久々の地元、大和の磨崖仏です。
山添村片平集落から名張川沿いに上流名張方面への道を行くと
道幅が少し広くなり駐車可能な所に
何時通っても気になる赤い鳥居が在りました。
「不動明王 此の下↓」と彫られています。
気になって上から覗いて見てもさっぱり判りません。
ゴミを捨てない様にわざとこう言う風にされているのかとも思いましたが
念のため集落で尋ねてみたところ・・・
本当に不動明王の磨崖仏が刻まれて居る事が判りました!
市町村史にも載せられていない磨崖仏が見つかりそうです。
夏場はとても近づけそうもない為、今まで季節待ちをしていました。
一昨日の三日に行った時は散々探しても見つかりませんでした・・・
帰りがけに近くの畑にいた方にダメもとで尋ねたところ
更に詳しい情報を得る事が出来ました。
その方に聞いた内容をもとに昨日再度挑戦した結果・・・
何と十分もかからないうちに見つける事が出来ました!!
片平の不動明王磨崖仏です。
奈良県山辺郡山添村片平
昨日の情報が無ければ見つける事など出来なかったでしょう。
河原に山ほど転がっている岩の中の一つに刻まれています。
数ある岩の中にこの光背が見えた時は思わず叫んでしまいました!
小さいながらも良いお不動さんです。
嘗てはこの前が渡し場だったそうで
船からあがって直ぐのところの岩に刻まれていたそうです。
大水の度に埋没したり又現れたりを繰り返しているようです。
通常水流による摩耗を防ぐため下流に向かって刻まれるものが多いのですが
このお不動さんは上流に向かって刻まれている為
尊顔が判らない位に摩耗しています。
付近には甌穴もみられるため昔はかなりの暴れ川だったようです。
現在は水位が低下した為、河原の沢山の岩の中の一つになってしまっています。
まぁしかし良く見付かったもんです・・・・・ふぅ・・・
あそこを通るたび気になる看板ですもんね。
しかしそのまま探したんじゃ見つからない・・・。
やっぱり地元の聞き込みが大変貴重ですね。
もう祀っては居ないんですか??
この週末は野暮用、来週は民生の行事・・・・まあウイークデイに動けますけどね。
金曜日、湖東磨崖に寄ってって来ました。
ありがとう。
一昨日聞いた方は友人と三人で探したけど
見つからなかったと・・・
道路拡張工事時の発破で砕けた岩が多数あり
大水の時にお不動さんを埋めてしまうようです。
よく見つけられましたね~
大水の時にお不動さんを埋めてしまう……
掘り起こし祀っているんですね すごいです!
そこに在るということが判れば探したくなります。
お不動さんの前は窪地になって居るので
土砂が溜まりやすいんでしょうね。
鳥居と川を結んだ線上に在ります。
あるかないかわからないのを探すのって大変ですね
世の発明発見ってそういうものかも
この先に必ず在るんだってわかればいいのですが
奈良あたりでメジャーな仏像ばかりみているのと
は違った面白さが石仏探しにはありますね
特にまぼろしの~ってのは!
Panoramioの写真見ていたので直ぐにPATARIROさんだと判りました。
自分たち以外に木屋峠、百丈岩に行く人居たんだ~って思いながら見ていました。
PATARIROさんも「まぼろしの~」がお好きなようですね♪
未だ他にも殆んど公開されていない磨崖仏を探しに行く予定ですので
楽しみにしておいて下さい。