地球浪漫紀行☆世界紀行スタッフの旅のお話し

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シルクロード・フェスティバル in シリア

2007年11月05日 20時44分21秒 | シリア・ヨルダン・レバノン
みなさま、こんにちは、田中です。
昨日、シリア・ヨルダンから帰ってきました。4月に続き、今年2度目の訪問でした
相変わらず平和な空気が流れています。子供たちの屈託の無い笑顔も忘れられません

今回は、シリアで開催された「シルクロード・フェスティバル」を観ることができました
ボスラ、ダマスカス、アレッポ、パルミラの各地での4回開催でした。

私たちは、オープニングであるボスラの古代円形劇場で、フェスティバルに参加しました(写真上)。
シリア各地から関係者が集まり、スタート時には観光省大臣の(かなり長い)ご挨拶もありました

内容はというと、シリア出身のローマ皇帝フィリッポス・アラブスのお話しなどを演じていましたが、言葉はわからなくても、バレエダンサーたちが本格的で、アクロバティックなショーなどが見ごたえたっぷりで、とても楽しめました。

円形劇場がきれいにライトアップされ、夜空に浮かぶ月が幻想的な雰囲気をより一層盛り上げていました。

パルミラでの公演は、同じく遺跡内の劇場で行われ、お祭りの最終日ということもあり、最後は花火で豪華なフィナーレでした 

そして今回は、古代都市エブラにも寄ってきました。紀元前3000年頃に栄えた都市で、エブラから発見された1万6千枚にも及ぶ『エブラ文書』は古代世界の歴史を明らかにし、旧約聖書の歴史的事実も裏付けもされました

エブラの町は最後に火が放たれたため、土に書かれていた文書は焼けて頑丈になり、そのまま残ったそうです
また、この都市からは、学校の授業で子供が書いた作文も発見されたそうです

エブラ文書が発見された王宮周辺は、崩壊を防ぐため白い漆喰で固められていました。
(田中 貴子)

←さぼりがちなのに、いつもご協力ありがとうございます。



エブラのテルです。ここから16000枚の楔形文字が書かれた粘土板が発見されました。


アパメアの列柱通り。いつもトイレを借りる民家に新しい家族が加わっていました(下)。


おまけ。(ウマイヤドモスクの礼拝)

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