これこそが、琳派へと繋がったのではと思わせる、
奇想と迫力と華麗な装飾が素晴らしかった。
山雪の細やかさは圧巻だった。
緻密で精巧なのに、力強さや大胆さが損なわれていないのがいい。
研修資料も同時に展示してあるところが、
隠れた作品を掘り起こすことの意義を伝えている。
山楽では「牡丹図襖」が美しかった。
山雪ではやはり「雪汀水禽図屏風」が最高だった。
あの装飾美には、もう言葉がない。
鳥の配置による目線の動きも楽しい。
一方で「雨龍・雪梅・風竹図」の穏やかな水墨画も良かった。
京狩野、もっと見直されるべき作品群だと思った。
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