恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第十九話「犯人」
俺は、もう一方の手で持ってきた、ジャージを星波に差し出した。
「俺のだ。ちょっとでかいかも知れないけど、そのままじゃ風邪をひく。」
星波はコクリとうなずく。
星波が着替えやすいように俺は、そっと背を向ける。
規則的なすすりなきが聞こえながらも、星波はジャージに着替えているらしい。
俺は、無性に腹がたっていた。
あいつらに
星波をこんな目にあわせたやつらに・・・・
そして
もしかするとこうなるかも知れないとわかっていたにのに
事前に注意をしてやらなかった自分に・・・・
ふいに背中が温かくなった。
星波が、俺の背中に抱きつき、手を俺の胸に回す。
「ごめん。健人・・・・少しの間、背中貸して・・・・・」
「胸じゃなくていいのか?」
俺は、冷たくなった小さな星波の手に自分の手を重ねながら問う。
「うん。正面じゃ、泣き顔が恥ずかしいから。」
やがて俺のシャツを星波の温かい涙が伝う。
俺は、何も出来ない自分が悔しくて、握った手に力をこめる。
「2年生だと思うんだよね。私のこと、年増とかババァとか言っていたから。」
俺は、その言葉を聞くと、反射的に体をくるりとまわし、正面を向いた星波の肩に両手をおいた。
「傷つかずに聞けよ。犯人はたぶん、松田由香利と香川真理奈だ。バスケ部の2年生のマネージャーだ。お前も試合の時、会っているだろう。」
~第二十話「証拠」へつづく~
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現在、こちらの「恋花」と愛憎物語~白と黒~を交互に連載しています。
「白と黒」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/d3073ff87e14e5a2ad871b1de032f27e
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(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)
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★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
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