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美瑛の「四季」

北海道フードマイスターの宿主が綴る「今日もない物ねだり」

フルサイズ機の1眼レフ発表に、ちょっとそわそわ!

2012-10-23 16:44:53 | 写真と機材
少々きたない(手振れの)画像で失礼します。手持ち6分の1ですと、僕にはこれでもいい方です・・・(それにしても、結構ブレてますね。見にくくて再度ごめんなさい)。

先般Canonから最小最軽量のフルサイズ1眼レフデジタルカメラ 6Dの発表がありまして、自身の諸環境も顧みずにそわそわしています。まだ会社勤めをしていた頃に、自分の立場も考えずに購入した最初の1眼レフデジタルカメラが同社のD60でした。2002年9月下旬のことだったと記憶しています。今から考えると、実にショボいスペックながら、いい値段しました。今カメラ店に並んでいる中でしたら、5D Mark3の発売当時くらいの価格でした。
さすがにこのカメラを手にしてからは、それまでの2年に1度コンデジを買い替えるようなことはなくなり(できなくなり、が正しいかな)、少しずつレンズを買う方にシフトして行ったような経緯がありました。

それ以降デジタル1眼レフカメラは少しずつ市民権を得て行き、同時に価格もだんだん手の出しやすい範囲に移行して来たと思います。僕がD60を手に入れてから、3年後のある日(2005年9月初日だったような気がします)、Canonからフルサイズ・センサーを搭載した5Dが発表になりました。名古屋の5D体験会場まで、わざわざ触りに行ったのが9月3日。触れた途端にフルサイズ病にかかってしまった僕は、その価格の敷居の高さに悶々としつつ、ほどなく愛知県から北海道美瑛町に移住することを決断。趣味の世界に、それなりの手持ち資金を回すことのできる余裕はなくなってしまったのです。

えーと、どうしていきなりこの写真が出て来たのかがやっと説明できそうですが、あれから7年が過ぎた今、CanonとNikonから、今までにない価格帯でフルサイズの1眼レフカメラが発表になったからなんです。先行したのは今回はNikonで、どちらの機種も
・今までにないサイズと重量(小ぶりで、軽量なカメラ)。
・フルサイズ機として、堂々たるスペック(フルサイズ入門機としては十分)。
・価格を抑えめに。
の3点は、共通したコンセプトのように思えます。Canonの方がより小型軽量で、普段使いに差支えないサイズですが、まだ発売は12月になってからとのこと。一方のNikon機は、すでに発売されたこともあって、最初はCanon機よりもちょっぴり高かった市場価格が、ここの所逆転して、わずかに手が出しやすくなってきています。さらには細かいことですがCanon機にはないストロボも内蔵している・・・。
それじゃレンズは?と考えた時に、あ、そうだ、1本だけあったぞ!と思いついたのがこれ。なんと30年以上も前に最初に購入した1眼レフカメラ(もちろんデジタルじゃなくて、フィルムです)Nikon FEとセットで買ったF1.4の明るいレンズです。
もっともマニュアルフォーカスでコーティングも旧態依然のこのレンズじゃ、最新のフルサイズ機が可哀そうな気もしますが、とにかく写真を撮るためのレンズはこいつがあるなと・・・。

うーん、でも、さすがにマウント変えてまでNikonに行くかなぁ・・・?それはやっぱり・・・ないよね。

いずれにしても、新製品発売間もないご祝儀価格が終わるまで、しばらく様子見。ここのところずーっと様子見ばっかりなんですけどね・・・。


GF2とEOS KissX2の写りは・・・?

2012-03-25 15:58:35 | 写真と機材
少しGF2の使い勝手のことを書きましたので、せっかくある僕の2台のカメラの写り具合を比較してみます。写真の比較をする場合に、出来る範囲で条件を同じにする、ということが大前提ですが、ものぐさの僕のことですから、全然イコール・コンディションにはなっていませんので、そこを加味して見ていただけないでしょうか・・・?

まず、KissX2は、発売開始が2008年3月下旬ですから、すでに4年落ちの機種ってことになります。一方のGF2は2010年の年末ですから、1年半弱でしょうか。断然GF2の方が新しいマシンです。それから使うレンズもぜーんぜん違います。GF2はセットの14-42(35mm換算ではおよそ28-84mm)のズームレンズですし、KissX2は17-40(同じくおよそ27-64mm)です。いちおうCanonはLレンズという高性能をウリにしたレンズですが、GF2は普及品レンズと言えると思います。概ね被写体が同じくらいの大きさになるように撮りましたが、三脚立てて厳密にやっておりませんので、その分も考慮に入れて見ていただければ幸いです。

さて、ご覧になった方はどちらかわかりますでしょうか?いちおうF5.6でどちらも撮ったと思います。僕にはこの程度の大きさだと、大して差を感じることは出来ません(目が、その程度ってことでしょうね)。ただピントが合っていない部分(例えば写真上端部分)のボケ具合は、遥かにKissの方が綺麗にボケてくれています。これはセンサーサイズに起因するものですから、F値を合わせても同じになってはくれません。画像をクリックしていただけると、もう少し大きな写真を見ていただけます。

なお、画像はどちらもLightroomというソフトで、明るさなどの調整を僅かに行っています(コントラストはいじっていません)。どちらもAvモード(絞り優先AF)での撮影ですが、まったく同じ明るさには撮れませんので、似たような明るさにしてみました。
もうお分かりの通り、メディアの4GBの文字の読みやすい下の写真がGF2で、よりボケの綺麗な上の写真がKissX2です。絞りを同じにしても、センサーサイズの違いで、フォー・サーズのCMOSを持つGF2はあんまりボケてはくれません。

ちなみに、この写りとは全く関係ありませんが(と、いつもの脱線です)、4GBのメディアも1,000円でお釣りがもらえる価格になったんですね!1眼レフのデジタルカメラが出たばかりの頃、128MBのコンパクトフラッシュが1万円以上していました。こんなちっぽけなメディアが1,000円弱って、高いなとも思えないでもないですし、かって数万円した価格から思うと、激安の価格になりました。僕にしてみたら、ここまで価格が下がったことに対して、ちょっといいなと思っています。
またスマートメディアやその後継(かな?)のxDピクチャーカード、またSONY独自のメモリースティックなどのメディアが乱立した頃と比較したら、今はどのかめらにもSDかコンパクトフラッシュかどちらかが使えようです。概ねメディアの共通化が進んでいるように思います。

Lumix-GF2の使用感、まずは1回目です

2012-03-24 03:23:30 | 写真と機材
Panasonicのデジタル1眼カメラ、GF2が当家にやって来て、1週間余り。あれこれ使ってみての感想を記してみます。

1.    携帯性が抜群にいい!
今までレフ(ミラー)付きのいわゆる1眼レフしか使ったことがない僕にとって、この携帯性は圧倒的なフットワークの良さを感じます。軽いことももちろんですが、とにかく小さいので、ちょっとしたバッグに入れるのに、全然邪魔になりません。
1眼レフだと、持っていきたいけどどうするかな・・・?と思うことがないではなっかたのですが、このGF2というカメラはそんな迷いを綺麗に吹き飛ばしてくれました。いるかいらないかはわからないけど、とりあえず入れておこう。そんな気分にさせてくれます。

2.    ファインダーがない。
携帯性とのトレード・オフで、GF2にはファインダーがありません。ですから、写真を撮る際には、液晶画面(3.2インチと大きさは十分です)を見ながらとなります。はっきり言ってピントが合っているかは、厳密にはわからないと思います。それはファインダーがあっても同じですが、見やすさでは断然ファインダーの方が上。
実はオプションで取りつけることもできますが、それも電子ビュー・ファインダーですから、厳密には実像をレンズを通して見ているわけではなくて、デジタル処理された画像を見ているものになります(それで十分だと思うんですけどね)。この電子ビュー・ファインダーだけは、ちょっと気になるパーツですね。ファインダーのいい昔ながらのカメラを知っている僕たちの世代にとって、液晶だけって言うのはどうしても物足りない感じです。

3.    意外に写りのいいレンズでは?
今のところRawでは撮っていませんが、これからRaw主体で行こうかなと思えるほど、写りは悪くないと思います。市販されてもいない(単品で売れるほどの性能がないんじゃないかな、少し安上がりにデキているんだと思う)カメラとセット販売されているズームレンズ(14-42)でも、綺麗に被写体を切り取ってくれます。
Panasonicは、Canonと同様自社製の撮像センサー(CMOS)を持つ、数少ないメーカーで(あとは日本ではソニーですね、たぶんシェアはソニーが断トツでしょう)、このセンサーの評判はけして高くはないと思っていました。でも、セットの安価なレンズと自社製センサーながら実に素晴らしい写りなので、意外な驚きでした。
このことは、このカメラのコスト・パフォーマンスの著しい高さを感じさせるものだと思います。

4.    USBのインターフェイスがしっかりしています。
どうしてもCanonの一眼レフ(と言ってもKISSですけれども)と比較すると、あれこれ妥協せざるを得ないGF2ですが、液晶の見やすさともうひとつUSBのインターフェイスのがっちり感は遥かに勝っています。
CanonのUSBのインターフェイスはいかにも貧弱で、不具合(長い間使っているうちに、ちゃんと接続できなくなってしまった)が散見されるようですが、GF2(Panasonicのカメラ全般でしょうけれども)のインターフェイスはすごくしっかりしています。差し込む深さもちょっと深めで、安心して繋げられますね。

5.ちょっとした雑感です。
僕は、USBのインターフェイスくらい各社で同じにしてもいいのになぁと感じます。1眼レフのカメラは、レンズのマウントが各社で違い、すでに大きな互換性を失っているわけですが、電池、メディアに加えて、こんなUSBの形状でさえ変えてしまうメーカーのやり方って何だか納得できないですね。
マウントは、各社がしのぎを削る「写真のデキ」に極めて大きくかかわる部分ですから、おいそれと共通には出来ないでしょう。でも、電池とUSBの形状くらい同じにしても、シェアには関係ないと思うなぁ(何と言ってもレンズのマウントで縛られているんだもの)。そして、そこそこのコストダウンにだってなると思うんだけど・・・。


永遠の(いつまでたっても)憧れのカメラ・・・。

2012-03-16 23:42:25 | 写真と機材
2005年だったと思うんだけど、Canonから心ときめくデジタル1眼レフカメラ、EOS5Dが発売なりました。早く見てみたくて、当時住んでいた愛知県岡崎市から、名古屋の新製品発表会まで見に行きました。
当時、デジタル1眼レフが随分浸透し始めていたカメラ市場で、この5Dというカメラはフルサイズ(いわゆる35mmフィルムと同じ大きさ)の大きなセンサーを持った、感度の優れたカメラでした。フルサイズのセンサーを奢ったカメラは、当時同社から出ていた1Dsというプロ用の平気で50万円もするカメラしかありませんでしたから、初値30万円、その後20万円程度まで価格を下げたこのカメラは、カメラ好き&写真好きの愛好家にとって垂涎の的でした。もちろん僕も5Dに憧れた一人です。と同時に、少々お金遣いが大胆だった会社勤めをしていた当時の僕でも、買うには至らなかった高値の花でもありました。

その衝撃的な5Dの発売から3年、2008年の秋に5D Mark2なる後継機が市場投入されます。これまた3年間のデジタルカメラの進歩をたっぷり詰め込んで、魅力的なスペックをひっさげて登場したMark2は、デザインも少々あか抜けて、まさに洗練と実力を兼ね備えた新製品でした。
このカメラも似たような価格で市場に出てきましたが、ついに今年2012年に入って、15万円台まで価格が下がってきました。写真を使って宿のホームページを作ったり、Facebookに投稿しますから、いつかは欲しいと思いつつも、でもやっぱり高嶺の花には違いありません。このカメラが少し価格を下げてきたのは、ついに3年半の時間を経て、後継機のMark3が先般発表されたからだと思います。

発表なったMark3は、意外にもEOS5Dの前2機の路線を変更して、画素数(センサーの受光体数の多さですよね、写真にした時の画像の緻密さに直結するものだと思います)を現状維持して来ました。それまではその当時の圧倒的な画素の多さと、おそらくは画素の多さに起因する写真の素晴らしさをウリにして来たわけですから、大きく舵を切ったと言えそうです。
画素数微増ながら、高感度(ISO感度、露光に対するセンサーの感知度合でしょうか)域におけるノイズの少なさは3段分ほど改善して、さらには弱点だったAF性能などが、大幅に強化されて実に高バランスの、素晴らしいカメラになって今月末には市場投入される模様です。

もちろん・・・と、胸を張ることもないのですが、新製品ですから、価格はまた30万円を大きく超えたプライスカードが付けられるようです。と言うことは当然のことながら僕にとっては高根の花であり、憧れの対象であり続けるわけでもあります。
そして、気になる従来品Mark2の価格はそのおよそ半額まで下がって来ているみたいですね・・・。もちろんMark2のスペックで十二分の僕にとっては、こちらの方がより現実的なのかもしれませんが、それでも憧れの対象であることに変わりはありません。7年以上も憧れの対象で居続けるEOS5Dって、本当に素晴らしいカメラだと思います。

しばらく僕は、PanasonicのLumix GF2を使い倒すつもりです。


デジタルカメラGF2を、仲間にしました♪

2012-03-14 01:24:59 | 写真と機材
先日Canonから、新しいカメラ5D_Mark3が発表されました。5Dシリーズも3代目になり、ますます魅力的になりましたね。この5Dと言うシリーズの初代が市場に現れたのは、2005年の初秋の頃です。その時からずっと僕の憧れのカメラであり続けていますが、どうやら3代目となった今回も「憧れ路線」継承になりそうです。いつか手に入れたいなぁと思いつつ、でもそう簡単には手に入らないもの、いっぱいあります。裏を返せば果て無い物欲があるとも言えるでしょうか・・・?

そんな5Dのニュースを横目で見ながら、旭川の家電量販店でパソコン用紙やらインクやらの消耗品を何点か買いに行きました。ついデジタルカメラのコーナーにもうろちょろと見に行くと、PanasonicのGF2というデジタルカメラが目に入りました。
このカメラも初代GF1当時からちょっといいなぁと思っていた機種で、2代目になってさらにコンパクトでタッチパネルの使いやすさもアップしていました。久しぶりに手に取ってみると、僕の手にもカミさんの手にもすっぽり収まって、ちょうどいい小ささです。液晶を見ながら周囲を撮影していると、目ざとく店員さんに見つかって、早速売り込まれてしまいました。「このシリーズは後継機種が出て(GF3)、今めちゃくちゃお得価格でご提供中です。展示機と新品はあと1台のみございます」とのことでした。プライスカードを見ると、29,960円とあります。レンズも2本付いていて、確かにお買い得だなぁと感じましたが、この場でじゃ買いましょうという価格帯の商品でもありません。「あ、見させてもらってるだけなんで」と言って、必要な消耗品を買い家に戻りました。

それでもGF2のことが気になって、何かちょっと大きな買い物をする時に良く参考にしている“価格Com”で実勢価格を調べてみました。すると、42,000円を超えた価格が最安値となっていてびっくり!あー、これは買い損ねたぞーと。1万3千円近くも、言わば展示入れ替えのための処分価格?で売り出されていたんですね?
それなら・・・、と明日もう一度出かけてみて、あったら縁があったと思って買おうということで、翌日再トライすることにしました。

翌日また美瑛よりの旭川市にある家電量販店、100万ボルトへ出かけました。ほぼ開店と同時に着いたのに、何と30人ほどの人が並んでいるじゃないですか。これは出遅れたよなと、ちょっとがっかりしていましたが、入店して昨日の場所に行くとまだ商品カードが2枚残っています。そして2枚目には展示品と書かれています。
展示品ならもうちょっとオマケしてくれるんだろうかと思いつつ、縁あって買うと決めて購入しました、GF2!

使い勝手や撮ってみた写真については、これから少しずつアップして行こうと思います。美瑛の風景は引き続きCanonのカメラで撮るつもりですが、新顔のGF2には、主にお料理やパン、デザートやワインを主体に撮って行こうと思っています。
料理を作っている最中にサッと手軽に写真を撮って、また続きの料理を作るのに手間が少なそうです。被写体(例えば料理やデザート)に、18cmまで近寄れる14mmの小さくてまずまず明るいレンズが付属していたのも、好条件だと思っています。