青天-seiten-

映画、書籍、展覧会、グルメ、日々のこと

薬師寺・唐招提寺

2011年11月13日 21時35分18秒 | 鑑賞記録(2011・2012年中断)

平山郁夫 大唐西域壁画を初めて殿内で見た。
あれは、あそこにあってこその画。
壁画とはそういうものなのだと、改めて思い知らされる。

砂漠が、山が、青が包み広がる世界。
自然の雄大さと厳しさが迫ってくる。
玄奘三蔵にこそ相応しい。

ガラス越しなのが哀しい。
そういう点だけは、美術館で見る価値があるのだなあ。

久しぶりに見た白鳳の仏像群も良かった。
独特のまあるい感じがいいなあ。
懐かしさを感じる美しさだ。

そして東塔と西塔。何度見ても素晴らしい。
しかし、東塔は傷みが結構きているようだった。
西塔はかなり古色がでて、良い感じになってた。
私が見てから10年は経ってないと思うんだけどな。

そして、唐招提寺。大修理後では初。
ドキュメントを見た後だけに、ここがあの時のあの部分かと、
職人たちの苦労の後に、一々感心してしまった。

堂々たる金堂は健在。
飾り気のない佇まいが美しい。

ともに国宝だらけの建築・仏像群。
落ち着いて、地に足の着いた感じ。
やっぱり奈良は良い。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿