乗用車と名鉄の特急電車が衝突し、止まった現場(8日午後8時13分、愛知県東海市で)=加藤学撮影
8日午後5時55分頃、名古屋市南区元柴田東町の名鉄常滑線柴田2号踏切で、中部国際空港発新鵜沼・新可児行きの上り特急電車「ミュースカイ」が乗用車と衝突した。
車はその後、下り線を走ってきた名鉄名古屋発河和行きの特急電車にも衝突し、電車とともに数百メートル進み、橋を越えて愛知県東海市内で止まった。車は大破しており、救急隊員らが約3時間半後、車内から男性1人を運び出したが、すでに死亡していた。
同県警南署の発表によると、死亡したのは同区滝春町、アルバイト山田良一さん(66)。ミュースカイと、下りの特急には計約770人の乗客がいたが、事故によるけがはなかった。同署が衝突の原因を調べている。
ミュースカイの乗客は大江駅で下車し、下り特急の乗客は、最寄りの名和駅まで徒歩で移動した後、同社のバスで太田川駅まで送られたという。同線の神宮前―太田川間で一時、上下線とも運転を見合わせたが、約5時間半後に運転を再開した。
(2013年7月9日01時35分
読売新聞)
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