セレネには2台のグランドピアノがあります。
「スタンウェイ」と「ベヒシュタイン」です。
これらのピアノは、ピアノ教室の発表会はもちろん、プロの演奏家のコンサートにも使われますので、
温度や湿度などをきちんと管理し、定期的に調律しなくてはいけません。
そんなわけで、本日、セレネのピアノの主治医である竹田さんが定期健診に来てくださいました。
ピアノ庫にこもり、ずーっと作業をしている竹田氏。
どんな様子かなあと思ってのぞきに行くと、見慣れない作業をしておられます。
寄ってみると。
どうやら、小さなきずを治療しておられる様子。
2台のスポットライトを使い手元を照らしています。
直すべきところをテープで囲って、樹脂?を塗り、細かな紙やすりで整えています。
黙々と作業する竹田氏。かなり根気と時間のいる作業です。
そんな様子を横からびしびし撮影。
違う絵がほしくなったので、調律は? 調律はまだなの? と聞くと
今日はこれでいっぱいいっぱい。調律はまた今度来ます! とのことでした。
ピアノの管理のためには、音感のほかにも、美的感覚も必要なのだなあ、
と思った3月の夕暮れでした。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP