イギリスでのお話～クリームティー～

初めまして。４月に入社いたしました梅津和香子と申します。
何卒よろしくお願いいたします。

好きなことは食べることと飲むことです。
これから、世界各地の食べ物、飲み物に出会えるのをとても楽しみにしています。

私はイギリスの南部のボーンマスという街に１年近く滞在していました。
今日はそのときのお話をさせていただきます。

イギリスといえば、「食べ物がおいしくない」が、みなさんの印象ではないでしょうか？
確かに、１年暮らしていても、残念ながら
イギリスの食べ物に舌鼓を打ったことはほとんどないです。

しかし、私がイギリスで出会った食べ物の中で、とても絶品なものがあります。
それは、「クリームティー」です。

クリームティーとは？
基本的には紅茶とスコーンのセットでそれをいただく習慣のことなんです。
ご存知でしょうが、イギリスは「紅茶」の国です。
イギリスでは、お休みの日や天気の良い日の昼下がりは喫茶店や自宅の、
花に囲まれたお庭で紅茶を飲んでのんびり過ごします。
私も紅茶を飲んで友達とお話をすることが休日の過ごし方になっていて、
喫茶店めぐりをしていたものです。

なにが絶品なのかといいますと、スコーンに添えられるジャムとバター、
そして「クロテッドクリーム」。
クロテッドクリームとは、イギリスのデヴォン州で作られた伝統的な乳製品です。
牛乳の高脂肪分を煮詰めたもので、生クリームよりも甘くなく、
バターよりまろやかな味です。
その絶妙な甘さがたまらなくおいしくて、
クロテッドクリームだけでスコーン２個もぺろりと食べてしまったこともあります。
日本ではあまり売られてないのが残念です。

画像では左手前がクロテッドクリーム、右手前がイチゴジャム、奥がバターです。

イチゴをトッピング。


友人と「おいしい」「おいしい」と食べていたら、お店の主人がそっと、
「ラズベリーパフェ」をサービスで出してくれました。
さすが、紳士的な国です。
おいしいものを食べて笑顔になると、
周りの人も幸せな気持ちになるんだなぁ、と実感しました。


イギリスに行く際、アフタヌーンティーを楽しんでみてください。
そしてクリームティーを是非お試しください。
雨が多いイギリスなので、晴れた日におひさまの下で紅茶を飲み
スコーンを食べるのはこの上ない幸せです。
（梅津 和香子）

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