こんにちは!横倉です。
ご縁があったようで、5月のツアーに引き続き、今月のベルギーのツアーも添乗させていただきました。
【カリヨンの町・メッヘレン】
メッヘレンは、ブリュッセルから車で約45分程北に進んだところにあります。
人口は約7万人と、小さな町ですが、16世紀初めには、当時のネーデルランドの首都が置かれたこともあります。
この自治都市メッヘレンには、特権がいくつか与えられましたが、その一つが塩の取引です。
当時、塩は肉や魚の保存に不可欠であり、塩の取引が自由にできるというのは、この町にとって大変有利なことでした。
塩の売買を自由にできたことが、町の発展にも繋がり、今でも美しい建造物が多々残っています。
旧メインストリートのアイゼルン通りには、かつての塩の取引所跡が残っております。17世紀に火事で消失してしまいましたが、その後裕福な魚商人が再建しています。
奥は、メッヘレンのシンボル・聖ロンバウツ大聖堂。
目を惹くのは、フラバンド・ゴシック様式の鐘楼。高さは97mあります。
当初の予定では、167mの鐘楼にしようという計画もありましたが、城壁建造による財政難のため、現在の高さになりました。
訪問の時間が合えば、美しいカリヨンの音色が聞こえてきます。
内部には、ヴァン・ダイクの作品も展示されています。
手前は、オーストリアのマルガレータの像です。
16世紀にこの町を治めたた、神聖ローマ帝国のマクシミリアン1世と絶世の美女・ブルゴーニュのマリーを両親に持つ方です。
3歳の頃にフランス王子のシャルル8世と婚約し、フランスに移り住みましたが、8年後に解消。17歳のときスペインの王位継承者とに2度目の婚約をし、結婚しましたが、結婚したその年に夫が急死してしまいます。
その数年後、サヴォイア家の貴公子と2度目の結婚をしましたが、3年後に夫が他界。…と、不幸が続きます。
このことに心を痛めたのが、父のマクシミリアン1世。
マルガレータに、甥のカールの養育と、ネーデルランドの統治を任せました。
ここで、マルガレータは才能を発揮します。
当時、ネーデルランドは各地で争いが起きていましたが、マルガレータの統治していた時代は、特段争いも起きず、23年もの間町を治めました。
また、前述の甥・カールですが、16歳でスペイン王になり、19歳で神聖ローマ帝国の皇帝(カール5世)となります。
このことからも、マルガレータの手腕がわかります。
アイゼルン通りのお店では、お花が手入れされており、より可愛らしい町並みになっておりました!
歴史ばかりではなく、やっぱり楽しい食べ歩き♪
ブリュッセル風のワッフルは、軽くてサクサク。いくつでも食べられる…気がします。
生クリームやイチゴをトッピングしたものもおいしいですが、ボリュームが多いものは苦手な方には、粉砂糖をかけたシンプルなものがお勧めです。
また、ベルギーといえば、やはりチョコレート。最近は日本にも支店が多く、どこでもおいしいベルギーチョコレートが買えますね。
ぜっかくベルギーに来たので、その場所のチョコレートを食べたい!という方には、こちらがお勧め。
ゲントの鐘楼近くにある、ヴァンホールヴェックというチョコレート屋さんです。
親子でお店を経営しているのですが、ゲントの他に支店はなく、まさに「ベルギー(ゲント)限定」。
そして、チョコレートもおいしいです!!!!
何度訪れてもまた来たくなるベルギー。
ぜひ訪れていただきたいお国です。
(横倉)
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