様々な音楽への入り口だったロック。でも自分に
とって「ロックってどんな音楽?」
自分のようなロック感は聞いたことも読んだこと
もありません。ビートルズやツェッペリンのよう
に「神」になってしまうと、軽々しく書けないか
らなのかしら。
【ビートルズとサイケデリックロック】
実はビートルズの良さと音楽的偉業はよくわから
ないんです。
北米黒人音楽のコピーバンドから始まりますが、
西欧的「歌」をメインにし、1旋律と伴奏という、
ホモフォニー(バッハ時代以降のクラシック音楽
の主流)に変えることによって、北米黒人音楽を
身近なものにしたということかしら。
レコードデビューは1962年
やっぱアイドル的に見えますね。
ビートルズが「歌」に向かいクラシック的に変化
させたのに対して、グレートフル・デッドらのサ
イケデリック・ロックは複数の旋律が同時進行す
るポリフォニーな演奏形式、シンコペーテッドな
引っかかるリズムといった北米黒人音楽の核心を
保ち続けます。
デッドのレコードデビューは遅れ1967年
一気にやばいです。ライブ主体でした。
【ハードロック】
まさに「コンボ」、コンビネーション演奏だった
初期サイケデリック・ロックからはレッド・ツェ
ッペリンを代表とするハードロックが生まれます。
ツェッペリンのレコードデビューは1969年
50年変わっていない不変スタイルを確立。
しかし、ハードロックは「歌」と「ギター」交互
による1旋律と伴奏のホモフォニーです。
「移民の歌」なんかは歌とギター、ベース、ドラ
ムスが同じ旋律、同じリズム、同じ強弱アクセン
トです。これはもうホモでもなくモノフォニーと
呼んでもいいんじゃないでしょうか。完全に確信
犯だと思います。そこが凄い。
全楽器で同じフレーズを演奏することでぶっとい
迫力のある音を作り上げました。スッゲー、カッ
コいい〜でした。が、まさに交響楽の音響手法じ
ゃないですか。ハードロックはヘビメタへとつな
がります。
1970年
【ロックは黒人音楽とクラシック音楽の融合】
ELP等のプログレはクラシック音楽を取り入れ
た、なんて言われてます。しかし、
北米ブラックに慣れ親しんじゃうと、ビートルズ
もハードロックも十二分にクラシック的に聴こえ
ます。
【何故ロックを聴かなくなってしまったのか】
ロックや西欧先進国のポップスの多くは1旋律と
伴奏の形式です。超絶の「ソロ」は別ですが、1
旋律だけの音楽は物足りないんですね。
複数の旋律が同時進行するポリフォニーは聴くた
びに違う聴こえかたがします。複雑に折り重なる
レイヤードな進行、瞬間瞬間で変化する丁々発止
のコンビネーションこそが僕にとっての音楽の楽
しさなんです。
で、先進国の音楽はあまり聴かなくなってしまっ
た。北米ブラックとグローバルサウスばっかり。
友達にデッドのレコードを持ってきてもらったら、
今度は中村とうようの「大衆音楽の真実」CDが
再発されました。このCDと書籍との出会いも大
きかったのかもね。
1986年
【ロックの音楽形式は】
ロックは雑食だからなんでも飲み込み変容してい
きました。
ロックらしさは4分の4の8ビートの循環リズム
とベース、ドラムス、ギター、ボーカルのコンボ
形式ぐらいでしょうか。
少人数、4〜6人編成って意外と新しいんです。
ジャズの編成の一種でビッグバンドに対しコンボ
(コンビネーションの略)と呼ばれました。今で
いう「バンド」。
とって「ロックってどんな音楽?」
自分のようなロック感は聞いたことも読んだこと
もありません。ビートルズやツェッペリンのよう
に「神」になってしまうと、軽々しく書けないか
らなのかしら。
【ビートルズとサイケデリックロック】
実はビートルズの良さと音楽的偉業はよくわから
ないんです。
北米黒人音楽のコピーバンドから始まりますが、
西欧的「歌」をメインにし、1旋律と伴奏という、
ホモフォニー(バッハ時代以降のクラシック音楽
の主流)に変えることによって、北米黒人音楽を
身近なものにしたということかしら。
レコードデビューは1962年
やっぱアイドル的に見えますね。
ビートルズが「歌」に向かいクラシック的に変化
させたのに対して、グレートフル・デッドらのサ
イケデリック・ロックは複数の旋律が同時進行す
るポリフォニーな演奏形式、シンコペーテッドな
引っかかるリズムといった北米黒人音楽の核心を
保ち続けます。
デッドのレコードデビューは遅れ1967年
一気にやばいです。ライブ主体でした。
【ハードロック】
まさに「コンボ」、コンビネーション演奏だった
初期サイケデリック・ロックからはレッド・ツェ
ッペリンを代表とするハードロックが生まれます。
ツェッペリンのレコードデビューは1969年
50年変わっていない不変スタイルを確立。
しかし、ハードロックは「歌」と「ギター」交互
による1旋律と伴奏のホモフォニーです。
「移民の歌」なんかは歌とギター、ベース、ドラ
ムスが同じ旋律、同じリズム、同じ強弱アクセン
トです。これはもうホモでもなくモノフォニーと
呼んでもいいんじゃないでしょうか。完全に確信
犯だと思います。そこが凄い。
全楽器で同じフレーズを演奏することでぶっとい
迫力のある音を作り上げました。スッゲー、カッ
コいい〜でした。が、まさに交響楽の音響手法じ
ゃないですか。ハードロックはヘビメタへとつな
がります。
1970年
【ロックは黒人音楽とクラシック音楽の融合】
ELP等のプログレはクラシック音楽を取り入れ
た、なんて言われてます。しかし、
北米ブラックに慣れ親しんじゃうと、ビートルズ
もハードロックも十二分にクラシック的に聴こえ
ます。
【何故ロックを聴かなくなってしまったのか】
ロックや西欧先進国のポップスの多くは1旋律と
伴奏の形式です。超絶の「ソロ」は別ですが、1
旋律だけの音楽は物足りないんですね。
複数の旋律が同時進行するポリフォニーは聴くた
びに違う聴こえかたがします。複雑に折り重なる
レイヤードな進行、瞬間瞬間で変化する丁々発止
のコンビネーションこそが僕にとっての音楽の楽
しさなんです。
で、先進国の音楽はあまり聴かなくなってしまっ
た。北米ブラックとグローバルサウスばっかり。
友達にデッドのレコードを持ってきてもらったら、
今度は中村とうようの「大衆音楽の真実」CDが
再発されました。このCDと書籍との出会いも大
きかったのかもね。
1986年
【ロックの音楽形式は】
ロックは雑食だからなんでも飲み込み変容してい
きました。
ロックらしさは4分の4の8ビートの循環リズム
とベース、ドラムス、ギター、ボーカルのコンボ
形式ぐらいでしょうか。
少人数、4〜6人編成って意外と新しいんです。
ジャズの編成の一種でビッグバンドに対しコンボ
(コンビネーションの略)と呼ばれました。今で
いう「バンド」。