アトランティックソウル

レコードとCDを数えてみたら、７８枚ほどあ
りました。
改めて聴き直していると、ソウルの中でも「ス
タックスレコード」の特殊性を感じます。
ロックの先走る感、疾走感に慣れた耳にはブラ
ックのアフタービートは重ったるかったんです。
ところがスタックスはロック以前、６０年代前
半からブラックなノリだけでなく疾走感も併せ
持ってたような。イギリスの若者を熱狂させた
スタックスはロックサウンド誕生に大きな影響
があったんじゃないでしょうか。

【アトランティックレコード】
モダンジャズのコルトレーンやR&Bのドリフ
ターズ、ソウルのアリサ・フランクリンをよう
するブラックの超超名門。６０年代にロックに
参入。ロック好きにとっても名門。

【スタックスレコード】
オーティス・レディングをようするメンフィス
のマイナーレーベル。設立当初より低音を大き
く録音するが大方針。
ダックダンのベース、
アル・ジャクソンのドラムス、
クロッパーのリズムギター、
スタックスを支えた３人の産み出すサウンドが
画期的なんですよ。

７０年代初頭アトランティックに買収されるも
レーベルの独立性は尊重されてました。
今度はアトランティックがワーナーブラザース
に買収されます。この時も過去の作品に対する
レーベル名、クレジットは残ってました。
最後はワーナーがタイム社に買収されます。
ここでとうとうスタックス制作ものもアトラン
ティックとされぐちゃぐちゃになってしまいま
す。タイム社は音楽史に対して心ないなあ。