「○○さんて生活の匂いがしないわね」とたまに言われる。
独身時代ならともかく、子供が大きくなってからまで言われた事があったので、なにか生活力に欠けてるような感じで少々心外だったが、この場合「生活の香りがしない」とは言わないから「匂い」と「香り」との違いは何だろう?
匂いには温度が感じられ、なにか直接記憶に響く感じがする。
夕方お腹を空かせての帰り道、どこの家からともなく、煮物のようなお醤油の匂いや、焼き魚のような香ばしい匂いがして来ると、ふと子供の頃夕方頃まで遊んでいて、母に「お豆腐屋さんが来たらお豆腐買っといて」などと、頼まれていた頃の、のどかな自分を瞬間思い出したりする。焦げる匂いで「アーッ!お料理、火にかけてたんだ!」と気がついたり、危険を察知するのにも匂いは大事な要素だ。
香りというと綺麗なものを連想する。
ヨーロッパの国などでは<香りのしない女性>は、<香りのない花>に例えられ自分のお気に入りの香水を持ってる人が多いらしいが、
皆好きな香りは人それぞれで、一致しないと思うので遠慮してしまう。
傍に近づいた時だけふわっと香るのが理想だが難しいし、出掛ける間際につけようと思ってて、つけるのを忘れて出掛けてしまう。
最近TVでおじさん臭だけでなくおばさん臭がある事を言ってて、臭さとは<いかにもセンスがない>という意味で良く使われるようだが、<おばさんしゅう>って何??肩身が狭いではないか。小鳥は水浴びしたとたん小鳥臭がふわ~っと立ちのぼる
犬は、ほとんど在宅なので汚れない方だが、シャンプーは2ヶ月迄にしないと限界です。同じく完全在宅猫は1度もお風呂に入れた事はないが自分で舐めて完璧に手入れしてるせいか、トイレの場所は臭っても身体は全く無臭である。
自分や家の匂いは、慣れて感じなくなるものなのだろうか?
我が家は、犬、猫、鳥に加えておじさん臭?、おばさん臭?
他の人が入った瞬間、混然一体どんな匂いがするのだろう?気になる。