RIFF RAFF

メタル&ロックの素晴らしき名盤たち♪

ASIA 『AQUA』

2008-09-29 | 今日聴いた音楽
 物凄い地味な作品。全盛期のエイジアみたいにポップじゃないし、とにかく地味な作品。大人向けの、しかもかなり渋いロック、いやむしろAORっぽいと言ってもいいかも。

 エイジアの顔であるジョン・ウェットンが脱退し、代わりにジョン・ペイン(Vo)が加入して製作された第1作目。ギターはアル・ピトレリ。ドラムはカール・パーマー(?)。

 友人はこのジョン・ペイン時代のエイジアが大好き。世間では圧倒的にジョン・ウェットン時代のエイジアがもてはやされているが、この友人はジョン・ペイン時代が最高だと常々主張している。

 かくいう私もどちらかというとジョン・ペイン時代のほうが好きかな。最近オリジナルのエイジアが復活して発表した作品は好きだけど、ポップ過ぎる初期の(ジョン・ウェットン時代の)エイジアはすぐに飽きてしまった。

 逆に、地味だけど味わい深く、聴けば聴くほど肉汁が滲み出てくるジョン・ペイン時代の作品は何度でも聴けてしまう。私の場合、得てして地味=良い作品となる傾向にあるけど、ジョン・ペイン時代のエイジアはその最たるものだと思う。

 基本的に飽きっぽいんですよねw。初っ端から派手だとすぐに飽きが来る。

 別に特別に好きだというわけでもない。時折引っぱり出して聴きたくなる、という具合かな。ジョン・ペイン時代のものはほぼ全部地味ですw。良く言えば職人気質な作品ってことになるのかな?チャートも全盛期と比べモノにならないくらいふるわなかったらしいですし。

 こう言っておいて何ですけど初めてエイジアを聴く場合は初期(ジョン・ウェットン時代)を断然おすすめしますw。まぁ世間的にはあっちのほうがリアクション良いのは分かりきってますからね。ポップでキャッチーですから。

 AVENGED SEVENFOLDの未発表曲ばかりを収録したCDがカップリングされたDVD買おうかどうか迷ってます。DVDよりも未発表曲が気になる。

 最近北欧メタルをまた聴き始めてます。STRATOVARIUSとかね。寒くなってくると北欧メタルが恋しくなります。

EDGUY 『MANDRAKE』

2008-09-27 | 今日聴いた音楽
 これは凄い。こてこてのジャーマン・メタルだった前作『THEATER OF SALVATION』と正統派への接近を試みた次作『HELLFIRE CLUB』のいいとこどりのような作品です。

 ジャーマン・フリークには疾走ジャーマン「GOLDEN DAWN」、「ALL THE CLOWNS」、「FALLEN ANGELS」、「SAVE US NOW」できっちり答え、IRON MAIDENがやりそうなプログレっぽいナンバーあり、かたやJUDAS PRIESTのような鋼鉄リフで固めた曲もあり~ので、メタルの最大公約数的なレンジの広い作品となってます。

 個人的にHELLOWEENを超えた感がある(BLIND GUARDIAN”ブラインド・ガーディアン”は私の中で最高のジャーマン・メタルバンドでこのエドガイをもってしても超えられていない。まぁ好みの問題です)のだが、世間ではいまいちブレイクしきれていないのはどうしてなのか?もうそろそろB!の表紙を飾っても良い頃合いだと思うんだけど。

 QUEEN+PAUL RODGERSの『THE COSMOS ROCKS』を買ってみた。ヴォーカルのポール・ロジャースがロック界屈指のブルーズ・ヴォーカリストだということもあり、クイーンの音楽性とはかけ離れたものだろうという予想はしていましたが、まさかここまで別物になっているとは。

 アダルト且つブルージーな渋いロックといった風合いで、あのクイーンを連想させるものはほとんどない。悪い作品ではないけど(クイーンのメンバーが作った作品を悪いだなんて言う勇気もないw)、往年のクイーンを期待して聴くと見事に肩透かしを喰らうでしょう。

 未だにMETALLICA『DEATH MAGNETIC』とSLIPKNOT『ALL HOPE IS GONE』はへヴィロテ中。メタリカの新譜はアメリカを含め30近い国でナンバー1を記録したそうな。

 日本では浜崎あゆみのベストに阻まれて前作のようにオリコン初登場1位とはいかなかったが2位か3位。NE-YOってのも売れてるらしい(ちなみにこれ買った。ゆる~いR&Bって感じで悪くない)。スリップノットのデータはよくわからないけどこっちも世界中でバカ売れ中でしょうきっと。

 

LYNYRD SKYNYRD 『VICIOUS CYCLE』

2008-09-20 | 今日聴いた音楽
 こないだ渋谷行ったときにタワレコで買ってきました。サザンロックの雄、レーナード・スキナードの目下最新作(だよね?違ったっけ)。

 昔ほど土臭くはないけどこれまた最高に格好いいサザンロック。幾分骨太で今っぽいアメリカン・ロックといった風合いかな。

 このバンド、ご存知の方も多いかと思いますがアメリカでは非常に有名なバンドで、まぁ日本でいうサザンオールスターズみたいな国民的バンドって言うのかな。映画なんかにもしょっちゅう出てくる。「スキナード」って単語で出てくる場合もあります。

 昔に飛行機事故でメンバーの何人かを亡くし一時はバンド存亡の危機に陥ったが、その時亡くなったヴォーカルのロニー・ヴァン・ザントの奥さんとメンバーが話し合った結果、バンドは今後も活動し続けることを誓い合う。

 その飛行機事故からおよそ30年後に発表されたのが本作。何故私はこのバンドが好きなんだろう?きっとこのバンドの持つ「男臭い部分」に惹かれてるんだと思う。

 ピアノとスライドギターが美しいバラードなんかを聴いてみてほしい。8曲目の「HELL OR HEAVEN」。何だろこの哀愁は。この滲み出る優しさは。何も言わずそっとコーヒーを差し出すような優しさ。たまんねぇ。

 アメリカの青空とバーボンなんかが似合うノリノリのナンバーも格好いいんだけどさ、このバンドってバラードが最高にイケてるんですよね。安っぽい言葉を並べたJポップのねぇちゃんが歌うバラードより遥かに身に染みるし、本物って感じがする。

 「男は黙ってスキナード」・・・こんな諺があってもいいくらいだ。

METALLICA 『DEATH MAGNETIC』

2008-09-18 | 今日聴いた音楽
 いやぁやっぱこれいいわぁ!超大物なんで賛否両論起こるのはわかるんだけどさぁ~、例えばアマ○ンとかで☆一つとか付けてる奴がいるわけよぉ。いやね、人様のレビューにケチ付けるつもりは毛頭ないんだけどさぁ、☆ひとつなんてメタリカにありえねぇだろ?
 
 メタリカで☆ひとつってことはあれか?他のB級バンドの駄作では☆ひとつにすらならんのか?☆ひとつの10分の1とかそんな感じか?うんうん、わかってるさ。こいつがこのB級バンドのしょうもないアルバムがすっげー好きで☆5つ付けててメタリカの新譜の20倍好きって場合もありうるってことも。

 つまりは全て好みの問題で本作に☆ひとつ付ける奴がいてもおかしくないってこともわかってる。
 
 でもあえて言いたい。もうね、こういう奴見ると○○○したくなるんですよ。メタルが嫌いな人ならわかりますよ。でもメタリカで検索してわざわざレビューまで書いてる奴ですよ?少なくとも普通にメタリカ好きなんだろ?何なんだ?何が目的なんだテメェのw。何がしたい?目立ちたいのか?だとしたら相当しょぼいぞおまえw。

 私はパペッツ大好きで初期が超好きだけど今回のアルバムは素直に良いと思えましたけどね。いえね、くどいようですけど他人がどうレビューしようが知ったこっちゃありません。感じ方は人それぞれですから。自由です。でもさ、否定することが格好いいみたいな勘違い野郎が多いのも事実なんですよ。

 大物バンドになればなるほどこういう奴は増えていきます。あいや、すんません、ついつい熱くなってしまいました。普段はこんな強気な人間じゃありません。穏やかな平和主義者です。ちなみに狂信的なメタリカ信者でもありません。ただ好きなバンドの一つってだけです。

 どうか引かないで下さいw。

METALLICA!!

2008-09-15 | 買い物日記
 待ちに待ったメタリカの新譜『DEATH MAGNETIC』をやっと聴きました。まだ5回くらいしか聴いてないけど今回のはかなり良い感じ。こういうメタリカが聴きたかったんですよ。
 
 LED ZEPPELIN,AC/DCらと並んで過去のカタログが年間100万枚以上売れているというモンスター・バンド。まさに世界中が待ちに待った待望の新作です。

 前作からもう5年も経つのか・・・。月日の流れるのは早いっすね。今回の新譜は、松本大洋『鉄コン筋クリート』風に言えば「おかえり!」って感じかな?待ちわびたよ、ここまで来るのに20年の月日を要したことになるのか。

 88年の4th『...AND JUSTICE FOR ALL』を最後にメタリカの歴史は一旦終わっている(みんなもそうでしょ?)。91年の『METALLICA』から路線変更、従来のスラッシュ・メタルからグルーヴを重視したへヴィネスな音楽へと変貌を遂げたメタリカ。

 いやね、この通称ブラックアルバムは悪くないと思いますよ。ていうか自分がメタルにはまるきっかけとなったアルバムですからね、好きですよ勿論。でも1stから4thあたりを聴いちゃうとさ、ねぇ?

 で、今回のアルバム。音は初期、特に1stあたりの匂いがプンプンするんだけど他のファンはどう感じたんだろう?生々しくて音圧が半端ない。ロゴも1stの頃のモノに戻ってるしね。

 作風はジェイムスも言ってるように2ndと3rdの中間って感じかな。攻撃的ナンバーあり長尺ナンバーあり。う~ん、聴きようによっては4thっぽくもある。ちょびっとだけ『ST.ANGER』の頃のメタリカっぽく聞こえる曲もある。集大成って言っていいのかわからないけど本作がメタリカ以外の何物でもないのは確か。

 ここ3作品(95年『LOAD』、98年『RELORD』、2003年『ST.ANGER』)で煮え湯を飲まされたファンの一人としては歓喜もんです。別に上記の作品も決して悪い作品じゃないんですけどね。メタリカの作品じゃなければ結構な評価をもらっていたと思います。

 今回の新譜は良い意味で今っぽくない音。リック・ルービン(プロデューサー)は開口一番メンバーに「初めてレコードを作る気でやれ! レコード契約を勝ち取りに行く気で10曲作れ!」と檄を飛ばしたそう。

 まさに1stですよね。血気盛んで「よっしゃ、やったるぜ!!」と意気揚々としている初々しい頃。熱き血潮に満ちている頃です。ジェイムス・ヘットフィールドのヴォーカルも初期の頃に近いモノになってて一切合切初期を目指したアルバムになってます。

 まだまだ聴きますよ~。長い曲が多い(7分以上の曲が大半で最長は10分の曲あり)ので聴き込みが必要ですね。いや、まぁでも今回のは一発で気に入りましたけど。曲の区別がつくほどに聞き込むって意味です、はい。

 ちゃんとした評価を下すのはもっと聴いてからにしたいですね。何せ70分超えの作品ですから。初期に戻った!と喜ぶのと楽曲の質が高いのかどうか?ってのは別問題ですからね。でもとりあえずはこうなって嬉しいです。

 

K談社のYマガジン編集部に潜入しましたw。

2008-09-13 | 買い物日記
 と言っても泥棒に入ったわけではありません。持ち込みをしてエレベーターで何階まで来て下さいと言われて編集部に直接通されたわけです。

 とっても静かでした。音楽とか全く流れておらず、人もまばらでした。きっと忙しく出払っていたんでしょう。

 私の稚拙な作品を見て下さった方はとても良い方でした。結局4社廻ったうち、私の作品を楽しめましたと言って下さったのはこのYマガジンの方とYキングの方でした。

 一番最初に行ったYジャンプの方は厳しい意見を言いつつも色々とアドバイスをして下さり、私の質問にも丁寧に付き合って下さいました。1時間半くらいあれこれ話していたと思います。

 最も厳しかったのはYチャンピオンの方。ちゃんと読んでるの?ってくらい読むのが早かったw。「何が伝えたいのかわからない」。「何となく漫画が描きたかったから描いた感じがする」。・・・ごもっとも。おっしゃるとおりです。

 何となくネームを作り何となく描き始めたってのは事実。ただこういう話が描きたいなぁ~くらいの温度の低い作品になったのは事実。ただ、何一つ誉めてくれなかったこの方のおかげで色々と方向性が見えてきたってのも事実。

 つまり、これこれこういうことが伝えたいから漫画を描きました、伝えたいことがあってその手段として漫画を描きました、というのが読み手に伝わるような作品じゃなければダメだということ。

 漫画の温度っていうんですかね?熱いものが伝わるかどうか。漫画の一番大切な部分が抜けていたんですね~今回の場合は。

 結局、言いたいことが何なのかわからない、伝わってこない、というのはどの出版社の方にも言われました。あと画力をもっと上げること。それから主人公の内面を深くえぐったほうが良いということ。漫画を描く=人間を描く、くらいの気持ちで。ストーリーをなぞるだけで人物の内面に接近しないと薄っぺらい作品になってしまう。今回の私の作品のように。

 あと、どの編集者の方からも色々な作家さんの裏話とか聞けて楽しかったですね。色々と勉強になりました。行ってよかったです。もっと精進します。編集者の方々、本当に有り難うございました。今度こそ面白い漫画を見せてやる!と熱いものが今は吹き出しています。

 新宿で東京在住の知り合いの方と会いました。私のしょうもない作品を読んでくれてサンクスでした。今度こそw面白い漫画を見せたいところですがどうなることやらw。

 HMVでMETALLICA特集のレコードコレクターズという雑誌を買いました。珍しいよね、この雑誌がメタルバンドを特集するなんて。

 

TODD RUNDGREN 『ミンク・ホロウの世捨て人』

2008-09-09 | 今日聴いた音楽
 トッド・ラングレンを知ってる人はそこそこロックを囓ってる人なんじゃないかな。まぁこの人自身でも有名っちゃ有名なんだけど、プロデュース業でもあちこちに顔出してるからそっちから知ったって人も多いと思われます(XTCとかその他色々)。

 ビートルズ直系のキャッチーでポップな曲を作らせたら右に出る者はいない、とか言われているらしい。実は私も2枚しか持ってないので偉そうなことは言えません。

 この『ミンク・ホロウの世捨て人』ってアルバムはトッドの代表作の一つで個人的に大好きな曲が入ってる。個人的にと言っても一般的にもトッドの代表曲とされているんだけども。

 「CAN WE STILL BE FRIENDS(邦題:友達でいさせて)」って曲です。バラードっぽいメロウな曲で聴く度に心が洗われます。何かこう、つい1分前に嫌なことがあってもこれを聴くとケロッと忘れられるっていうのかな。「自分、つまらんことに腹立ててるな」って思える。

 本作ともう一つ、トッドの代表作に『SOMETHING,ANYTHING』があります。つまり私が持ってるのはこの2枚。キャッチーでポップな音楽が好きな人やビートルズファンの方は一度聴いてみて下さい。

 今度東京に行ってきます。漫画の持ち込みです。折角行くんだからと今回は泊まりで4社廻ろうと思ってます。Yマガジン、Yジャンプ、Yチャンピオン、Yキングの4誌です。

 で、講評もしてくれて投稿者全員に三浦健太郎(ベルセルク描いてる人です)特製何とかや特製スクリーントーンや原稿用紙を送ってくれるというYアニマルに最終的に投稿しようかなと思ってます。原稿が帰ってくるってのは嬉しいですよね。

 Yジャンプに電話した時、電話に出た担当者の名前が聞き取れず、「おく」って聞こえたから確認のため「おくさまですね?」と言ったら「おばなです」と跳ね返された。厳しいこと言われるの必至w。直感であまり愛想のある人じゃないな、と思ったからちょっぴり憂鬱ですw。

 でもその日泊まるのは天下の中目黒のホテルだw。何かお洒落っつうか通っぽくない?中目黒って。代官山とか渋谷とかは遊ぶにはいいところだけど泊まるのは閑静な住宅街でしょ?中目黒っしょ?w

 渋谷のタワレコでMETALLICAの新譜買うのを忘れないようにしないと。

 

EDGUY 『HELLFIRE CLUB』

2008-09-07 | 今日聴いた音楽
 これまでのジャーマン・メタルから一転、ぐ~んと正統派メタルに寄ったアルバムになってます。

 もはや若手とは呼ばせないベテランの風格みたいなのが備わった強力なへヴィメタル・アルバム。実際もう6~7枚アルバム出してるわけだし若手じゃないんですけど。

 ジャーマン・メタルっぽい疾走チューンにしてもジャーマン・メタルに聞こえない。サウンド・プロダクションのせいなのか、よくわからないけど完全に脱ジャーマンしたって感じ。

 これまでにないへヴィな楽曲を冒頭に持ってきて、続いてプログレメタルっぽい曲、そして疾走チューン「WE DON’T NEED A HERO」で最初のエクスタシーを迎える。

 「DOWN TO THE DEVIL」も格好いいナンバー。バラード「FOREVER」で小休憩。9曲目再び疾走チューン「RISE OF THE MORNING GLORY」で2回目のエクスタシー。このバンドはファンが何を求めているのかよくわかってますね。最後は静かなバラードで消え入るように幕を閉じる。

 実に多彩な楽曲で埋め尽くされた素晴らしいアルバム。個人的な好みを言うなれば、私は前作『MANDRAKE』(このアルバムあたりから正統派要素が注入されてきてる)や完全なるジャーマン・メタルの『THEATRE OF SALVATION』のほうが気に入ってる。

 客観的に見た場合、本作が最高傑作だというファンが多いのは大いに納得できる。好みによって順位が上下してるだけで本作のレベルの高さは誰もが認めるところじゃないですかね?

 トビアス・サメットのヴォーカルが格段にレベルアップしているところも書いておかなきゃね。

 
 最近PS2『龍が如く2』をやってます。やっぱ面白いわ、このシリーズ。今回は東京VS大阪ってことで道頓堀の繁華街も楽しめます。セガさん、いつか名古屋編も出して下さいよ。っと思ったら何か侍みたいなのが既に出てるんだって?w

 名古屋編完全にないな。つうか名古屋の栄で喧嘩ってピンと来ないしw。歌舞伎町とかに比べたら平和もいいとこだしね、名古屋は。名古屋でちんぴらに絡まれるってのも全くピンと来ない。

SLIPKNOT 『ALL HOPE IS GONE』

2008-09-06 | 今日聴いた音楽

 スリップノットの新作が結構良い。1st、2ndあたりの極悪ブルータルなアルバムが好きなファンからは総すかんを食らってるみたいですが。

 確かに今回は3rd路線の延長線上にあるようなアルバムで、3rdよりもさらにメロディアスになってて歌で聴かせる感じに仕上がっています。これまでの集大成的な作品と言ってもいいかもしれません。

 もちろん極悪ブルータルな曲もありますが、圧倒的に大人しめという印象。大人しいと言ってもあくまでも2ndなんかと比べると・・・って話です。私は3rdが好きなのでさほど落胆はありませんでした。むしろ聴けば聴くほど味が出るスルメ盤といったところでしょうか?

 極悪ソングについてはずば抜けた曲はないものの、やっぱり流石スリップノット、そこらのありふれたラウドな音を奏でるバンドとは格が違う。これぞスリップノット!といったグルーヴ感。

 極悪ブルータルとメロディアスな歌モノが絶妙な感じでミックスされていて、何度でも聴くに耐える作品になってると思う。

 発売日においてはオリコン・デイリーチャート1位獲得、週間チャートでも初登場2位と売れまくってる本作。スリップノットが2位ってw。安室奈美恵の次ってw。日本も捨てたもんじゃないね。

 つるの剛士がプッシュしてる大型トレーラーが東京を徘徊したみたいです。『デトロイト・メタル・シティ』効果で日本でもメタルがメジャーになればいいんですけど。欧米では凄いメジャーなジャンルなんですよね。

 映画『デトロイト・メタル・シティ』、嫁と見に行きました。楽しかったです。漫画だとさほど笑えなかった箇所でも映画だと笑えたり。クスッ、クスッという笑いが多かった。

 ライヴシーンで彼らの音楽が実際に流れるのですが、デス・メタルというよりはスラッシュ・メタルといった感じでしたね。でも格好良かったです。

 ジーン・シモンズ(KISS)も演技してました。ブラック・メタル界の帝王役でw。