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二人展Ⅲ うつろう光 色鉛筆 関吉和明 素敵な出会い 写真 高橋健一  

2018年09月02日 | オープンギャラリー

現在、黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館では、

「二人展Ⅲ うつろう光  色鉛筆  関吉和明 素敵な出会い  写真  高橋健一」

を開催いたしております。

 

高橋健一は、「素敵な出会い」をテーマに写真作品を展示しています。

高校生から、写真をはじめ、常にカメラを携帯しながら、日常を撮り続けてきました。

 

誰もが、日常のふとしたものに対して驚いたり、感動したりすることがあるかと思います。

日常は以外に、流動的に動いていて、普段から見慣れたものも違って見えたり、突然な出会いがあったり。

ありきたりだと思えるかもしれないものも、よくよく観察してみると、感慨深い。

そんな時に誰しもでるのが、「いいね」という感情だったりします。

 

高橋健一は、この「いいね」を「素敵な出会い」ととらえ、すかさずシャッターをきります。

  

「いいね」は思わず、ほがらかになったり、緊張するものであったり。

  

地元の横浜や鎌倉で取材した、「いいね」たち。

「素敵な出会い」をみなさんは、どのように感じるでしょうか。

 

 

 関吉和明は、「うつろう光」をテーマに、色鉛筆による作品を展示しています。

写実画家である磯江 毅(いそえつよし)やフェルメールの作品などに感銘を受け、

独学で色鉛筆による表現を行っています。

絵画において、「光」は常に追い求められるテーマ。

関所和明は、色幅の少ない色鉛筆で、「ほのかな光と影」を表現できないか。

常に模索をしながら、描き続けています。

小学校の頃使っていた子供用バイオリン。

60年ぶりにケースからあけたものは、作家にとってどのようにうつったのか。

単純に美しいつやのあるバイオリンとして、みえるというだけではなさそうだ。

  

ほのかな光と影。

時間や空間、存在の重みなど、光と影とともに感じることができる。

名品の模写。ただの模写とは呼べない、緊張感が作品にはある。

  

引いて眺めた後は、ぜひ細部の描写も眺めてほしい。

紙と色鉛筆の顔料が、やわらかく結びつき、美しい質感と上品な趣を出している。

 

写実的な作品に出会うといつも息をのみ、その存在の重さを感じ取ると思うが、

関吉和明の作品は、そのような重みを感じつつも、どこか穏やかで、温かい。そして、心が和む。

他の作品にはない不思議な存在感を出している。ぜひ、鑑賞してほっこりしていただきたい。

 

 

お二人の作品は、それぞれの視点で表現され、違うものでありますが、

日々を表現するという点では、つながるものがあります。

同時に、作品を鑑賞している私たち自身にも、つながっていく。

とても素敵な展覧会です。

 

展覧会は、2Fセレネ美術館オープンギャラリーにて、9月7日金曜日まで開催しております。

オープンギャラリー入場は、無料です。

開館時間は、9時~17時30分までです。お待ちしております。

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

 


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