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詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

第七章「ときめき」愛憎物語~白と黒~

2012年01月27日 | 愛憎物語「白と黒」
【ご注意】

この小説は、今までの筆者の作風とはがらりと異なり、文中に若干の性的描写及び残忍な描写が出てきます。
ご了承の上お読みください。そういったものが、苦手な方はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。
本著書は、作者のオリジナルフィクションであり、登場する人物及び団体名は実在するものと全く関係ありません。

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第七章 ときめき

「長谷川君・・・・幸成君~でいいかな・・・?」
瑠璃が、頬を真っ赤に染めながら、俺にもたれかかってきた。
「瑠璃・・・・シャワー浴びたいな。」
と上目遣いで俺を見てくる。

今までも、何人もの女を抱いてきた。
金が自由に使える俺は、今まで女に不自由をしたことはなかった。

でも、金だけの付き合い。
一晩だけのアバンチュール
「恋人」という存在が、今までにいたためしがなかった。

瑠璃は、そういう意味では、俺にとってある意味「初恋」なのかも知れない。
一目ぼれをする奴なんて、「頭がイカれている」と思っていた。
まさか、俺が、瑠璃に一目ぼれをし、そして今、まさに俺の腕の中に落ちるかと思うと
興奮して胸がドキドキしてきた。

「その扉の向こうが、バスルームだから。ジャグジーにもなるし、ミストサウナにもなるし。ただ、瑠璃ちゃん、結構酔っているから気をつけたほうがいいよ。
バスローブは、新品があるからこれを使いなよ。
というと、俺は、真っ白なバスローブを瑠璃に渡した。

「ジャグジーにミストサウナなんてすごい!すごい!!」

「泊まっていくなら、明日の朝、使ったら?」

「うん。そうしようかな。じゃ、シャワーだけ借りるね。早くベッドルームも見てみたいし」

しれっとした顔で瑠璃が言う。
案外、遊びなれている女かも知れないと思ったが、そんなこともどうでもよくなってきた。

第八章「重なり合う」へつづく~



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第六章「億ション」~愛憎物語 白と黒~

2012年01月26日 | 愛憎物語「白と黒」
【ご注意】

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第六章  億ション

俺達は、マンションの最上階に位置する俺の部屋へと移動した。
親父の会社は、大阪にあるため、東京に仕事で出てくると親父は、この部屋にいつも泊まっていた。
そのおかげか、調度品も高級品ばかりで、大理石の床のリビングには、ミニバーまであった。
「すご~い!!このバーボンいくらするの?」
成美が、少しふらつきながら、高級バーボンを持ってきた。

「さぁな。飲むか?」
俺は、4人分のグラスと氷を用意した。

「私、バーボンとかスコッチとかって、めっちゃ酔っちゃう~」

瑠璃が、頬を赤くしながら軽くしなを作った。
そんな態度がめちゃくちゃかわいい。

「大丈夫だよ。酔ったら、幸成が介抱してくれるよ。なぁ。だから飲んで飲んで・・・」
と雄喜は、俺に意味ありげな視線を送りながら、瑠璃の前にグラスを置いた。

「あぁ。何なら泊まっていってもいいから。」
俺は、瑠璃の顔から目をそらしながら言った。

「うそ~うれしい!!」
瑠璃は歓声をあげながら一気にグラスを空けた。
「おいしい!!これなら瑠璃飲めるかも♪」
俺は、バーボンを飲み干す、瑠璃の白い喉元に見ほれていた。
「いいな~私も泊まりたい・・・」
成美が、頬をふくらませながら言う。
「だめだよ。二人のお邪魔だろう・・・・ほら、俺が送っていってやるから」
というと名残おしそうな成美の腕をひっぱって雄喜が立ち上がらせた。
「はいはい・・・・じゃあね~瑠璃、また明日ね。」
と言うと、成美は腕を雄喜の腕に絡ませた

~第七章「ときめき」へつづく~


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第五章「出会い」愛憎物語~白と黒~

2012年01月20日 | 愛憎物語「白と黒」
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第五章 出会い

俺と瑠璃の出会いは、合コンだった。
入学式で瑠璃の姿を一目見てから俺は、ずっと瑠璃が気になっていた。
でも、風の噂で瑠璃には、高校時代からつきあっている男がいるとのことだった。
そんな折、雄喜と同じサークルだった成美から
「瑠璃、彼氏に振られて傷心中だから、誰か誘って合コンをしない?」
と雄喜が言われたとのことだった。

雄喜が俺を誘ったのはきっと、俺がいれば金の心配がないからだという理由だろう。
でもそんなことは、どっちでもよかった。
ずっと見ているだけの存在だった瑠璃とお近づきになれるのであれば、なんでもOKだった。

俺達4人は、俺の親父のよく行く、高級イタリアンレストランへ行った。
俺の親父は、とある中小企業の社長だった。
大学生が、合コンでおいそれと使えるような店では無いこと、
雄喜の分も含めて俺が親父のカードで払うことが、彼女達を大いに喜ばし、楽しい時間が瞬く間に過ぎた。

雄喜は、最初から同じサークルの成美狙いだった。
俺達は、合コン後の目的を果たすために、言葉巧みに女性陣に酒を勧めた。
学生のバイト代では、絶対に食べられないような高級料理に銘々舌鼓を打っていた。
成美と瑠璃の頬が、酔いで赤くなってきた頃を見計らって、雄喜が言い出した。

「このあと、幸成のマンションで、飲まないか?マンションって言っても、俺達が一生住めないような億ションだぜ~」

自分の物でも無いのに、雄喜は得意そうに鼻を膨らませながら言った。

「うそ~行って見たい!!」
「私も・・・億ションなんて、長谷川君のお父さんって何やっているの?」
女性陣が一気に色めき立った。

~第六章「億ション」へ続く~↓
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第四章「黒い携帯」愛憎物語~白と黒~

2012年01月19日 | 愛憎物語「白と黒」
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第四章 黒い携帯

そうあの日、大学のゼミのレポートをやるために、俺は雄喜と一緒に図書室に来ていた。
雄喜がトイレに立ったとき、あいつの携帯の着信音が響いた。
「あいつ・・・マナーモードにしてないなんて」
周りの学生達が一斉に俺の方を見る。やむなく、俺は、雄喜の携帯を開くと、メールの着信だった。
《メール受信中・・・・・瑠璃》

俺の恋人の瑠璃からの受信だった。
何故、雄喜に瑠璃から?
まぁ雄喜も瑠璃も瑠璃の友達である雄喜の彼女、成美もお互いにアドレス交換をしているのだからおかしくはないのだが。
読んではいけないと思いつつも気になって、メールを開封した。

目に飛び込んできたのは、たくさんのピンクのハートマークだった。

「雄喜(ハート)。ゆうべの雄喜最高だったよ~。もう感じすぎちゃっておかしくなりそうだった(ハート)。今朝、起きたら、ベッドの枕もとに雄喜の腕時計置きっぱなしだったよ(ハート)今日、私、22:00までバイトなんだけど、そのあと、よければまた、私の部屋に来ない!?また、たっくさん愛し合いたいな~(ハート)」

(一体、どういうことだ・・・・・・)

その時、トイレから雄喜が帰ってくる姿が遠くに見えた。俺は、メールを削除し、携帯を閉じて元の場所に置いた。

~第五章「出会い」へ続く~




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第三章「白いシーツ」愛憎物語~白と黒~

2012年01月18日 | 愛憎物語「白と黒」
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第三章「白いシーツ」

アラーム代わりの携帯の聴きなれた音楽で、朦朧とした頭の中で、さっきまで見ていた悪夢を思い出していた。
俺の、横で瑠璃が、無防備な寝顔で眠っていた。
朝日を浴びて、肩まである髪が栗色に輝いている。

白い毛布から出ている白い肩に俺はそっと口付けをした。

「う・・・・うん・・・・幸成・・・おはよう。」

まだ、眠たげな目をこすりながら瑠璃が俺を見て微笑んだ。
この瞬間が、俺は大好きだ。この世の中の幸福すべてを手中に収めた気分になれる。
俺は、ゆっくりと瑠璃の髪をなでた。
大きな瞳が、甘えを持って小さく細められる。

おでこから、ほっぺ、そして唇へ
順番に愛を囁きながらキスをしていく。

「もう・・・だめ。起きなきゃ・・・」
「大丈夫。目覚まし、30分早めておいてあるから。」

ゆうべの余韻が再び目覚めて、俺は、瑠璃の全身にKISSをしていく。
瑠璃の潤んだ瞳が、より濃く色気をかもし出し、俺の身体も心も熱くなった。

「あ・・・。う・・・・ん」

俺の気持ちに呼応するように、瑠璃の身体も潤んでいく。
夜の帳の中で愛し合うよりも俺は、こうして
一緒に迎えた朝にもう一度、朝日もぬくもりを感じながら愛し合うのが好きだった。

吐息と吐息が交じり合い、ただよう空気も熱を帯びてくる。
魂と魂がぶつかり合い、瑠璃が俺の背中に爪をたてる。

「あ・・・・」

静から動、動から静へ
やがてどちらからともなく崩れ落ちる・・・・・

甘い吐息は、喜びのため息にかわり、愛を語り合った互いの身体を
真っ白なシーツの上に横たえる。

~第四章 黒い携帯へつづく~


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第二章「黒い闇」 愛憎物語~白と黒~

2012年01月13日 | 愛憎物語「白と黒」
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第二章「黒い闇」

「うん・・・・クック・・・・」
俺の掌に、瑠璃のかすかなぬくもりが伝わる・・・・
「なんで・・・・。幸成・・・・苦しいよ・・・・」

暗闇を照らす、一筋の月の光を浴びて、瑠璃の身体が軽くしなる。
俺は、両手でしめていた瑠璃の首元から左手を外し、親指と小指で赤く紅潮した瑠璃の頬をつかんだ。

「裏切り者を待っているのは、死だけなんだよ。」

俺の手から逃れようと、瑠璃が、頭を左右に振る。
俺は、首元と頬から両手を離し、乱暴に瑠璃の両手をつかむ。
ビクン
瑠璃の身体がかすかに震える。

「痛いよ。幸成。離してよ・・・・」

左手で瑠璃の細い両手首をつかみあげ、身体に巻きついたシーツをはぎとり
俺は、瑠璃の身体を見下ろした。

何度も何度も愛し合い、喜びもだえた瑠璃の身体が、今日はまるで知らない他人の身体に思えた。

「俺に隠れて、あいつと何をしていたんだ。あいつに何回やらせたんだ。」

俺の心に徐々にまた、あの真っ黒な嫉妬の渦が巻き起こってきた。

「お前は、俺のものだと言ったろう。お前は、俺からは逃れられない運命なんだよ。
何故って、俺は、お前を愛しているから。」

そういうと俺は、愛を囁いた唇を、恐怖でわななく瑠璃の唇に押し当てた。
震えながらもかみ締めた瑠璃の冷たい歯に俺の舌が割り込んでいく。

何度も交わした口付けも
あの日から、熱さをなくし、喜びの炎は鎮火された。
俺の口付けに全く反応をしない、抜け殻のような瑠璃・・・・・
お前は誰にも渡さない・・・・
まして、友達の雄喜になどは、絶対に・・・・
涙の筋が何本も描かれている、瑠璃の頬に口付けた。

「瑠璃。お前の心も、身体も一生俺のものなんだ・・・・」

恐怖に怯え、大きく見開かれた瞳から、再び幾筋もの涙がこぼれた。
そして俺の行為を拒絶するように、かみ締めた唇から、小さくカタカタと音が漏れた。

耳元から首筋にKISSをする。
胸元から足の付け根に・・
いつもと同じ道筋をたどり、やがて俺は、瑠璃の身体に自分を沈めた。

~第三章「白いシーツ」へつづく~↓
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新連載 愛憎物語~白と黒~

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「愛憎物語~白と黒~」
作:尾崎 詩絵里

プロローグ

愛という感情は
時にはやっかいな物になる

愛するが故
犯罪を 
犯したり
加担したり
身を滅ぼしたり

かわいさ余って
憎さ百倍

愛が憎しみに変わるとき
心は
何色に染まるのだろう




第一章「白いカーテン」

白いレースのカーテンの向こうに青白い月が見える。
ワイングラスに注がれた赤ワインが、中間色のライトに照らされ妖しく波を打つ。

もう一度、俺は、その芳醇な香りを口の中に含み
ピンク色の花びらのような瑠璃の唇にそそぐ・・・・・

「う・・・・ぅ・・・ん」
「どう?おいしい?」
「うん。」

瑠璃の白いのどが、ワインを飲み干すためにコクリと動く。

俺は、もう一度・・・今度は、口付けをするために瑠璃の、形のいい唇に
顔を近づける。
KISSをしながら、俺は、優しく瑠璃の上から毛布をすこしずつはぎとる。

白い肩、豊満なきれいな形をした胸・・・・
くびれたウェストが、月の光の下で青白く輝きを放つ・・・・・・

唇から、耳元へ
うなじから、胸元へ
俺は、ゆっくりと瑠璃を味わいながら全身にKISSをしていく。

それに呼応するように・・・・
瑠璃の唇から吐息が漏れ・・・・
やがてせつない喘ぎ声に変わり
瑠璃の身体が、熱く、潤っていく・・・・・

「愛しているよ。瑠璃」
「私もよ・・・幸成」

この世で一番愛する女の身体の中に自分自身を沈めていく甘いひととき・・



~第二章「黒い闇」へつづく~


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