
先般Canonから最小最軽量のフルサイズ1眼レフデジタルカメラ 6Dの発表がありまして、自身の諸環境も顧みずにそわそわしています。まだ会社勤めをしていた頃に、自分の立場も考えずに購入した最初の1眼レフデジタルカメラが同社のD60でした。2002年9月下旬のことだったと記憶しています。今から考えると、実にショボいスペックながら、いい値段しました。今カメラ店に並んでいる中でしたら、5D Mark3の発売当時くらいの価格でした。
さすがにこのカメラを手にしてからは、それまでの2年に1度コンデジを買い替えるようなことはなくなり(できなくなり、が正しいかな)、少しずつレンズを買う方にシフトして行ったような経緯がありました。
それ以降デジタル1眼レフカメラは少しずつ市民権を得て行き、同時に価格もだんだん手の出しやすい範囲に移行して来たと思います。僕がD60を手に入れてから、3年後のある日(2005年9月初日だったような気がします)、Canonからフルサイズ・センサーを搭載した5Dが発表になりました。名古屋の5D体験会場まで、わざわざ触りに行ったのが9月3日。触れた途端にフルサイズ病にかかってしまった僕は、その価格の敷居の高さに悶々としつつ、ほどなく愛知県から北海道美瑛町に移住することを決断。趣味の世界に、それなりの手持ち資金を回すことのできる余裕はなくなってしまったのです。
えーと、どうしていきなりこの写真が出て来たのかがやっと説明できそうですが、あれから7年が過ぎた今、CanonとNikonから、今までにない価格帯でフルサイズの1眼レフカメラが発表になったからなんです。先行したのは今回はNikonで、どちらの機種も
・今までにないサイズと重量(小ぶりで、軽量なカメラ)。
・フルサイズ機として、堂々たるスペック(フルサイズ入門機としては十分)。
・価格を抑えめに。
の3点は、共通したコンセプトのように思えます。Canonの方がより小型軽量で、普段使いに差支えないサイズですが、まだ発売は12月になってからとのこと。一方のNikon機は、すでに発売されたこともあって、最初はCanon機よりもちょっぴり高かった市場価格が、ここの所逆転して、わずかに手が出しやすくなってきています。さらには細かいことですがCanon機にはないストロボも内蔵している・・・。
それじゃレンズは?と考えた時に、あ、そうだ、1本だけあったぞ!と思いついたのがこれ。なんと30年以上も前に最初に購入した1眼レフカメラ(もちろんデジタルじゃなくて、フィルムです)Nikon FEとセットで買ったF1.4の明るいレンズです。
もっともマニュアルフォーカスでコーティングも旧態依然のこのレンズじゃ、最新のフルサイズ機が可哀そうな気もしますが、とにかく写真を撮るためのレンズはこいつがあるなと・・・。
うーん、でも、さすがにマウント変えてまでNikonに行くかなぁ・・・?それはやっぱり・・・ないよね。
いずれにしても、新製品発売間もないご祝儀価格が終わるまで、しばらく様子見。ここのところずーっと様子見ばっかりなんですけどね・・・。