沖縄離島ふぉとぐらふ +Plus+

沖縄の写真を中心に、てきとーに記載しております。

島ヤギ

2009-08-29 | 与路島
与路島のヤギ小屋で飼われていたヤギ…。


少し離れた場所からでも、カメラを向けるとちょっとおどおどしていましたが、しばらく粘っていると、少し落ち着いてこちらを観察していました。




周囲のハイビスカスの花と葉っぱが額縁のような、お気に入りの一枚です。

サガリバナ

2009-08-18 | 与路島


夕方暗くなってから咲き、次の日の明け方には落ちてしまうという花、サガリバナ。


夜の間しか咲かないため、なかなか見ることができない比較的珍しい花であることから、「サガリバナを見るツアー」のようなものも、南の島では時々見かけます。




この写真は、与路島の小学校の裏の方にあるサガリバナの並木で撮影しました。

3夜連続で観察したところ、房の上の方から、1日目、2日目、3日目…というように、開花が降りてくるのがわかりました。
これを撮影したのは2日目ですが、翌日は下の堅く丸いつぼみが花をつけていました。

サバニ?

2009-08-15 | 奄美大島



奄美大島をドライブ中に、目に飛び込んできた、ちょっといい感じの風景。

通り過ぎた後、ハッとして、車をバックさせて写真を撮りに戻りました。



静かな海に浮かぶ、木でできた昔ながらの舟。

沖縄では「サバニ」といいますが、奄美ではなんと呼ぶのでしょうか。。。




エンジンのない舟が、今も現役で使われていることに、ちょっと驚きです。


堤防の向こうには、遠浅の海が広がっていたので、比較的波の静かな近場での漁に使うのかもしれません。

ハブ棒

2009-08-12 | 与路島



しようしようと思いつつ、更新がなかなかできませんでした。

前回の記事に書いた、ハブ棒の詳細です。


沖縄では私はあまり見た記憶がないのですが、奄美では、どこの集落に行っても、あちこちでこの棒が目につきました。
(フゥ~さんによれば、宮古の池間島にはあったとのこと。)



数メートルおきに石垣に立てかけてあり、わかりやすいように先端の20センチくらいを赤や黄色に塗ってあるものも多かったです。



使い方は…

道を歩いていてハブに出会ったら、おそわれる前にこの棒をさっと掴んで追い払う!

…簡単?ですね。(笑)










ただ、ハブ棒がこれだけあちこちにおいてある割には、
「私は一度もハブを見たことがない」
なんていう島の人も少なからずいるようでした。

夜にあえて出歩かないようにしている人は、ハブに出会うこともないのでしょう。


ちなみに、ハブを生け捕りにすると、役場が3000円くらいで買い取ってくれるそうで、島の人のちょっとしたお小遣い稼ぎになるようで、
夜になると、ハブを探しの軽トラが畑道をさまよっている様子が見られました。

(なお、生け捕りにする場合は、このような棒きれではなく、金属と木を組み合わせた、専用の捕獲棒を使うようです。)




奄美では、「とにかくハブに気をつけろ」という感じが強く、
   道を歩くときも端の方を歩かない!
   草むらには絶対に足を踏み入れない!
…といった習慣が(たった数日の滞在にもかかわらず)身についてしまい、
こちらに戻ってきてからも、なんとなく草むらには近づいてはいけないような錯覚が、しばらく抜けませんでした。(笑)


サンゴの石垣の島

2009-07-29 | 与路島
奄美大島の南側に浮かぶ与路島(よろじま)。



サンゴ石の石垣があちこちに残されていて、古き良き時代の奄美の風情を残した島です。



奄美諸島にはハブが多く、石と石の間に隙間のあるサンゴの石垣は、ハブの住み家となりやすいことから、近年は次々とこのような石垣は撤去されて、コンクリートブロックの塀に置き換えられてきたため、他の島ではなかなかサンゴの石垣が見られなくなってきました。

しかし、与路島の集落では、このような石垣が比較的よく残されていて、集落のあちこちでこのような風景に出会うことができます。



沖縄の竹富島などのサンゴの石垣と違うのは、「一つ一つの石が平たい」ということ。

なぜこのような違いがあるのか、結局理由はわかりませんでしたが、平たい方が積みやすそうですね…。









ちなみに、左の方に見える棒は、ハブ撃退用の棒で、奄美の集落ではあちこちで見かけます。

諸鈍デイゴ並木

2009-07-21 | 加計呂麻島
「男はつらいよ」の最終作「寅次郎紅の花」の舞台になった、加計呂麻島(かけろまじま)諸鈍(しょどん)にあるデイゴの並木です。

デイゴは、赤い花を咲かせるマメ科の植物で、沖縄県では「県花」に指定されるなど、亜熱帯の沖縄や奄美地方ではよく見かける樹木です。

今回は時期的に花は咲いていませんでしたが、春から初夏にかけて、真っ赤な花をつけたデイゴがずらっと並ぶ風景は、きっと壮観なことでしょう。



「男はつらいよ」では、寅さんは、この並木沿いにある家で、恋人リリーとひっそりと暮らしている…という設定です。

実は、私が奄美に初めて強い興味を持ったのは、数年前に観たこの映画がきっかけで、以来、ずっと加計呂麻島に行ってみたいと思っていました。









相当の樹齢と思われるデイゴの巨木は、強い日差しの時でもさわやかな木陰を作り、海風のふく堤防の上は島の人たちの憩いの場になっていました。





山田洋次監督はこの作品の後さらに2本を予定していたため、渥美清氏が亡くなったことにより事実上最終作となってしまった本作では、完全なハッピーエンド(リリーとの結婚)という感じではありませんが、
寅さんとリリーは、いつまでもこの海の見えるデイゴ並木の島で暮らし続けているのではないでしょうか。

マネン崎

2009-07-15 | 奄美大島
昨日、ようやく関東地方も梅雨明けしたようです。

昨日は多少気持ちの良い天気でしたが、今日はかなり暑さが厳しいです。
夏本番の到来ですね。


さて、写真は、奄美大島の南部の「マネン崎」というところからの眺めです。

どのガイドブックにも必ず載っている有名な観光スポットではないようですが、車を運転中にたまたま見つけ寄ってみたところ、木に囲まれた円い「窓」の間から海を望む素敵な風景に出会えました。

水平線の左側は奄美大島(の陸続き)、右側は加計呂麻島。

二つの島の間の海峡の向こう側には、少々波のある海が広がっていますが、その手前に広がる内海は、いつもやさしく穏やかでした。

奄美より帰還しました

2009-07-11 | 奄美大島
一昨日の夜遅く、初めての奄美訪問から帰還しました。


奄美は、県としては鹿児島県になりますが、位置的にも沖縄本島のすぐ北にあり、文化・気候ともに沖縄と共通点が多い島です。


今回は、「奄美大島」(本島)とそのすぐ南に隣接する「加計呂麻島」(かけろまじま)、さらにその南西に位置する「与路島」(よろじま)を回ってきました。





上の写真は、奄美大島の南部にある高知山展望台というところからの写真です。

遠くに見えるのが、加計呂麻島との間の海峡です。

沖縄の海の代表的な風景が、「白い砂浜とエメラルドグリーンの海」であるとすれば、
奄美の海の代表的な風景は、「深い森に囲まれた、入り組んだ湾」ではないでしょうか。

海の色は、エメラルドグリーンと深い青が入り混じる感じで、沖縄の海よりも少し濃い印象を受けました。

そして、その海を取り囲む森は、「東洋のガラパゴス」といわれるだけあって、多種多様な生物を擁する亜熱帯の深い森です。



上の写真の手前の植物は、太古の昔から変わらぬ姿を見せる「ヒカゲヘゴ」という巨大なシダの仲です。












今回は、梅雨明けが長引いた関係から、奄美大島(本島)にいる間は、思いっきり晴れた!という瞬間が少なく、残念ながら、イメージしたような写真はあまりたくさんは撮れませんでした…。

のろのろタイミングですが、少しずつアップしていこうと思います。

梅雨明け

2009-06-28 | 宮古島


沖縄地方が梅雨明けしました!

平年より数日遅めのようです。



実は、今週の中頃から、奄美諸島に「出張」に行く予定です。(笑)



沖縄地方が梅雨明けしてから奄美地方が梅雨明けするまで、例年はだいたい2日~1週間程度…。

ハラハラしながら天気予報を見守る数日になりそうです。

サンゴのメッセージ

2009-06-21 | 渡名喜島


"AYA WAS HERE"

かな?

   後日訂正(笑): "AYLA WAS HERE"ですね、きっと。



夕暮れ時の渡名喜島の砂浜で見つけた、サンゴの破片で作られたメッセージ。

あやさん(アイラさん?)という方の、「ここにいた証し」のようです。




何もしないで海辺でのんびりするのが、この島での最高の時間の過ごし方。

そんなことを改めて教えてくれたように感じました。




それにしても、少しずつ違う色・形・太さのサンゴを組み合わせた、絶妙なバランスの文字。

このまま玄関の表札にしてもよさそうな、素敵なデザインです。

いすヤギ

2009-05-25 | 黒島


黒島にある雑貨屋さんの庭で飼われているヤギ。


オーナー手作り?のイスがお気に入りのようで、ずっとイスの上に座っていました。


地面に座るよりも、風が通って気持ちがよいのかもしれません。














ヤギは、デカ鼻写真がよく似合うと思います。

こちらもどうぞ。)

波照間島 ムシャーマ その2

2009-05-06 | 波照間島
引き続き、ムシャーマの写真をいくつか…。









↑鮮やかな緑の作業着と赤い鬼の面が、意外によくマッチしていい雰囲気です。

鬼が赤いのは、日本中共通なのでしょうか?(青鬼というのもいますが…。)








↑「ハロウィン」の仮面のようです。(笑)

でも、このあたりの、熱帯植物を身にまとった仮装は、昔からあったのでしょうか…?

雰囲気としては、宮古島の「パーントゥ」や悪石島の「仮面神ボゼ」にも通じるものがあるような気がします。









↑色黒で筋肉のたくましい、いかにも「島の男」といった感じで、カッコイイです。









↑このおじい?役は、棒術で戦いをする人たちを、間に入って仲裁するようなしぐさをしているように見えました。

たぶん、祭りの中で、そういう役割を持った者なのでしょう。

波照間島 ムシャーマ

2009-05-05 | 波照間島
8月頃の旧盆の期間中に行われる、波照間島の祭り「ムシャーマ」。

「豊年祈願」と「祖先供養」がテーマとされるこの祭りが行われる期間には、島外で暮らしている波照間島の出身者や親戚の人々が、一挙に島に集合します。

さらには、最近の八重山ブームもあって観光客もかなり多く、この日の島は一年中で一番の大賑わい。

前日の船のチケットでさえ、入手するのに一苦労しました。



一番上の写真の「ミルク」(弥勒)様を先頭に、様々な衣装を身にまとった島民の仮装行列が集落を練り歩きます。
伝統的な八重山や琉球の衣装を着た人から、ユーモアを狙ったとしか思えないような不思議な格好の人まで様々。

衣装だけでなく、三線、棒術、獅子舞、太鼓、笛…と、披露する技能も様々。

ベビーカーの赤ちゃん、それを押す若いお母さん、体操着で太鼓をたたく小中学生、農作業着をベースに仮装した青年、海や畑で鍛えた力強い肉体のおとうさん、ちょっとはにかみながら仮装しているお母さん、三線名人のおじい、しなやかな手つきで踊るおばあ…。
老若男女問わず、参加している人たちすべて、素敵な笑顔でした。


本当はお見せしたい写真がたくさんあるのですが、個人の顔がはっきり写った写真を無断で公開することははばかられるので、一部しかお見せできず残念です。





私が波照間島に興味を持った10年以上前から、ムシャーマを一度見てみたいと思っていたのですが、その夢が昨年の夏に叶いました。

とはいっても、意図したわけでなく、たまたま行ける日程が、ちょうどムシャーマの時だったので、もしかしたら島の神様が招待してくれたのかも…なんて、都合のいい解釈をしております。(笑)



次回、ムシャーマの時に島に行ける機会がまたあったら、それぞれの仮装が、祭りにおいて何を意味するのかを予習してから行列を見ると、さらに楽しめると思いました。













サクラ色

2009-04-11 | その他
今年も桜の季節がやってきた…と思っていたら、それも束の間、もう過ぎ去ろうとしています。


…完全に過ぎ去ってしまう前に、ちょうど満開の頃の写真をアップしておきます。


今日あたりは、すでにサクラ吹雪。地面に散った花びらが白い絨毯になっていました。





入学式や卒業式などの出会い・別れのシーズンに、日本の自然はなんと壮麗な演出をしてくれるのでしょうか。

この季節、満開のサクラを見るたびに、こんな日本に住んでいることを、改めて幸せだと感じます。





上の写真は、長女の入学式の時、小学校の校庭で撮りました。

ちなみに、入学して早々、3日目にインフルエンザで欠席…。
こんな季節なのに、周りでも流行っているようです。






備瀬のフクギ並木

2009-04-09 | 沖縄本島
2ヶ月以上も更新をおろそかにしてしまいました…。

別に何があったというわけではありませんが、ちょっと手をつけなかったら、なんとなくそのままずるずると。。。

またよろしくお願いします。



写真は、沖縄本島の本部(もとぶ)半島にある備瀬(びせ)という集落の、フクギ並木です。

フクギの木は、台風の多い沖縄で防風林として民家を守るために、昔から植えられています。本土では、防風林と言えば海辺と集落全体を隔てる松林が定番ですが、沖縄では、各家屋の垣根も兼ねてフクギを植えることが多いようです。そのため、フクギの並木が集落の風景に溶け込み、より生活に密着した感じがします。

この備瀬のフクギ並木もそのような感じで、海辺にある集落を取り囲み、かつ家々の間を縦横無尽に植えられています。1本1本の木も大きく、しかも細い道の両際にびっしり植えられているので、道を歩くと昼間でも薄暗いほどです。


備瀬のフクギ並木は、海洋博公園からすぐ近くにあります。美ら海水族館に行くときには、是非立ち寄ってみてください。(車を駐車場において、1時間くらいかけてゆっくり散歩することをオススメします。)