エチオピア万歳！②

こんにちは、川崎です。
エチオピアのゴンダールといえば、
何といっても有名なのが上の写真の天井一面に描かれた天使たちです。
最も古いベルハン・セラシー教会に描かれた約80の天使たちは16世紀からのオリジナルです。


同じくベルハン・セラシー教会の写真です。
磔刑のイエスの上には、三位一体を表現した父・子・聖霊が描かれています。
そして、アーチ型の門の奥には、
モーゼが神から授かった十戒を収めた聖櫃のレプリカが置かれています。


やはりベルハン・セラシー教会です。
正面入口の上部に描かれたもので、中央には聖母マリアがいます。
この聖母、エチオピアの国の形をしており、
エチオピア全土を聖母が見守っているということを表現しているとされています。


東方正教の教会と同様、エチオピア正教の教会に描かれている壁画は、3～4層に分かれており、
上部には聖書に基いた壁画、下部にはエチオピアの聖人伝に基いた壁画が描かれています。


同じくベルハン・セラシー教会です。
この壁画の中で興味深いのは、2箇所。
まず、写真左下に、オリエンタルな雰囲気の地獄を表した壁画が描かれていますが、
対になるべき天国の絵が描かれていないこと。
そして、地獄の上部に描かれたテーブルを囲んでいる絵は「最後の晩餐」ですが、
ガイド曰く、その下で壷から何かを出している2人の人物は、
イエスの最初の奇跡である「カナのぶどう酒の奇跡」を表現しているそうです。
なぜ、これらの絵が一緒に・・・・？


再び天井の天使たちの写真です。
ちなみに私は、この天使たちがデザインされたTシャツを買いました。


ラリベラの聖マルカリオス教会の写真です。
運良く、マルカリオス祭に参加できました。
教会内には数十人の聖職者の方々のお祈りの声が響き渡り、
乳香の香りがたちこめていました。


お祭りの間中、タボット（モーゼの十戒のレプリカ）は、教会の中心部まで運ばれ、
お祭りが終わるとタボットは、教会で最も神聖な場所に安置されます。
（布で覆われてはいましたが）普通は見ることの出来ないタボットを見ることが出来て、
本当に運が良かったと思います！（つづく）
[川崎 大地]