ねこじゃらし

いきもの・いけ花・園芸・額装・食べ歩き・お散歩・・・趣味の記録 

神亀 1 手作り純米酒 純米辛口

2008-10-22 20:51:20 | お酒

 
神亀 手作り純米酒 純米辛口
埼玉県蓮田市 神亀酒造(株)
原材料名:米、米麹
アルコール分:15°~15.9°
原料米:山田錦、五百万石、美山錦
精米歩合:60%
製造年月:08-7
購入:081022 KS 720ml ¥1,501

評点 1.3
1優 すばらしいお酒 お金を払ってでも飲みたい
2良 まあまあのお酒 ただなら飲む
3可 不味いお酒   飲めと言われれば飲むが迷惑料を貰いたい

熟度 1.5
1若い(熟成不足)
2飲み頃
3過熟(老ねている)

備考
好みの味。純米酒が美味しいと思った最初のお酒
ピリッと辛い。香りはきつくない。
お燗でも美味しい
納豆、チーズ

 神亀酒造
昭和62年日本で最初に全量純米を決断した酒造家

参考:上原浩 2002 純米酒を極める 光文社新書078 p.56
    尾瀬あきら 2001 知識ゼロからの日本酒入門 幻冬舎 p.210

081022 朝

2008-10-22 19:06:28 | 生物
 左前肢 指先

さわさわっ と指先の毛の先が触れる
 それで起きないと
肉球がぺと~~っと顔に押し付けられる
 それでも起きないと
 爪が耳を引っかく
 それでもまだ起きないと
 おなかの上を横切る。 1・2と踏んで、また1・2と同じところが踏まれる。??前肢(あし)と後肢が、同じところを通るの?
 それでもまだまだ起きないでいると
 うぎゃギャっ・・・ 「うぎゃ」っとと飛び乗ってきて「ギャッ」と蹴り去っていく。
 それでもそれでも起きないと
 ヴニャゴぉ~~ っと鼓膜に直撃する声
目を開けると画面いっぱい顔。ちっ近い・・・
 起き上がると、すたたたたっと歩いていって、こちらを振り向く。
 ?! っあ、ごめんなさい。飲み水がなくなっていたのに気がつかなかったョ。いま、入れるからね。
   ・・・・・・・ 起こしてくれてありがとう。

 猫の前肢(手)
5本指。この写真の左下のほうに、少しはなれて親指がある。いつも爪が出ている。小指の下のほう(写真の右下)の手首の辺りに少しとんがった小さな肉球がついている。何に使うのかな?
ちなみに、後肢(足)の指は4本。


081020 アズマヒキガエル? CUKC

2008-10-21 07:16:15 | 生物
パンジー・ビオラの圃場.
出荷調整をしていたら,「キャぁ~~っ」の声  (鼻先~尾てい骨)7~8㎝ほど(だったと思う)のカエルです. トレーの下でお休みだった模様. どれどれ・・・
 色と言い大きさといい、アマガエルではありませんね.

 水場のある藪の近くへ避難し、そっと放す

 フリースして固まってしまったので、正面から失礼します. なかなかの面構え. 指に吸盤はない. ちょっと失礼しておなかを見せてください.

 アズマヒキガエルの若い個体ではないかと思うが、自信ない  用心の為、手は良く洗って・・・,作業に戻る. 近くに生まれた池でもあるんだろうか? 田んぼ生まれだろうか? 放したところが縄張り内だといいのだけれど,無事普段の生活に戻って,生き延びておくれ 


夜、タヌキもでたそうだ(by W先生). すごいなぁ~~


参考:Yahoo!キッズ図鑑「爬虫類・両生類」
  国立科学博物館附属自然教育園 HP 「ヒキガエルを探そう 春 3Dヒキガエル」


081020 カツラ 柏の葉公園

2008-10-21 05:49:14 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
 1時間ぽかっと開いたのでお散歩に行った
カツラが黄葉している

洋風庭園でも

和風庭園でも

きれいな黄色
キャラメルの香りがする


黄色になって、落葉して、地面に落ちて、甘い香りで楽しませてくれるカツラの丸い葉

カツラ Cercidiphyllum japonicum Sieb. et Zucc.
カツラ科 カツラ属
英)Katsura tree  仏)Cercidiphyllum du Japon
水湿のある渓谷林に生える落葉高木。
分布:暖帯~温帯 北海道・本州・四国・九州 日本の洪積世に散点的に果実遺体が出る。
特徴:短枝を作る。長枝に葉を対生し、頂芽が発達しないために、偽二又分枝となり、鋭角度に斜上するので独特の樹形を作る
利用:材は建築などで広く利用され、樹皮は屋根や染料に、葉は抹香とする。別名コウノキ。
備考:洪積世の分布のことはM先生、偽二又分枝と生態についてはK先生の授業で習ったけども、ちゃんとは理解できてないんだよな・・・。ちなみにCUMCの学生ホール前にシダレカツラがある。でもあそこの土は「水湿のある渓谷林」とは程遠い、乾きやすい場所と土質。先生お二人とも、それを学生に見せて、木の本来の生態・どこに生えているのか・どんな性質なのか・・・を知って、利用しなくてはいけない。造園などで、ここにあの樹がほしいと安易に計画したり、施主の希望で植えても、結局は枯れてしまうということもある。だから、こういう勉強も大切だ・・・っておっしゃっていた。なるほどな~~って思ったもんだ。しかし、偽二又分枝と何故しだれるかの説明・・・よくわからないや

F研のO先生の十ヶ条に従い、この春、古本屋で買った植物図鑑5冊。ぜんぜん利用してなかった
押し葉200のリストつくりでも、いちいちケースから出して5冊のどこにあるんだい?って探すのも面倒で・・・ だって、名前がわかっているのを引くのはまだいいけど、名前のわからないのを調べるのって、この図鑑では無理!!
ただ、押し葉の重石としては活用したけど、重いからとてもよく圧せた
それがここへ来て、少しずつひいてみるようになってきた。
このカツラでは、英語名もKatsuraなのがおもしろい。ついでにフランス語では学名+du Japon なのね
カツラの説明はずいぶん長くて力の入っている感じだった。お祭り疲れで拾い読み

参考:原色日本植物図鑑 保育社 p.177

081020 GFP

2008-10-20 07:00:37 | 生物
 物理学賞につづいて、ノーベル化学賞がGFPの下村先生におくられた。恥ずかしながら、GFPを見つけたのが日本人だったと言うことを私は知らなかった。見つけ(てい)たのが日本人だということと、今回の受賞と、なんだか嬉しいきもちになった。
Iさんがメールで、受賞ニュースに関連して、朝日新聞3面に、「近頃では高校でもGFPをつかった遺伝子組換え実験がおこなわれている」と出ていたわよと教えてくれた。
だとしたら、それは学芸大学をはじめとするいろいろな大学や研究所の先生方が根気よく研修をしてくれたおかげだし、金銭的にバックアップしてくれる大学や研究所やSPP事業などのおかげ、簡単なキットを作ってくれたバイオラド社や島津などのおかげだな。

以前、大腸菌の組換え実習をやったときの写真があった。



一番左のシャーレは、大腸菌の培養液をLB培地に塗りつけて、一晩培養したもの。大腸菌が増殖してコロニーとコロニーがくっつき、一面クリーム色。塗り方が雑だったのもばれてしまう。
二番目は、同じようにやったのに、すっきりとしてまったく何も生えていない。どうしてかと言うと、培地にアンピシリンという抗生物質がいれてあるからだ。抗生物質のおかげで、大腸菌は増殖できなかった。
右の2つは、ぱらぱらとコロニーができている。同じよう抗生物質いりの培地なのに、抗生物質などものともせずに培養液1mlに20個ほどの菌が生き延びて増殖し、目に見えるほどに増えて固まりとなり、コロニー(日本語だと集落!)となった。どうしてかと言うと、アンピシリンを分解する酵素タンパク質をつくる遺伝子が組込まれているからだ。といっても、すべての大腸菌に組込みが成功したら、一番左のシャーレのようになるはずだけれども、組換えが成功し、新しい遺伝子を獲得し働かせられる形質転換っていうのはそうやすやすと高い確率でおこせるわけではない。
そして、左から3番目のシャーレにUVを当てると・・・光る。

 部屋を暗くしてUV照射・・・おお~っ 光った

これがGFPです。Green Fluorescent Protein、(G)緑色の(F)蛍光(P)タンパク質。下村先生の発見は、GFPがイクオリンと複合体をつくっており、カルシウムを感知してイクオリンが光るとそこから励起エネルギーをもらって、GFPが緑色蛍光を発する、というしくみらしい。ここでは、単体のGFPに紫外線を当てて光らせる。さらに、キットでは、GFPの構造を改良して強く光るようにしてあるとのことだ。美しい。実験成功って感じの嬉しいほっとする光。

どうして光るかというと、3番目の培地にはアラビノースという糖がいれてある。ここで使う遺伝子の運び屋さんのプラスミドという小さな環状DNAには、アンピシリンの分解酵素の遺伝子(の塩基配列)とアラビノースを分解する酵素の遺伝子がいれてある。実はこのアラビノースを分解する酵素の遺伝子に細工をして、本当は3つの酵素をつくる3つの遺伝子があるところにGFPの遺伝子をいれてある。このプラスミドと大腸菌をイオンなどを調整した液体培地中でまぜ、温度を高くしたり低くしたりという簡単な作業でプラスミドは大腸菌の中に入りこんでくれる。大腸菌はこれまでもっていた遺伝子に加えて新たな遺伝子を獲得し、それを読んで新しいタンパク質を作れるようになる。これが組換え、組込み、形質転換。
大腸菌は、アンピシリンに平気になるし、アラビノースがあると、それを分解して利用するための酵素をつくろうとしてGFPをつくって光ってしまう。アラビノースがないと、必要ない遺伝子は読まないので光らない。つまり、アラビノースという糖がスイッチになっていて光ったり光らなかったりする。アンピシリン分解酵素のほうはこのスイッチは関係ない。大腸菌はこのようにしていつも使うたんぱく質をつくることと、必要なときに必要なたんぱく質を作ったりやめたりすることをしている。
となると、一番右の大腸菌にアラビノースを与えてみると、光り出すはずで、やってみると3時間くらいでコロニーは光るようになる。いままで、LB培地のなかのブドウ糖を栄養に生きていた大腸菌が、おっアラビノースがあるじゃないか、これもいただき・・・って感じで遺伝子を発現させてGFPを作ってしまったのだ。自分があたえた糖液が引き金になって、遺伝子の転写・翻訳がひきおこされるってのを目の当たりにするのはワクワクする。ちょっと怖い。生命活動の確かさみたいなものも感じる。

遺伝子組換えが成功したかどうか、大腸菌内に遺伝子が入ったかどうかは、見てもわからないし調べるのもむずかしい。でも光ってくれれば一目瞭然というわけだ。
以前、ある研究所の施設公開で、シロイヌナズナの芽生えが光ってるのを見せてもらったことがある。大腸菌に限らず、いろいろな遺伝子操作実験でGFPは活躍している。


この実習を始めてやったころ、オワンクラゲが大阪海遊館にいるという情報を得て、見たくてどきどきしながらいったことがある。あいにく、飼育されていなかった。いま、山形県の鶴岡市立加茂水族館がこのオワンクラゲで人気だそうだ。HPでみたら、クラゲ展示室クラネタリウムとか、クラゲレストランがあって、クラゲラーメンやクラゲ定食をだしていたり、面白い水族館だ。クラゲの飼育種数世界一だそうだ。今、発光させてみせてはいないそうだけれども。

下村先生の所属は、ウッズホール海洋生物研究所だけれども、そこは歴史のある臨海実験所だ。単一の研究所としては最も多くのノーベル賞受賞者を輩出している。遺伝学(ショウジョウバエ)のモーガンや、二重らせん構造のワトソンなど、そうそうたる研究者が在籍していたことがある。

ところで、日本には、このウッズホールよりも2年早く世界で一番最初に出来た臨海実験所、東大附属の三崎臨海実験所がある。開所当初の明治の頃、そこで見つかったゴブリンシャークの和名(ミツクリザメ)と学名(Mitsukurina owstoni)は、初代の所長箕作先生とこのサメを捕獲し寄贈したオーストンさんの名前にちなんだものだ。いま、ウニやトリノアシ(ウミユリ)などを材料に、進化や発生の研究がバリバリ進められているみたいだ。と同時に、子どもたちや一般にむけて磯の生物の観察会なども行ってくれている。
日本でも、どんどんすばらしい研究がされるといいな。がんばれ三崎!

081017 アンセ CUMC

2008-10-19 08:53:37 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
 アンセです。1000属温室で咲いていた。

 いけ花の花材で、ちょとお値段が高いけれど、勉強会なんかでよく使われる。インパクトがあり、華やか。
赤い部分は総苞。黄色いところが花の集まりで肉垂花序。花のつくりとしてはミズバショウと似ている。
赤のほか、グリーンや白、ピンクなどもある。葉を使うことはあまりなく、もっぱら長い花茎と花を鑑賞する。このごろは鉢花も手ごろな価格で売られていて、うちでも小さい鉢を購入した。

いけ花教室では、もっぱら アンセ・・・アンセ・・・と呼んでいるが、正式にはAnthurium アンリウム。
名前が長いので、短くしてアンス、スが言いにくいのでアンセになったんじゃないだろうか。
鈴木さんがスーさん、浜崎さんがハマちゃんみたいな感じ。それだけよく使われるし名前を呼ばれる回数がおおい、愛されている花材なんだとおもう。

属名を勉強するようになって、結構花の名前に属名が使われていることが多いんだなということがわかってきた。このアンスリウムもそうだし、コスモス(Cosmos)とかインパチェンス(Impatiens)とか、ビオラ(Viola)とか。 

この夏、JA宇都宮のある店舗に併設されている花屋さんに、「セロシア」とかかれた札がたっていて、「おっ!?」っとおもったらケイトウだった。ちょっとノゲイトウみたいな感じの見たこと無いタイプ。となりにおなじみのとんがりの赤い系統(プルモーサ系というらしい)もあり、こちらにはケイトウって書いてある。ふりむくと、アサガオの鉢には「ファルビチス」という札が・・・。
小さな衝撃だった。疑問が2つ。
いま、生産や流通ではこんなにも学名が使われているの?? 
そして、
この花屋さんの女性店主はいったい何者? どこで勉強された方なんだろう??という疑問と一種尊敬に近い驚き。
アサガオはアサガオでいいんじゃないのかな・・・それとも、マルバアサガオとか特に新しい品種なのかじっくり見てこなかった・・・聞いてくればよかった、しまったぁ。

・・・と、逃避しています。今月のテストは122.5/300点。道は遠いです。

081017 ヒイラギモクセイ

2008-10-18 03:38:27 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
 ヒイラギモクセイ

灌水当番なんで、6時過ぎに家を出て、マンションの角を曲がったら、フワッと爽やかないい匂い。マスカットみたいな梨みたいな・・・キンモクセイをすっきりさせたみたいな・・・。
どこだろうと立ち止まると、1階ベランダ前の生垣。じろじろ見るわけに行かないけれど、ヒイラギモクセイだった。
キンモクセイとよく似た花だ。キンモクセイやギンモクセイでは2個のおしべがポチポチっと花びらにくっつくようにみえていたけど、ヒイラギモクセイでは花糸がながくて、葯が高々とのびのびと広がってついているところがちょっと違う。花びらの色は真っ白で少し大きい。
いままで、気がつかなったな。生垣の中で、この一角だけが咲いている。雄株ばかりだった。

キンモクセイのメールを下さった方に、早速お節介お教えメール。キンモクセイが散ってしまってさびしいと言っていた。無事あちらでも見つけられたみたいだ。この花でしたか?

 ヒイラギモクセイ モクセイ科 モクセイ属
Osmanthus×FortuneiCarr.
ヒイラギとギンモクセイの雑種と考えられる。葉は長さ4~9cm。数個~10数個のやや粗い短刺頭に終わる鋸歯があり、光沢は少ない。
花期:10月 香気がある。

10%位の水酸化ナトリウム水溶液中で煮て、葉の表皮や同化組織をとってしまい、葉脈だけを取り出す実験に、このヒイラギモクセイはやりやすい材料だ。葉の形そのままに、葉脈だけがのこるので、アイロンをかけて、パウチして、しおりなんかにする。顕微鏡で見ると、網の目のような脈の先端がくるくるとカーブしていて、唐草模様みたいで美しいです。

図鑑を見ると、ギンモクセイ、キンモクセイ、ヒイラギモクセイのほか、モクセイ属には・・・リュウキュウモクセイ、ウスギモクセイ、ヒイラギ、キッコウヒイラギ、シマモクセイ、オオモクセイがある。リュウキュウモクセイ、ヒイラギ、シマモクセイやオオモクセイにはオス・メスそろっているので、実が見られるようだ。

参考:原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ 保育社

081017 いけ花 5 複数花器・マッス

2008-10-17 22:02:50 | いけ花
フウセントウワタのポコポコと、ケイトウのモコモコをいけてみた。そこにニューサイランの曲線を配して2つの花器をつないで1つにした。ダリアは今日欠席の方の花材をいただいたもので、もともとの組み合わせにはなかった花材。

 
花材:フウセントウワタ、ケイトウ、ニューサイラン

ここで、先生に見ていただいた。

 こうするなら、この飛び出たフウセントウワタも引っ込めて1つにしましょう。ニューサイランの線をなおして(ホチキス止め)。左に立っているニューサイランはきたないのでとって。



写真うつりが良くなるように、先生自らテーブルクロスの下に入って持ち上げ、バックを作ってくださった。

先生すみません。ありがとうございました。

家でいけなおしました

フウセントウワタ 風船唐綿 Gomphocarpus fruticosus
分 類:ガガイモ科 属名はギリシア語のgomphos(棍棒) とkarpos(果実)。中の果実の形から。
花 期:8~9月 いけ花にはもっぱら実のついた枝を利用する。
原産地:南アフリカ
特 徴:実は中空で、熟すと縦に裂けて羽の付いた黒褐色の果実がたくさん出てきて風に飛ぶ。切口から白いねばねばする樹液がでるので、水で洗って使う。

 フウセントウワタの実です。中身はまだ熟していない

  

参考:肥土邦彦 1995年 小学館のフィールドガイドシリーズ⑭ 園芸植物 庭の花・花屋さんの花

今日の千属 081016

2008-10-17 08:20:13 | 今日の千属
 
マユハケオモト (Haemanthus) ヒガンバナ科

 
コエビソウ (Justicia) Beloperone キツネノマゴ科 キツネノマゴ属

今日見つけた花 あいうえお順
あ アカリファ アキメネス アラマンダ アンスリウム
  オジギソウ オダマキ オミナエシ
か カスミソウ カラミンサ カリチュニア カンパニュラ
  クラマチス
  コエビソウ
さ ジキタリス ジャトロパ
  スイートアリッサム 
た ダバリア
  ツンベルギア
な ナスタチューム
  ネジバナ ネリネ
は ハイビスカス 萩 パフィオペディラム 薔薇
  ピラカンサ(実)
ま マユハケオモト 
  ミムラス
  ムラサキオモト
  メランポジウム
ら ルバーブ
  レプトランサス
  ローズマリー ロブラリア
わ ワレモコウ

081015 柿

2008-10-16 06:55:39 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
窓から外を見てたら柿が色づいてきたのに気がついた。



休み時間に抜け出して2人で写真を撮っていたら、果樹のSさんが造園のYさんと一緒にやってきて解説してくれた。

まず、柿は枝の先端ではなく、葉腋に実をつけます。 
ふむふむ確かに・・・



新梢10枝に6果、つまり、これだけの葉が光合成してこれだけの柿を養うってわけだね。  
(ふむふむなるほど・・・)

もったいながって整理しないといい実はならないし、余裕のあるうちなら10に5、この隣の枝なんてうまく摘花・摘果できてるってわけだね。 
(なるほどなるほど・・・)

本来、農家は渋柿を植えて(干し柿ですか?)、いや、渋を利用してたらしいね
(そうなんだぁ・・・そういえば、お酒を絞る袋も柿渋で染めた布を使いますよね・・・(つい話題が日本酒方面へ・・・))


そういえば、この時期ニュースでジャンボかぼちゃの品評会の様子なんかが報道されるけど、あの巨大なカボチャは なが~~~いつる全体で1つの実をそだてるんだそうで、全部の葉で光合成して稼いだ栄養をすべて1つの実につぎ込むんですね。なんか、今の柿の話、よくわかった気がします。

スーパーマーケットやデパートや果物屋さんの店頭で、1袋いくらで買ってくるだけ、木からもいだことも無いから、柿とか梨とかどうやってなっているのか、どうやって育つのか、どうやって育てておられるのか、ちっとも知らなかった。

柿の圃場の横の、栗の圃場では、収穫後の栗のイガがうずたかく積んでありました。秋だな・・・




(成績の良くなかった)果樹のノートを読み返してみると、リンゴは1果を養う葉を50~60枚に、ナシは1果35枚、西洋梨は35枚とある。
実際は葉の数を数えるわけではなく、すこし余裕を持って摘花し、さらに摘果する。芽が花芽か葉芽か混合か?、花芽の分化率は?など、それぞれ考えられている。
リンゴの場合、頂生花芽で混合花芽。1芽から15枚の葉が出て、先端とその下に数個の花芽がつくとして、3~4頂芽に1果になるよう、摘花し(かなり落とすことになるようだ)、さらに摘果するそうだ。日本はこの摘花・摘果を徹底しておこなうので、世界的に見ても品質の良い果物ができるのだそうだ。といっても、春先の樹の様子を見てないから実感としてはよくわからないや・・・。

柿の甘さが和菓子の甘さの手本だと聞いたことがある。
料理の味付けに使われているのが柿だと気づいた幼いチャングムが褒められるシーンがあったっけ。

今日は食後に柿を2個もいただきました。1個は熟してかなり柔らか、2つに切ってスプーンですくう。
今年の枝2本分の葉達がせっせと育ててくれた結果の1個の柿。
甘~~~~い。
ご馳走様でした