石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

大阪府 豊能町 高代寺参道の地蔵・一石六地蔵

2011年10月13日 | 石仏

 

能勢電鉄妙見口駅から高代寺旧参道を行くと

参道の中程で地蔵石仏が姿を現します。

 

大阪府豊能郡豊能町吉川

自然石に舟型光背を深く振り窪め、地蔵立像が彫られています。

 

なかなか味のあるお地蔵さんです。

 

旧参道に石仏・・・良い風情です・・・

 

地蔵石仏から少し行くと、今度は六地蔵さんがお出迎え・・・・・

 

白く風化した台形の石に彫られた一石六地蔵です。

 

石の上部が庇のようになっています。

 

それぞれ持ち物が違っており、六道能化の姿を現しています。

 

此方も旧参道が良く似合いますね・・・・・

 

 

 

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大阪府 能勢町 興徳寺の三尊石仏

2011年10月12日 | 石仏

 

野間大原に在る興徳寺、境内裏手の墓地入口に背の高い三尊石仏が立っています。

 

大阪府豊能郡能勢町野間大原

 

ずらりと並んだ石造物の中で、この二基が目立ちます。

 

地蔵を主尊に、不動・毘沙門を脇侍とした三尊石仏です。

 

蓮華座に立つ定型地蔵

 

地蔵の下面に彫られた不動・毘沙門の二尊

 

隣に在る阿弥陀三尊石仏

 

 

 

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大阪府 能勢町 野間中の阿弥陀・六地蔵磨崖仏

2011年10月11日 | 石仏

 

野間中の四つ辻を東に行くと、農道の脇に六地蔵磨崖仏が在ります。

 

大阪府豊能郡能勢町野間中

妙見山への街道筋、覆屋が掛けられ大切に祀られています。

 

左に阿弥陀座像が彫られた珍しいものです。

六地蔵は立像ですが阿弥陀は座像です。

しかも中尊ではなく左端に・・・

 

何れにせよ、大好きな六地蔵さん・・・良い感じです・・・

 

六地蔵から少し四つ辻に向かうと地蔵一尊種子板碑があります。

 

地蔵の種子、カを薬研彫りにしていています。

 

野間の大欅

 

 

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大阪府 能勢町 野間中の地蔵石仏

2011年10月07日 | 石仏

 

 妙見山の北裾野にある野間中の集落。 嘗ては交通の要所であった四つ辻のすぐ南

野間中バス停の傍らの民家の間に地蔵石仏が在ります。

 

大阪府豊能郡能勢町野間中

小さいですがよく整ったお地蔵さんです。

地蔵の周囲に種子が彫られていたであろう月輪の一部が確認できます。 

 

残念な事に尊顔を横切るように横一文字に割れています。

辛うじて欠落はしていませんが痛々しいです。

 

納衣の裾の広がりが特徴的ですね。

 

元は磨崖仏だった物を、道路拡張工事で移動する際に破損した・・・・・

そんな気がするんだけど・・・・・ 

 

 

 

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大阪府 能勢町 清普寺の薬師如来石仏

2011年10月06日 | 石仏

 

 妙見街道沿いに地黄の集落が在り、街道から西に下った所に在る清普寺境内に

自然石に彫られた薬師如来石仏が在ります。

 

 大阪府豊能郡能勢町地黄丸山

 

以前は墓地内に在ったようですが、現在は境内に移動されています。

 

磨滅が激しいですが、右手施無畏印 、左手に薬壷を持っているようです。

 

 背面に南無妙法蓮華経と刻まれていますが、後世に追刻されたものだそうです。

 

  

 

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大阪府 能勢町 宿野の阿弥陀石仏

2011年10月05日 | 石仏

 

月峰寺から東に街道筋に出ると、宿野川沿いに点在する宿野の集落が在ります。

豆栢のバス停から少し行った所の、一戸の家の裏に栗林が在り

覆堂の中に阿弥陀石仏が祀られています。

 

大阪府豊能郡能勢町宿野

蓮華座に座す定印の阿弥陀石仏です。

 

お顔の辺りだけ綺麗にして貰って、阿弥陀さん微笑んでいますね。

 

かなりの厚肉彫り、温厚な面貌、丁寧な衲衣衣文の表現などは

月峰寺の六体阿弥陀石仏に似たところがあり、同じ時代のものと思われます。

 

良い感じです・・・

 

 

 

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大阪府 能勢町 行者山の磨崖仏 其の二

2011年10月04日 | 石仏

 

行者山登山口まで降り、車道を少し上がると烏帽子岩と呼ばれる大岩が在り

不動明王磨崖仏が彫られています。

 

火焔を負って座す不動明王を線彫りしています。

 

かなり細かい所まで彫ってあり、迫力があります。

 

先の大日如来磨崖仏の作者とは違うようです。

 

上部には不動明王の種子カーン。

 

不動磨崖仏の横から渓流を渡った対岸の巨岩の岩肌には

弁財天磨崖仏が彫られています。

 

弁財天の磨崖仏は初めて?・・・かな?

 

何故此処に弁天さんなのでしょうか?

 

微笑が良いです・・・

 

 

 

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大阪府 能勢町 行者山の磨崖仏 其の一

2011年10月03日 | 石仏

 

修験道の山、行者山にある磨崖仏です。

 行者山登山口から山道へ、急坂をしばらく登ると、目の前に巨岩が現れ

広い壁面に行者山最大の磨崖仏、大日如来磨崖仏が彫られています。

 

 

大阪府豊能郡能勢町山辺

蓮華座に座す胎蔵界大日如来です。

体部は線彫り、お顔は浅く彫り込んでいます。

 

大阪府下では数少ない大磨崖仏で、なかなか見応えが有ります。

 

通常大日如来の宝冠には胎蔵五仏を表すが、この大日は

キリーク(阿弥陀)、バン(金剛界大日)、アーンク(胎蔵界大日)を

刻んでいて、珍しいものです。

 

登山道に覆いかぶさるように彫られています。

 

大日如来磨崖仏から更に登ると行者堂が建っており

堂の裏手を登った行場、鐘掛け岩の壁面に覆屋が在り

役行者の磨崖仏が彫られています。

 

覆屋が在る為、光が足りません・・・

 

携帯電話のライトを点灯して、何とか撮影出来ました。

 

何と無く穏やかな表情?・・・かな?

 

 

 

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大阪府 能勢町 今西墓地六地蔵板碑

2011年10月02日 | 石仏

 

 

今西の岐尼小学校の西側の山道をしばらく登って行くと、山腹に今西墓地が在り

入口に阿弥陀板碑と六地蔵板碑が並んで立っています。

 

大阪府豊能郡能勢町今西

細長い板石の頂部を山形にして額面をつくり、碑面上部に舟型を彫り窪めて

蓮華座に立つ地蔵を半肉彫りしています。

 

一基ずつで六地蔵を表現したものでは、この今西墓地の六地蔵が最も古いそうです。

 

脇に一基在る阿弥陀如来板碑です。

これも六地蔵と同じ頃のものと思われます。

 

左から宝珠・合掌・宝珠・錫杖宝珠・錫杖・幡と言う事ですが・・・

良く判りません・・・・・

 

 

 

 


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大阪府 能勢町 月峰寺の阿弥陀石仏

2011年10月01日 | 石仏

 

大阪府下において、自然と調和した磨崖仏や石仏が多く残る摂津地方。

能勢・豊能とその周辺の石仏巡りをして来ました・・・

まずは能勢方面から。

 

剣尾山月峰寺の境内に、六体の阿弥陀座像石仏が並んでいます。

大阪府豊能郡能勢町大里

もとは剣尾山上の旧月峰寺に在ったものを運んで来たようです。

 

等身大の阿弥陀が並んでいるのは見応えがあります。

 

同じようで少しずつ微妙に違っています。 

尊顔は顎が小さく現代風のお顔のようです。

 

古い時代の仏像には、整った美を創造しようとする造形意欲が強かったが

室町時代ともなると大衆仏教の要求する多量作仏主義が

このような作風をつくることとなったと云う事です・・・

 

 

 

 

 

 

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