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美瑛の「四季」

北海道フードマイスターの宿主が綴る「今日もない物ねだり」

夜更けのお客様

2011-02-23 02:20:45 | 写真と機材
夜9時近く、インターホンの音にちょっとびっくりのにゃんごろ&けろぴ。
「こんな時間に・・・?」
とインターホンに出たけろぴが「小川さん(仮名)がいらしたよー」と。
ご近所では、遅寝遅起きの小川さんなので、まだ宵の口ってところでしょうか・・・?さっそくけろぴと一緒に玄関までお迎えに行きました。あ、何やらカメラをぶら下げています。そうそう、小川さん、最近デジタル一眼レフカメラを買うって、あれこれお迷いだったんだ。
小川「やっと来たんやー」
にゃん「あ、やったー。いいですねー。どうです、調子は?」
小川「うん、カメラはいいんだけど、腕がね」
さっそく触らしてもらって、液晶に撮った画像を出して見た。
にゃん「あー、いいじゃないですか。愛犬のレオンもばっちり」
小川「そーかなー?明日までお貸しするので使ってみて?」
にゃん「え、いいんです?せっかく来たばっかなのに?」
小川「いいよいいよ、使って感想聞かせて」

そんなわけで、今手元にあるNikonのデジタルカメラD90。小川さんは、1か月以上もどのカメラにするか、さんざんお悩み中でした。そんな小川さんの迷える炎に油を注いだのがにゃんごろであります(小川さん、ごめんなさい)。この頃気になるカメラはデジタル一眼というレフ(ミラー)がない機種。コンパクト・デジカメと似たようなサイズながら、レンズはもちろん交換できて、高性能な機種が増えてきました。さらに既存のいわゆる一眼レフタイプでも2強のCanonとNikon始めペンタックス等にも素晴らしい商品がひしめいているので、初めてのデジタル一眼をチョイスするのは、選択肢がありすぎて難しいのかもしれません。
小川さんはフィルム一眼がNikonでしたので、そのレンズ資産を活かすべくD90にされた次第。何だかせっかく購入した愛機を一晩お貸しいただくのは申し訳ない気もしますが、せっかくなので触らせてもらいました。手に持つと大きさ・重さ・形状が自然になじむいい感じです。そしてシャッターを切ったそのフィーリングは、Nikonらしい精巧なメカを感じさせる上品なもの。あー、いいなぁ。全然インターフェイスがにゃんごろのCanonのものとは違うのに、すんなり操作方法もわかっちゃった。噂ではNikonは少し使い手を選ぶ操作手順が賛否両論のような気がしたけど、これなら使いやすい気がするなー。一晩、楽しませていただきまーす!


まだ引っ張る・・・D60(Canon)?

2010-11-01 03:43:14 | 写真と機材
レンズテスト・・・なぁーんて大げさなことをやるつもりはないんですが、当館でがんばっている古参のカメラがこれ。2002年秋購入したので丸8年、9年目に突入しました。ここまで使うか、さっさと新規更新を!とお言葉を頂戴しそうですが、今でも動くしにゃんごろくらいの撮影技術でしたら、これでもいいのかもなぁと思ってもいます。こういう気持ちってちょっと微妙で、モノを大事に使いたいが3割くらいで、こうした妥協点の低さが進歩を削ぐが2割くらいで、ただお金がもったいないしなーが5割くらいでしょうか・・・?

いずれにしまして、昨日丘で100枚近く撮った時には、最後は電池が息絶え絶え。1枚撮っては電池切れで電池交換し、もう1枚撮ってはまた電池切れ・・・。電池だけでも何とかしようと思いつつ、寿命のどこまで続くか知れないこのカメラの保守にお金使うのもなー、と思ってかれこれ1年以上経ちます(なんとも決断力のない)。あ、そうでもないか。昨年けろ君用にkissX2なるカメラを買ったんでした(この写真もそのカメラで撮りました)。kissX2はX4が市販された今、2世代前の機種ですが、実に良く写って重宝しています。軽いしねー。

さて、今日のお題は(なんて軽い気持ちでお読みください)、2枚の写真50mmマクロと18-55で撮っています(答えは記事の末尾に)。マクロはF2.5(開放)で1/13。18-55は焦点距離48(なかなか50どんぴしゃには出来ませんね)、F5.6(いちおう開放)、1/5(手振れ防止作動)です。両方手持ちで(机に手を固定しましたが)、少しトリミングだけしています。Raw撮りでLightroom現像、その後Photoshopで画質はいじっていません。

1/5秒ってすごいですよねー。こんなシャッタースピードって、絶対手振れ防止なしではあり得ないです。マクロの精細な写りはとっても好きですが、レンズの重さも18-55よりも少々重いんだなー(280g:200g)。手ぶれ防止ついて、ズーム3倍の18-55ってかなりコストパフォーマンス高いなぁ!どちらか1本だけって場合は迷わず18-55を選んじゃいますが、にゃんごろは50マクロも大好き。ズームしないレンズって、どうしようもなく不便なんですが、その代わりに得られるちょっとしたキレのいい画質にほろりと酔ってしまう

あ、お答えですが、最初の画像がマクロ50mm。2枚目が18-55の48mmでーす。2枚目はさすがに1/5秒だけあって手振れ補正Onでも目で見てわかるほどにぶれていました。この2枚の違いがわかった方はマニアですねー。にゃんごろ同様レンズ沼に落っこちないようにくれぐれもご用心を。にゃんごろはさすがにレンズの前にカメラかなー。

写真好きvsカメラ好き?

2010-04-09 18:24:47 | 写真と機材
写真が好きか、カメラが好きか、と問われたら「両方好き」と答えてしまいますが、この頃身にしみてきたのは、レンズのことです。フィルムがメディアだった時には、カメラボディの差はあんまりなかった(撮れる写真の差のことですが)ように思います。どのレンズを選ぶか、そしてどんなフィルムを選ぶか、の方が影響が大きかったのではないでしょうか。

ところがカメラがデジタルになって、画像がデジタルになると、カメラの構造やセンサーのデキや画像処理ソフトの差で、それぞれのデジタルカメラの「個性」みたいなものが出てきました。うーん、やっぱりいいカメラが使いたい・・・、そう思う気持ちをうまく刺激して、各カメラメーカーともしのぎを削りながらも、ものすごい販売台数を伸ばしてきました。
にゃんごろも、いいカメラが欲しい!そう思う気持ちがなかなかおさまらないのですが、昨年手に入れたデジタル・カメラのデキがすこぶる良いことに気づいて見ると、やっぱり写真に大きな影響を及ぼすのはフィルムに相当するカメラのセンサーよりも、レンズだということを思い知らされます。
ちなみににゃんごろの好きなレンズは何本かありまして、そのうちの1本がコレ。70mmから200mmの焦点距離はそこそこ遠くまで綺麗に捕らえてくれるし、撮ったままでコントラストの高いシャープな写真に仕上げてくれます。案外軽いのも重宝しますしね。

ただし・・・、少し(いやよーく、だな)冷静になって考えて見ると、写真のデキって何をおいても腕なんですよね。さらに言うとセンスかな。それを忘れてやれカメラだ、レンズだと物欲に走ってみたところで、目の覚めるような素晴らしい写真が撮れるわけじゃない・・・。
でも、モノに対するこだわり、というのがまた別にありまして、そのレンズを付けていると思うと、何となくいい写真が撮れるような気がする。さらに言えば、もし冴えない写真しか撮れなかったら、言い訳できないみたいな。そんな魔法にかけてくれるレンズの1本が、この70-200F4L。好きだなぁ!

意外と出番が多くなってしまう・・・。

2010-01-06 18:06:36 | 写真と機材
およそ8年前の2002年の秋、ニャンゴロは清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで、デジタル1眼レフカメラを手に入れました。当時は相棒ともどもサラリーマンで、傍から見たらバブリー(って死語ですかね?)な振る舞いもあったように思います。
当時デジタル1眼レフカメラは、まだまだごく限られた機種しか市場にありませんでしたし、性能も価格も今とは比較になりませんでした。この時入手したカメラの大雑把なスペックですが
・機種:Canon EOS D60
・センサーサイズ:APS-C
・解像度:630万画素(有効)
・ISO感度:100-1000(400以上は厳しいです)
・液晶サイズ:1.8型(11.4万画素) 詳しくはこちらを
と、この程度でした。今でこそエントリーモデル以下の性能ですが、当時のEOS7譲りのボディはけっこうしっかりしていましたし、シャッターの感触も悪くない。それで約2万枚を7年で撮り続けました。使っているうちに愛着も沸きますし、自分の体もこの機械の操作にどんどん馴染んで行きます。

その一方で相棒用のコンパクト・デジタルカメラもスペック的には見劣りするとともに、ついにメディアの入手さえ困難になってしまいました。メディアはスマート・メディアを使ったオリンパス製の機種を愛用していました。で、昨夏、清水ほどではありませんが、ちょっと背伸びをして、デジタル1眼レフKiss-X2にチェンジしました。レンズは使いまわししたいので、同じCanon製にしました。

新しく登場したKiss君、スペックは最新のエントリークラスのものでD60より随分高性能ですが、メカ的にはあまりお金をかけて作られているわけではないようです。もちろん重量軽減にも配慮されてはいますが、各種操作パーツの剛性感やシャッターを切ったフィーリングはD60には及びませんし、ファインダーも少々暗いようです。7年使って仕様を熟知しているD60を思うと、自分はあまり使わないだろうな、というのが購入時の正直な気持ちだったのです。
ところが、冬も近くなる頃から相棒のX2を横取りして撮ることが多くなって来ました。どうしてかって・・・、それは撮った画像の「質」がかなり違う。おまけにRawで撮ったデータをソフト(Light room)で現像する時にちょっといじる場合も、その耐性が格段にX2の方が破綻しません。うーん、デジタルカメラって、7年も経つとここまで差が開くんですね。

ニャンゴロは13年前からデジタルカメラを使い出して、電池やらメディアやらいろいろな変遷を経験しました。新しい機種が素晴らしいスペックをひっさげて市場に出てくるたびに「うわぁ、良さそうだなぁ」と欲しい気持ちが揺れました。でも、そろそろそのお祭り気分にも区切りを付けたい気持ち。ひとつの新しいハードが世に出てきて、その性能が毎年良くなって行く過程は、興味ある人にとっては楽しいものです。
でも、その性能をいつまでも追いかけ続けることもできません。いつかはハードのスペックが成熟して、5年から10年に1度更新するくらいのペースになって欲しいです。テレビやクルマが少しそんな傾向になって来たように(テレビはここ数年新技術で活気付いていますが)、デジタルカメラもそんな時代になって来るといいな(もちろん、カメラメーカーの方には、新しいブレーク・スルーを研究していただきたいと思います)。 そんなニャンゴロが今欲しいのは、フル・サイズのセンサー搭載機。でも、ちょっと手が届きそうにありません。清水ってよりは・・・、十勝岳くらいに高そうです。あー、今日もないものねだりは続きます。