石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

大阪府 駒ヶ谷 十一面観音石仏

2011年09月19日 | 石仏

 

近鉄駒ヶ谷駅の前、橋の袂の小堂内に十一面観音石仏が祀られています。

 

大阪府羽曳野市駒ヶ谷

格子戸には鍵が掛けられており、おまけに格子が小さい為

手も入りませんので非常に撮影困難です。

 

舟型光背を負い、蓮華座に立つ厚肉彫りの十一面観音像です。

かなりの磨滅と破損が有ります。

以前は野ざらしだったのでしょうか・・・

 

どうしても格子が写ってしまいます・・・

 

この辺りでは十一面観音石仏は珍しいような・・・

 

やはり、お顔が一番磨滅しています。

多くの方々が撫で擦った証しですね・・・

 

 

 

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大阪府 駒ヶ谷 地蔵石仏

2011年09月17日 | 石仏

 

河内飛鳥から、竹之内街道を飛鳥川に沿って西に二キロほど行くと

駒ヶ谷の集落に入り、街道脇に等身大の地蔵石仏が立っています。

 

大阪府羽曳野市駒ヶ谷

通常型の地蔵石仏です。

錫杖がえらい曲がっていますね~

 

おでこの辺りが、ふくすけ足袋のふくすけさんにちょっと似ているかな?

すぐ横に役行者錫杖水があり、役行者の石像や大峰登山碑などが建っています。

 

江戸末期造立のためか風化も少なく、良く残っています。

 

 

 

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大阪府 太子町大道 阿弥陀石仏

2011年09月16日 | 石仏

 

古道竹之内街道の大阪側、太子町大道の集落街道沿いに

室町時代の阿弥陀石仏が在ります。

 

大阪府南河内郡太子町大道

 

何度も行ったり来たりしましたが、街道を見下ろす所に在りました。

竹之内街道を歩く人は沢山居ますが・・・

この阿弥陀さんに気付く人は皆無です。

 

もうすっかり忘れ去られた阿弥陀さん・・・

 

白い地衣類に侵されて非常に判り辛いです・・・

古い写真では蓮華座がはっきり見えているのですが・・・

 

石仏の前は断崖絶壁(ちょっと大袈裟)のため真正面から撮影できません・・・・・

 

 

 

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香芝市 畑 志満堂地蔵石仏

2011年09月14日 | 石仏

 

石仏としては市内最古、寛正三年の銘がある地蔵石仏です。

 

香芝市畑志満堂

小堂内に丁寧に祀られている錫杖・宝珠型の地蔵座像です。

頂部に柄造りが残っており、もとは笠石が載っていたようです。

 

二重の蓮華座に座しているのが判ります。

 

お顔が少し欠けている以外は比較的良く残っています。

 

近くには畑城跡が在り、戦乱と貧困にあえぐ

庶民の祈りの石仏であったのでしょうか・・・

 

現在数人の地蔵講の方々が、お守りされて居るようです・・・

 

 

 


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香芝市 今泉 念通寺不動石仏

2011年09月13日 | 石仏

 

念通寺境内の堂内に在る不動明王石仏です。

県下でも古い不動石仏の一つです。

 

香芝市今泉畑ノ浦

右肘を外に張って利剣を構え、左手を肩まで上げて羂索 を握っています。

 

重量感のある、堂々とした古式のお不動さん・・・

 

側面に月輪が在りますが・・・良く判りません・・・

 

良いお不動さんですね・・・

 

 

 

 


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香芝市 平野 正楽寺阿弥陀石棺仏

2011年09月12日 | 石仏

 

平野集落の正楽寺境内に、古墳時代の石棺材を

転用したと見られる阿弥陀石仏が在ります。

 

香芝市平野

薄い板状の凝灰岩に、定印を結ぶ阿弥陀如来坐像を薄肉彫りしています。

 

堂内に在りますが格子扉等は無いので、まだましな方でしょう・・・

 

印相の辺りから下は剥離崩壊が激しく、非常に判り辛いですが

県下の石棺仏としては古い遺品として注目されているようです。

 

お顔の辺りは汚れ等が幸いして、輪郭が比較的良く見て取れます。

 

想像していたものより遥かに大きい物でしたので、見応えは有りました。

 

 

 

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京都府 当尾の里 千日墓地の石造物

2011年09月10日 | 石仏

 

古い墓地の多い当尾地区の中で最も古く

多くの石造文化財が残っている千日墓地。

 

京都府相楽郡加茂町辻三田

まず目に飛び込んで来るのは石の鳥居と十三重の石塔。

 

初重軸部に四方仏が彫られた十三重の石塔です。

相輪の宝珠を失っているほかは、完存しています。

 

破損した種子十三仏板碑。

昔の写真では、つながっていたのですが・・・・・

 

双仏石も草の中・・・

 

当尾最大の阿弥陀・地蔵の双体石龕仏です。

 

笠石、宝珠も当初のまま完存しています。

石龕の左右上下にホゾ孔があり、当初は石扉があった事がうかがえます。

 

よく整った像容です・・・

 

墓地南側には六地蔵と名号碑、阿弥陀石仏が並んでいます。

 

風化が少ない、美しい阿弥陀石仏です。

 

微かに笑みを浮かべた口元が印象的です・・・・・

 

 

 

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京都府 山城町 谷山不動磨崖仏

2011年09月08日 | 石仏

 

旧奈良街道から不動川にそって遡った所に、谷山不動の幟が見えます。

長い石段を上がった所の露出した岩に、三体の磨崖仏が彫られています。

 

京都府相楽郡山城町平尾谷山

覆堂の中に不動明王座像が彫られています。

この谷山は、不動磨崖仏を主尊とした密教僧侶の行場であったと思われます。

 

なかなか良い不動明王磨崖仏なのですが

とにかく薄暗く、折角の磨崖不動さんもこの通りです・・・

 

覆堂の脇の岩には地蔵磨崖仏が彫られています。

 

舟型を彫り窪め、蓮華座に立つ定型地蔵

優しいお顔ですね・・・

 

地蔵磨崖仏の下には十一面観音磨崖仏が彫られています。

 

地蔵と同時期に彫られたようで、地蔵磨崖仏とよく似たお顔です・・・

 

 

 

 

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京都府 山城町 神童子墓地の地蔵石龕仏

2011年09月07日 | 石仏

 

奈良街道から東に神童子道を行くと、神童子集落入口に墓地が在り

其処に優れた地蔵石龕仏が在ります。

 

京都府相楽郡山城町神童子

穏やかななお顔、衣文の流れも美しく、良く整った地蔵菩薩です。

 

石龕仏としては古い方ですが、風化も少なく非常によく保存されています。

 

笠石・基礎石共に当初のままであるのが珍しいそうです。

 

本当に美しいお地蔵さんですね。

 

 

 

 

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京都府 田辺町天王 多尊石仏板碑

2011年09月06日 | 石仏

 

尊延寺集落から県境を南へ少し入ると天王の集落があり

集落墓地に珍しい多尊石仏板碑が三基置かれています。

 

京都府綴喜郡田辺町天王

 

三十三体観音板碑

江戸時代の三十三ヶ所観音信仰が盛んなころ

このような観音石仏が各地に造立されたようです。

 

十六体仏板碑

第一段に地蔵を彫り、その下に地蔵と阿弥陀が十五体彫ってあります。

 

素朴で味のある尊像です・・・・・

 

十六体仏板碑

此方は上段に弥勒、下段に地蔵を並べたものです。

風化と苔で見え難くなった尊像も・・・・・

 

 

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