木につかまって、横顔を見せているアカゲラ(エゾアカゲラってのが正しいらしいです)。羽は美しくて、けっこう大きな鳥(鳩より少し小さくしたくらいですかね、少しスリム)。たまーにウチにもやってきて、家に穴を開けるのは勘弁願いたいものですが、愛くるしい表情は憎めない。

アカゲラに限らず、美瑛には鳥たちのたくさんいること。コガラやシジュウカラ、木を下に螺旋状に歩き回るゴジュウカラってのもいます。ヒワやヒタキの仲間も畑で目にしますし、大胆不敵なカケス君も。先日ここに掲載させていただいたリスもちょくちょく見かけます。できればなつけてしまいたくなる様な小鳥や小動物が、次から次へと現れては去っていきます。うーん、できればもっと頻繁に見てみたい。うーん、うーん・・・もっと身近に見てみたいなぁ!
それで思いつくのが、鳥の巣箱と餌台。敷地内にあるシラカバや栗の木に巣箱をかけて、テラスの端に餌台を置けばきっとしょっちゅういろいろな小鳥やリスと会えるはず。実際にそうして餌付けしているご家庭も何軒もありますし、そこに現れるリスたちの微笑ましい姿には、思わずにっこりしてしまいます。
でも、どうなんでしょうか、ちょっと踏み切れないにゃんごろ。餌付けされた鳥たちは、嬉しいのかなぁ。時おりヒマワリの種をもらいに来るリスは、お腹がすかなくてホッとしているんだろうなぁ・・・。
野生の小動物と、うまく(それは要領よくってことじゃなくて)お付き合いするのって難しい。先日も友人の家で餌台に散っている鳥の羽が事件の余韻を物語っていました。餌台に来た小鳥を狙い撃ちしたテンの仕業。テンだって生きるのに必死です。きっと機転の利くネズミ達は、草木も眠る(って今はこれっぽっちも生えてないけど)深夜にこっそり食べに来ているんじゃないかな。
自然、例えばそれが手付かずの原生林だとしたら、それはもう日本にはほとんどないのかもしれない。でも、もう少し大雑把に言ったら、自然ってまだまだ残っています。護岸されていない川岸にも、潮溜まりの磯にも、そして美瑛の林にも・・・。もうしばらく「自然」のまま見守ってみようかな。餌台は当分お預け。でも、自然っぽい鳥の巣箱なんかくらいは、許されないかな・・・。うーん、どうでしょう。もうちょっと考えて見よう。
そんなこと言ったって、ケムシがリンゴの木にいると、目の敵にして取っている。なんか贔屓してるよね。カメムシだってすぐに撃退しているくせにさ。ますます・・・混乱するなぁ。