石仏み~つけた

大和とその周辺の石仏や磨崖仏を探し歩いています

三重県 青山町 霧生の地蔵磨崖仏

2014年10月14日 | 石仏

 

 

腰山から霧生に至る川上川沿いに在る地蔵磨崖仏。

この磨崖仏一寸変わって居るんですが・・・

 

三重県那賀郡青山町霧生

左右の岩が迫り出して自然の石龕状態になっています。

磨崖仏上部にも草木が繁り陽が当たりません・・・

 

普通に見れば一寸がっかり。

何が何やら状態の磨崖仏。

 

持錫宝珠の通常型地蔵。

この磨崖仏の特徴は地蔵の足下にあります。

 

地蔵が刻まれた舟形の下部に線刻の蓮弁。

さらにその下に水瓶が線刻されているのが珍しいです。

 

 

 

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2 コメント

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普通、コレはわからない・・ (阿漕 平八)
2014-10-14 23:17:11
私、1枚目・2枚目の写真を見ても、???でした。
磨崖仏を見慣れていればこそ、見つけられるので
しょうね。

この辺りは、中世には朝廷の支配下ではなかった
ようで、名張の東大寺荘園にいた使用人がおこした
黒田の悪党みたいな、藤原千方(チカタ)という豪族
が治めていたとのこと。(藤原摂関家とは無関係)

数々の伝説を残すこの人物は、当地では今も人気
で千方将軍と呼ばれ、ヨソ者がその名を言おうもの
なら、愛想よくされるとか。
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そうですよね (たいしん)
2014-10-15 07:55:09
以前訪れた時は最初の写真の様でがっかりして
ブログにもUPしなかった磨崖仏です。

入手した資料に水瓶が刻まれていると
書かれてはいましたが写真は無し。
矢張り撮影困難だったんでしょうね。

だめもとで懐中電灯照らしたら水瓶が現れました。

車道沿いなのでみちゆくひとは「何やってんだ??」
だったでしょうね。

千方将軍のお話有難うございます。
今度試してみます。
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