要はありません。昨年はホンダのハイ・ブリッド車が、一昨年はトヨタのハイ・ブリッド車が選ばれて、ついに今回は完全な電気自動車にその栄冠が付与されることになりました。
何だか電気自動車にケチをつけるような文面になってしまいましたが、そうではなくて、ちょっと曖昧な気がしませんか?という疑問を書いてみました。
もちろんこの先家庭で発電をする可能性は大いにあります(主にはソーラーパネルによって)。そういった自前の電気を使えば、圧倒的に環境に負荷をかけないクルマには違いないでしょうから、少なくとも今以上にリーフの優位性は確実なものになるはずです。ただ、やみくもに電気、電気と言うのではなくて、電気を作る元まで気にしてみるのもいいように感じました。

これは即ち走行中に一切のCO2を排出しないにほかならず、環境面で秀でた特性と評価されていると思います。この、リーフの最大の長所が逆に一番気になるのですが、リーフを充電するための電気はどうやって発生しているのでしょう?プラグインという家庭のコンセント(コネクトの形状は全く独自のものですが)からの充電となれば、大雑把に火力、水力、原子力が3分の1ずつで賄っている、ということになります。火力発電であればその時点でCO2が発生しますし、水力発電でしたら山岳部の環境破壊とは無縁でいられません。また、原子力発電の問題は、ここで書くのがはばかられるほどに多くの問題を孕んでいると言わざるを得ないでしょう。
果たしてEV(電気自動車)が環境に本当にいいのかどうか、もう少し具体的なことが明確にならないと、あまり安易に「環境にやさしい(この言い方自体が大いに疑問)」とは判断できないのではないでしょうか?
大排気量で、同じ距離を移動するのに何割も(クルマによっては何倍も)ガソリンを消費してしまう場合は論外ですが、例えばハイ・ブリッド車のように、1Lあたり30km以上走るクルマと、完全なプラグインのリーフと、本当はどちらがCO2の排出量が少ないのか、環境に負荷をかけないのかは今一つはっきりしない(つまり本当にリーフが良いのかどうか、わからない)ような気がします。
少なくともハイ・ブリッド車は、少ないガソリンを使ってはいますが、充電する必要はありません。昨年はホンダのハイ・ブリッド車が、一昨年はトヨタのハイ・ブリッド車が選ばれて、ついに今回は完全な電気自動車にその栄冠が付与されることになりました。
何だか電気自動車にケチをつけるような文面になってしまいましたが、そうではなくて、ちょっと曖昧な気がしませんか?という疑問を書いてみました。
もちろんこの先家庭で発電をする可能性は大いにあります(主にはソーラーパネルによって)。そういった自前の電気を使えば、圧倒的に環境に負荷をかけないクルマには違いないでしょうから、少なくとも今以上にリーフの優位性は確実なものになるはずです。ただ、やみくもに電気、電気と言うのではなくて、電気を作る元まで気にしてみるのもいいように感じました。