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田舎暮らし~南信州四季折々の記

南アルプスと中央アルプスをのぞむ田舎での四季折々のつれづれの記写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

チェコ旅日記 10 カレル橋2

2021-09-03 18:29:15 | 旅行

 

 カレル橋の両側の欄干には15体ずつ 合わせて30体もの聖人の銅像が立っている

 それらの像は一つ一つが美術館にあっても良いくらいのすばらしい彫像ばかりだ

 その中には日本にキリスト教を伝えた フランシスコ・ザビエルの像もある

 この像は何人かの人によって支えられた台座の上に立っている

 その支える人の中に東洋人らしき人物がいると言われるが わからなかった

 十字架を背負ったキリストの像や聖ヨハネ像等々並ぶ中で

 最も最初に造られたのが1300年代に実在した人物ヤン・ネポムツキーの像だという

 このネポムツキーにはこんな伝説が残っている

 プラハの大司教だった彼は聖職者として王妃の懺悔を聞いた

 王妃の不貞を疑っていた王ヴァーツラフ4世は ネポムツキーに王妃の懺悔の内容を話すように迫った

 聖職者は懺悔の内容を決して口外してはならないという事になっているため

 たとえ王の命令とはいえネポムツキーは懺悔の内容を話すことは無かった

 怒った王は彼の舌を抜いたうえに カレル橋の上から川の中に投げ落とし

 ネポムツキーは亡くなる この時川から5つの星が浮かび上がったという

 それから300年ほど後に彼の墓から舌が見つかったけど、腐っていなかったという

 この腐っていない舌の話まで来ると いささか怪しいことになってしまうが

 今彼はチェコの守護聖人となっている

 ネポムツキーの像には必ず頭上に5つの星が付いているという

 このカレル橋のネポムツキー像にも頭の後ろに5つの星の付いた輪がある


チェコ旅日記 9 カレル橋

2021-08-22 11:07:49 | 旅行

   

 プラハ市内を流れるヴルタヴァ川 チェコ語でヴルタヴァというけれど 

 私はドイツ語のモルダウ川という名の方がなじみ深い

 スメタナ作曲(わが祖国)の第2曲モルダウとして有名だったからかもしれない

 出だしが重厚な暗いイメージのこの曲によって 私がボヘミアに持つイメージが出来た気がする

 旧市街とプラハ城の間を流れるこの川にはカレル橋という古い石の橋が架かっている

 

           

 カレル橋からプラハ城方面を見る

 この橋は1357年当時のボヘミア国王の命により作られ その名カレルをとってカレル橋と言われている

 完成までに45年の歳月をかけたという

 

        

 プラハ市内を流れるヴルタヴァ川にはいくつかの橋が架かっているけど 

 このカレル橋がプラハ最古の石橋だという

 長さは500m以上あり 幅も10メートル弱という大きな橋で 

 橋の下は15のアーチ状の橋脚で支えられている

 車は通らないので風景を眺めながらのんびりと歩くことが出来る

 橋の上には楽器の演奏をする人や絵を描く人や屋台のお土産屋さんなどが 通行人の邪魔にならない端っこで

 思い思いに行動している

 橋の下のヴルタヴァ川は川幅いっぱいにゆったりと流れている

 

         

 

 

 

          

 

 


チェコ旅日記8 

2021-08-12 19:20:21 | 旅行

  旧市街近くで昼食をとることにした どんなお店に入ろうか探しながら歩く

観光客より地元の人が出入りしているレストランの方が良いと思い

そんな感じのレストランに入った

         

 

チェコの料理は一般的に塩味が濃くて単調な味が多い と聞いていたので

何となく無難そうなパスタ料理を注文した

昼時だったことも有 店内は昼間からビールを飲む人や食事をする人でにぎわっていた

多分ここは夜になるとバーの様なお店になるのではないかと思う

出てきた料理はおいしくて ボリュームがあるにも関わらずきれいに完食

広い店内なのでお客さんが多くても静かにゆったりと過ごすことが出来た

支払いはチェコの通貨チェココロナで支払った ユーロ圏なのでユーロも使えるのは便利だ

 

          

 

 


チェコ旅日記7 プラハの旧市街1

2021-08-09 19:40:46 | 旅行

             

 ボヘミアングラスのお店のパンフレット

 ここは観光客が多い旧市街にあるお店なので 免税店になっていたと思う

 

       

 店内はとても広くていくつものフロアーがある

 照明がグラスの輝きを引き出している

 

       

 観光客が主なターゲットの様で 製作工程の一部を店内で実演している

 お客さんが立ち止まっては見ていく

 ここでは絵付けの一部を見た様な気がする 繊細で美しい独特の模様だ 

 

       

 グラス、花瓶、置物、など きらびやかな商品が店内いっぱいに並んでいる

 買った商品は日本国内にも発送してくれるけど 発送してもらうほど大きな花瓶などは

 とても高価で私には手が出ない せいぜい小さなグラスなどが精いっぱい

 小さなグラスでも素敵なものがいっぱいあって目移りしてしまい 迷いに迷う

 これも買い物の楽しみの一つだけれど・・・

 

       

 

         

 


チェコ旅日記6

2021-08-01 20:14:46 | 旅行

 

 プラハ城内の一角に 体育館の様な木の床張りの大きな建物があった

 そこは冬の間馬が運動不足にならないようにする 運動場とのことだ

 

             

   

 衛兵のいる城門を出て坂道を下り 脇にある細い路地に入って行くと 

 パステルカラーの小さな建物が並んだ通りに出る 黄金の小路と言われる通りだ

 その昔お城に仕える召使たちが住んでいた所で やがて錬金術師たちがこの一角に住むようになり

 この黄金の小路という名がついたと言われる

 現在、これらの家はお土産屋さんなどになっている

 この通りの中で 青い壁に№22と書いてある家がある

 この家は作家カフカが一時仕事場として使っていたのだという 

 

 黄金の小路付近で 道端に座り込んで物乞いをしている女性がいた

 体をすっぽり覆う黒い服装で うつむき加減に通りを行く人を見ていた

 その姿は今でも印象に残っている こういう人たちは後々よく目にしたのだけど

 最初に出会ったときはとても衝撃を受けた 

 

      

 ウインドウを覗いてみる 

 一番下段に赤い枠の本がある 中国語と思われる漢字で(布拉格)と書いてある

 プラハと読むのだと思う

 私が行った2013年ころは ヨーロッパでも中国人の観光客が爆発的にふえていて

 各所で中国の人をターゲットにしたものを目にした

 それ以前は日本人を相手にしていたのが中国人にとって代わった様だった

 まだ日本語のパンフレットやお土産屋さんの日本語表記なども残っていたけど

 圧倒的に多かったのは中国語のものだった