平山郁夫 大唐西域壁画を初めて殿内で見た。
あれは、あそこにあってこその画。
壁画とはそういうものなのだと、改めて思い知らされる。
砂漠が、山が、青が包み広がる世界。
自然の雄大さと厳しさが迫ってくる。
玄奘三蔵にこそ相応しい。
ガラス越しなのが哀しい。
そういう点だけは、美術館で見る価値があるのだなあ。
久しぶりに見た白鳳の仏像群も良かった。
独特のまあるい感じがいいなあ。
懐かしさを感じる美しさだ。
そして東塔と西塔。何度見ても素晴らしい。
しかし、東塔は傷みが結構きているようだった。
西塔はかなり古色がでて、良い感じになってた。
私が見てから10年は経ってないと思うんだけどな。
そして、唐招提寺。大修理後では初。
ドキュメントを見た後だけに、ここがあの時のあの部分かと、
職人たちの苦労の後に、一々感心してしまった。
堂々たる金堂は健在。
飾り気のない佇まいが美しい。
ともに国宝だらけの建築・仏像群。
落ち着いて、地に足の着いた感じ。
やっぱり奈良は良い。
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