恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第十五話「二人」
部活は引退したし、ちょうど星波と俺の好きな小松崎瑠のニューアルバムを買いに行く予定だったから、放課後一緒に帰ろうと星波を誘おうと思っていたのに、担任に呼ばれた隙に帰ってしまったらしい。まぁきちんと約束していなかった俺が悪いのだが。
担任からは、もうそろそろきちんと進路を決定しろという、いつものお小言だった。
大学進学というのはもちろん決めていた。
バスケをやっていながらも両親に、部活と勉強の両立は必須といわれていたので成績もソコソコだった。
星波が通っている塾にも遅ればせながら、来週から通うことにした。
幼馴染の星波は、気心知れた男友達よりももっと一緒にいるのが精神的に楽だった。
俺の周りに寄ってくる女どもはみんな、見てくれだけはよくみせるが、下心がみえみえだった。
受験が終わるまでは色恋ごとにかまっている暇もなかったし、星波や紫苑がいるので女っ気は必要なかった。
お目当てのCDショップが見えるところまで来ると、自動ドアのところに星波の姿が見えた。
「おい・・・・せ・・・」
声をかけようと思って片手を挙げたところに、星波の後ろからひときわ背の高い男が見えた。
「し・・・・庄司・・・?」
庄司と並ぶと160cm無い星波はとても小さく見えた。
なんで星波が庄司と?
なんか俺はちょっと面白くない気持ちになった。
そりゃ何でもかんでも幼馴染の俺に報告する義務は無い。
でも・・・庄司はバスケ部の後輩だ。それも俺の後釜の新部長だ。
そんなことを考えていると星波と庄司はそのまま、駅に向かっていった。
あいつらどこへいくつもりだ・・・
俺は、無意識のうちにあいつらに見つからないように後をつけていた。
電車を一駅分乗り、二人は、駅前のバーガーショップに入っていった。
「あ・・・ここ・・・」
そういえば、今回の小松崎瑠のアルバムに入っている曲バーガーショップのモデルだって誰かがTwitterでつぶやいていたっけ。
窓越しに星波と庄司が笑い合っているのが見える。
星波は庄司が好き。
そんなのあいつの顔を見ていれば一発でわかる。
あいつが好きになるのは、いつもクラスで一番、かっこよくてスポーツ万能な男子だった。
あいつのそばには、俺のようなかっこいい男がいるのに
あいつはいつも違う男を見ていた。
「ち・・・ちょっとちょっと・・・・あれ見て!」
ふいに剣のある声が聞こえて、俺は振り向いた。
俺に話しかけているわけじゃないらしい。
「やべ・・・・」
その声の持ち主たちを見て俺は、その場から少し離れた。
~第十六話「幸せな時間」へつづく~
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現在、こちらの「恋花」と愛憎物語~白と黒~を交互に連載しています。
「白と黒」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/d3073ff87e14e5a2ad871b1de032f27e
小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)
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★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324
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第十五話「二人」
部活は引退したし、ちょうど星波と俺の好きな小松崎瑠のニューアルバムを買いに行く予定だったから、放課後一緒に帰ろうと星波を誘おうと思っていたのに、担任に呼ばれた隙に帰ってしまったらしい。まぁきちんと約束していなかった俺が悪いのだが。
担任からは、もうそろそろきちんと進路を決定しろという、いつものお小言だった。
大学進学というのはもちろん決めていた。
バスケをやっていながらも両親に、部活と勉強の両立は必須といわれていたので成績もソコソコだった。
星波が通っている塾にも遅ればせながら、来週から通うことにした。
幼馴染の星波は、気心知れた男友達よりももっと一緒にいるのが精神的に楽だった。
俺の周りに寄ってくる女どもはみんな、見てくれだけはよくみせるが、下心がみえみえだった。
受験が終わるまでは色恋ごとにかまっている暇もなかったし、星波や紫苑がいるので女っ気は必要なかった。
お目当てのCDショップが見えるところまで来ると、自動ドアのところに星波の姿が見えた。
「おい・・・・せ・・・」
声をかけようと思って片手を挙げたところに、星波の後ろからひときわ背の高い男が見えた。
「し・・・・庄司・・・?」
庄司と並ぶと160cm無い星波はとても小さく見えた。
なんで星波が庄司と?
なんか俺はちょっと面白くない気持ちになった。
そりゃ何でもかんでも幼馴染の俺に報告する義務は無い。
でも・・・庄司はバスケ部の後輩だ。それも俺の後釜の新部長だ。
そんなことを考えていると星波と庄司はそのまま、駅に向かっていった。
あいつらどこへいくつもりだ・・・
俺は、無意識のうちにあいつらに見つからないように後をつけていた。
電車を一駅分乗り、二人は、駅前のバーガーショップに入っていった。
「あ・・・ここ・・・」
そういえば、今回の小松崎瑠のアルバムに入っている曲バーガーショップのモデルだって誰かがTwitterでつぶやいていたっけ。
窓越しに星波と庄司が笑い合っているのが見える。
星波は庄司が好き。
そんなのあいつの顔を見ていれば一発でわかる。
あいつが好きになるのは、いつもクラスで一番、かっこよくてスポーツ万能な男子だった。
あいつのそばには、俺のようなかっこいい男がいるのに
あいつはいつも違う男を見ていた。
「ち・・・ちょっとちょっと・・・・あれ見て!」
ふいに剣のある声が聞こえて、俺は振り向いた。
俺に話しかけているわけじゃないらしい。
「やべ・・・・」
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