恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第十四話「バーガーショップ」
その日、私は久しぶりに駅の近くのCDショップに寄り道をしていた。
週3回とはいえ、塾のある日はどこにも寄れない。
昨日発売のアーティスト「小松崎瑠(こまつざきりゅう)」のニューアルバムを購入するためだ。
「せ~んぱい。」
と後ろから声をかけられて一瞬ビクっとする。
後ろを振り向くと、白いシャツが見えた。
そのまま声の聞こえたほうを見上げると・・・・
庄司君が、私のほうをみて微笑んでいた。
「先輩も小松崎瑠好きなんだ。」
「あ・・・うん。デビュー当時から」
「へぇ・・・そういえば、海藤先輩も小松崎瑠のファンだったよね。」
といいつつ、彼も買おうとしていた小松崎のアルバムを右手で軽く振る。
「うん。健人に瑠を薦めたのは、私かな。
結構、いろんなことに悩んだりしたときに、瑠の曲ってすごく心に響くから。
彼の歌詞の世界観とかものすごく共感できるし。」
大好きなアーティストのことになると、相手が憧れの王子様、庄司君でも顔を赤らめずに話しができるから不思議だ。
「本当に、俺たちと同世代のアーティストとは思えないよな。偉大だよ。小松崎瑠は。」
と言うとどちらかともなく、キャッシャーに向かった。
「あ・・・そうだ。先輩、この後時間ある?」
「え・・・」
袋に入れてもらった、CDをかばんにしまおうとしていると庄司君がひとなつっこい顔で訊いてきた。
「あ・・・。」
「今回のアルバムに入っている、バーガーショップってどこだか知ってる?」
「ううん。知らない。」
私は、庄司君の次の言葉を待った。
「ここの隣の駅のあのバーガーショップなんだって」
「ええ!!」
これは、びっくりの情報である。
「Twitterで小松崎の友達がつぶやいていたから、確実な情報だよ。」
彼はうれしそうに笑う。
「長崎や柏尾を誘ったんだけど、あいつら洋楽にしか興味ないから、今日、アルバムを買ったら一人で行こうって思ってたんだよ。」
「あぁ・・・え・・・っと、今日部活休みなんだ。」
「うん。試合ここんとこ続いていたし、3年生も引退したので、今日は休み。明日から新しい体制でスタートってとこかな。」
庄司君が笑う。
こんな太陽みたいな笑顔する人いるんだ。
私は、純粋に恋する乙女として庄司君の笑顔に見とれていた。
第十五話「二人」へつづく
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現在、こちらの「恋花」と愛憎物語~白と黒~を交互に連載しています。
「白と黒」
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小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)
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その日、私は久しぶりに駅の近くのCDショップに寄り道をしていた。
週3回とはいえ、塾のある日はどこにも寄れない。
昨日発売のアーティスト「小松崎瑠(こまつざきりゅう)」のニューアルバムを購入するためだ。
「せ~んぱい。」
と後ろから声をかけられて一瞬ビクっとする。
後ろを振り向くと、白いシャツが見えた。
そのまま声の聞こえたほうを見上げると・・・・
庄司君が、私のほうをみて微笑んでいた。
「先輩も小松崎瑠好きなんだ。」
「あ・・・うん。デビュー当時から」
「へぇ・・・そういえば、海藤先輩も小松崎瑠のファンだったよね。」
といいつつ、彼も買おうとしていた小松崎のアルバムを右手で軽く振る。
「うん。健人に瑠を薦めたのは、私かな。
結構、いろんなことに悩んだりしたときに、瑠の曲ってすごく心に響くから。
彼の歌詞の世界観とかものすごく共感できるし。」
大好きなアーティストのことになると、相手が憧れの王子様、庄司君でも顔を赤らめずに話しができるから不思議だ。
「本当に、俺たちと同世代のアーティストとは思えないよな。偉大だよ。小松崎瑠は。」
と言うとどちらかともなく、キャッシャーに向かった。
「あ・・・そうだ。先輩、この後時間ある?」
「え・・・」
袋に入れてもらった、CDをかばんにしまおうとしていると庄司君がひとなつっこい顔で訊いてきた。
「あ・・・。」
「今回のアルバムに入っている、バーガーショップってどこだか知ってる?」
「ううん。知らない。」
私は、庄司君の次の言葉を待った。
「ここの隣の駅のあのバーガーショップなんだって」
「ええ!!」
これは、びっくりの情報である。
「Twitterで小松崎の友達がつぶやいていたから、確実な情報だよ。」
彼はうれしそうに笑う。
「長崎や柏尾を誘ったんだけど、あいつら洋楽にしか興味ないから、今日、アルバムを買ったら一人で行こうって思ってたんだよ。」
「あぁ・・・え・・・っと、今日部活休みなんだ。」
「うん。試合ここんとこ続いていたし、3年生も引退したので、今日は休み。明日から新しい体制でスタートってとこかな。」
庄司君が笑う。
こんな太陽みたいな笑顔する人いるんだ。
私は、純粋に恋する乙女として庄司君の笑顔に見とれていた。
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