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東日本大震災復興ボランティアに参加

2014年09月16日 | 香川県の山

 
”イオン 心をつなぐプロジェクト”(東日本大震災復興ボランティア)に参加してきました
募集のパンフレットには 9月3日~9月5日
行程 2泊3日 南相馬地区
1日目 東京駅鍛冶橋駐車場 12:30集合 バスで相馬へ18:00相馬ステーションホテル泊
2日目 7:30被災地南相馬へ到着後ボランティア活動(9:00~16:00)相馬ステーションホテル泊
3日目 8:00被災地南相馬へ到着後ボランティア活動午前中で終了
   バスで移動中、浪江町から大熊町へ地元ボランティア(語り部)の方の話を聞く
   福島駅から東京へ 20:00東京駅解散
こんな内容でした、体力的なこと、実際の活動は1日半被災地行ってどれだけのことが出来るか?
疑問や不安がいっぱいでした。

2日目(9/4)朝、宿泊先の相馬ステーションホテルから南相馬へ距離にして10キロぐらいですか
 
(JR南相馬小高駅と自転車置き場、人が全然いない線路内は草ぼうぼう)
相馬から南相馬市へ入ると様相が一変、車は沢山走っているが人が全然いない、農地は草ぼうぼう
3年半まえ9/11大震災原発事故後から時間が止まっているのだ・・・
まずは南相馬のボランティアセンターへ

(ボランティアセンター玄関前に設置されている放射線量測定器)
測定器の数値表示は 0,14でした。
センターで今日のボランティアの注意事項、作業内容の説明
心がまえ
●被災地・被害者に迷惑をかけない(プライバシーを守る)
●現地の指示に従う
●安全確保 
私達(約40名)のボランティア作業地は小高地区の農家さん、バスで移動この地区は
「居住制限区域」日中の立ち入りは自由に出来るが、夜間立ち入れない地区
農家さん宅へ到着、作業としてはビニールハウス(中はシイタケの原木がぎっしり)の解体と周辺の草刈り
当日のお天気は曇り空だがやはり屋外での作業を続けているとじんわりと汗が
世話役の方がこまめに水分補給と休憩を、と気遣ってくれる
作業はいかんせん、ほとんどの人が素人初めは悪戦苦闘作業もなかなかはかどらない
それでも15時ごろ作業が終了の頃には ビニールハウス2棟解体と周辺の草刈りが出来ました
(解体中のビニールハウス)

作業中に
当家(70歳前後)の方と少しお話をすることができました
会話の中で畑の広さが1町(3000坪)ぐらいと田んぼ12町ぐらいと聞きました
??私達では広さは想像できません・・・・・・
これから先の作業を考えると気の遠くなるような広さです
5日目(9/5)
今日は朝から快晴、
道路を隔てた別の畑へここもビニールハウスが3,4棟建っている
草に覆われていたが、昨日草刈り班がきれいに刈ってくれている
早速解体に取り掛かるが今日のハウスは長くて広い骨組みもかなり太く
しっかり作られている、なかなか手ごわく昨日の様な訳にはいかない
それに今日は午前中で引き揚げなくてはいけない、照りつける日差し汗がぽたぽたと落ちてくる
そんな空気を察してかボランティア責任者の方が
「皆さんの作業は次に来る方に繋がる作業をしましょう
     次に来る方がすぐに取り掛かれる作業をしましょう!」
少し焦りもありましたが、その言葉を聞き落ち着きました

午前中で作業を終了、最後に当家の方の挨拶が
  「今日はありがとうございました
    皆様のおかげで私も一歩を踏み出す勇気が湧いてきました・・・」
胸が熱くなる言葉でした、そうなんだ小高地区の方は今から少しづつ復興が始まるのだ  

福島までの帰り地元ボランティアお話も聞けました
小高地区から浪江町、5キロ圏内の大熊町へここから先は許可がいります
ガードマンが立っていて物々しい検問をしていました
まだ立ち入れない所だ、商店、コンビニ、ガソリンスタンド、民家、マンション外見上3/11震災前そのままの状態
正確には3/12原発事故後そのまま
ショックで言葉がありませでした  

今回ボランティア初参加
現地に来て初めて分かる現実の数々、貴重な経験をさせてもらいました。
お世話になった小高地区の皆様ありがとうござい
少しでも早く平穏な日々が訪れますようお祈りしています。

最後に
 現地に行って  視て  感じて  考える そして伝える 
ボランティアさんの言葉が印象に残りました。