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美瑛の「四季」

北海道フードマイスターの宿主が綴る「今日もない物ねだり」

今日の訪問者は・・・。

2010-04-29 23:39:59 | 美瑛の生き物たち
美しい瑠璃色の羽を持った、存在感のある鳥、カケス君。この頃当館の庭によく出没する。秋には栗の実を、にゃんごろと競争で取り合うのだが、鳥って絶妙のタイミングでまさに「美味しいところ」を持っていくんだよね。だから栗の実る頃にはにっくきヤツでもあるんですが、その美しい姿はなかなかカッコいい。
木の実が好物のカケス君ではありますが、力強くてけっこう大きくて、「菜食主義者」の風貌でもない(昆虫とかも食べるらしいですね)。見た目は肉食系のシャープさもあります。大きさだって鳩に負けていないんじゃないかなぁ。

そんなカケス君、意外と神経質に周囲に気を使っていますが、ここのところ当館の庭でのんびりしている。地面の上をのそのそ歩いていることも・・・。全体にオレンヂっぽいカラーの頭部に翼の肩部分の美しいブルーと、そして黒い嘴と瞳。アカゲラもそうだけれども、こうした大き目で、美しい鳥がごく身近にいるのは、やっぱり北海道ならではかもしれません。

また今年の秋も、ウチの庭の栗の実を競争で取ろうネ!

リス君徘徊中。

2010-04-22 11:45:02 | 美瑛の生き物たち
朝ご飯を終えて庭に目を向ける。ほとんど雪がなくなってきました。昨秋の枯葉も一緒に地面が現れて、ちょっとばばちいかな・・・。よく見ると、緑の芽があちこちに出てきていて、しばらくすると雑草も元気に伸びてきそうです(あー。頭が痛い!)。

すると、庭を横切る茶色い生き物発見!リスに違いありません。あ、2匹いる。じゃれあいながら、昨年秋に落ちた栗のイガを一生懸命調査しています。あ、3匹目も登場だぁ!
「これも、ない。これも空だ。食べるものがないぞ!」とでも言いたげなリス君、でも痩せこけているわけではないようなので、安心しました。30分近くも庭の栗の木周辺を走り回っていましたよ。

野鳥や小動物に関する、悩ましいコト!

2010-02-21 23:42:44 | 美瑛の生き物たち
木につかまって、横顔を見せているアカゲラ(エゾアカゲラってのが正しいらしいです)。羽は美しくて、けっこう大きな鳥(鳩より少し小さくしたくらいですかね、少しスリム)。たまーにウチにもやってきて、家に穴を開けるのは勘弁願いたいものですが、愛くるしい表情は憎めない。

アカゲラに限らず、美瑛には鳥たちのたくさんいること。コガラやシジュウカラ、木を下に螺旋状に歩き回るゴジュウカラってのもいます。ヒワやヒタキの仲間も畑で目にしますし、大胆不敵なカケス君も。先日ここに掲載させていただいたリスもちょくちょく見かけます。できればなつけてしまいたくなる様な小鳥や小動物が、次から次へと現れては去っていきます。うーん、できればもっと頻繁に見てみたい。うーん、うーん・・・もっと身近に見てみたいなぁ!

それで思いつくのが、鳥の巣箱と餌台。敷地内にあるシラカバや栗の木に巣箱をかけて、テラスの端に餌台を置けばきっとしょっちゅういろいろな小鳥やリスと会えるはず。実際にそうして餌付けしているご家庭も何軒もありますし、そこに現れるリスたちの微笑ましい姿には、思わずにっこりしてしまいます。

でも、どうなんでしょうか、ちょっと踏み切れないにゃんごろ。餌付けされた鳥たちは、嬉しいのかなぁ。時おりヒマワリの種をもらいに来るリスは、お腹がすかなくてホッとしているんだろうなぁ・・・。
野生の小動物と、うまく(それは要領よくってことじゃなくて)お付き合いするのって難しい。先日も友人の家で餌台に散っている鳥の羽が事件の余韻を物語っていました。餌台に来た小鳥を狙い撃ちしたテンの仕業。テンだって生きるのに必死です。きっと機転の利くネズミ達は、草木も眠る(って今はこれっぽっちも生えてないけど)深夜にこっそり食べに来ているんじゃないかな。

自然、例えばそれが手付かずの原生林だとしたら、それはもう日本にはほとんどないのかもしれない。でも、もう少し大雑把に言ったら、自然ってまだまだ残っています。護岸されていない川岸にも、潮溜まりの磯にも、そして美瑛の林にも・・・。もうしばらく「自然」のまま見守ってみようかな。餌台は当分お預け。でも、自然っぽい鳥の巣箱なんかくらいは、許されないかな・・・。うーん、どうでしょう。もうちょっと考えて見よう。
そんなこと言ったって、ケムシがリンゴの木にいると、目の敵にして取っている。なんか贔屓してるよね。カメムシだってすぐに撃退しているくせにさ。ますます・・・混乱するなぁ。

「これ、うまいんだ」と言ってるようだけど・・・?

2010-02-08 19:05:49 | 美瑛の生き物たち
除雪していない道を、雪に埋もれながら丘の上まで。およそ400mくらいですが、少なからず息が切れました。でもって、最初は慎重に進んで行ったものの、丘の頂上付近では少々焦っていたために、よせばいいのに(と、いつも後になって思うんですよねー、と同意を求めてみる)小走りに。結果、長靴の中には大量の雪が入ってしまいました。うー、足がちめたい!!

残念ながらお天気には恵まれなかったな、と思っていると正午の音楽が遠く美馬牛小学校から聞こえます。いっけねぇ、家に戻らなくっちゃ!あわてて丘を降りて(この時もこれ以上は無理、というくらいに長靴の中は雪だらけに!)、クルマを走らせました。
すると、100mも行かないうちに、ぴょこぴょこと可愛い小動物が道をこちらに向かってきます。すぐに「あ、エゾリス君だ」と気づきました。実は美瑛は、エゾリスの出没頻度はかなり高い。当館の近所にも数匹家を構えている(庭で時折みかけます)。なかなか動きが早いので、ファインダーに収めるのは至難の技ですが、とにかくよく目には入ってくる。
今日はそっとクルマを止めて、足跡を追うと・・・あ、いました!木の幹の途中で、何やらお昼ごはんを頬張っています。何かな、木クラゲのような黒い薄いものを、美味しそうに一生懸命食べている。こうして見ると、手先の使い方が器用で面白い。

丘の上では雲が覆って来ちゃったけれども、こうしてチャーミングなリス君に出会えたので、「よし」としますか。あ、長靴の中が、さらに冷たくなってきました。おーっと、12時半近いや、にゃんごろもお昼ご飯にしようっと!

足跡の正体は・・・?

2010-01-08 16:41:23 | 美瑛の生き物たち
毎朝6時過ぎ、明るくなると家の周りを跳ね回っているのは、エゾリス君だ。このあたりに住み着いて、たぶん1年くらいになると思う。近くの憩が森公園から独立してきたのだろうか?夜明け前にそっと庭をのぞくと、雪の上を駆けながら次々と樹を渡って行く。

何やってるのかなぁ?コレと言うほどの美味しい朝ご飯にありつけるわけでもなさそうだ。すごく動きが早くて、写真に撮るのは難しい。かと言って足跡だけでお茶を濁してちゃつまらないですね、そのうちファインダーに収めなくちゃ。

こんな小さな生き物が、家の周囲で暮らしている。たぶん秋のうちに集めておいたどんぐりなんかを食べているんだろう。キツツキが来たり、リスが来たり、キツネも現れる。けして山深い1軒宿というわけではない当館のすぐ近くに、こうしていろいろな動物が住んでいる。
なんだかすごく豊かだな。あまりちょっかいを出さずに、静かに見守っていよう。これから先、5年後、10年後にも、こうして動物達に出会えたらいいですね。今日はまんざらないものねだりでもなくて、今のこの様子を大切にして行きたいな、ということで。