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丹波篠山

2016年02月01日 21時33分13秒 | 日々雑文

今年は、例年の年末牡丹鍋がなかった。
で、そんなら現地へ食べに行こうではないか!ということに。
どうもここのところの家族旅行は“食”に走っているなあ・・・。

西宮で待ち合わせて篠山へ。
着いたら昼食。お目当てのまるごと丼は要予約で食べれずも、
ちょっと変わった鯖寿司と猪うどんを卵で。

城下町篠山、なかなか良きところでした。
書院は新しいものだったけれど、石垣は立派。
大名紋があんなにはっきり、至る所に見えるというのは凄い。

昭和に焼けたとか。惜しいねえ。
御徒士町武家屋敷群側を中心に、資料館などを散策。
茅葺きというところが面白い。
しかも、結構今でも普通に住み見続けていらっしゃる家々だというところが驚きだ。
歴史資料館には、地図屏風がたくさん、さらに明治の裁判所の再現も。
なかなかに興味深かった。

料理旅館近又は、老舗の趣を残しつつ、増改築後で白木がピカピカのお部屋。
大浴場は陶器風呂と石張り風呂。個別風呂は檜風呂。
そして、牡丹鍋。

始めに牡丹の様を撮るべきだったのにね。
しかし、旨し!うまうま。
山椒が素晴らしく良い香り。
乱切りの根菜が食べ応え。地元物産の住山牛蒡と大和芋が美味しい。
そして猪肉。うーん最高。


そして地元限定の日本酒がこれまた合う。
全員に違うお猪口を用意してくれるのは流石。全て立杭焼。
最後には、鍋で落とし卵を作って、煮詰まった味噌だしごとご飯にかける丼で締め。
これにはびっくり。色々勉強になりました。
来年の我が家の牡丹鍋は、レベルアップすることでしょう。


旅館には、なぞの空間が。ウリボーの剥製と井戸。衝撃。
微妙に行き届き切れてない感がありつつも、
良い旅館ではありました。
何より、お料理が美味しい。朝は土鍋炊きの白米ですよ。
熱々のふわふわだし巻きが、後から出てくるのですよ。

二日目は、河原町妻入商家群方面を散策。
近江八幡の商家群ともまた全然違う。
瓦屋根に漆喰の目地が入っているのが特徴なのかなあ。
屋根の形や窓や玄関の位置も違う。それだけで町としての印象が全然変わってくるのが面白かった。
そして王子山陶器所で王子山焼きを物色。
緑系の青磁で、もったりした感じが柔らかい。
独特の線描というかの文様が美しい。
小鉢とカップ&ソーサーと迷いに迷って、コップを1点購入。

物産館でお土産を物色して、まるごと丼で昼食。
とろろがうめ~。やっぱり大和芋は素晴らしい!
そして前日に予約しておいた大福堂で和菓子を購入。
大正ロマン館にも立ち寄って、最後に篠山商店街をぶらつく。

この商店街がなかなかにユニーク。
店舗ごとに、格好いいキャッチフレーズ&写真のポスターが掲示されている。
資料館系のパンフレットも全部統一されていたし、マップもフリーパンフレットも各種充実。
デカンショ節も押し押しだし、町全体でもり立てようとしているのが伝わってきた。
良い町だなあ。

素朴な町のパン屋さんで、元祖黒豆パンと紫蘇チーズパンを購入。
鳳鳴酒造ほろ酔い城下蔵で、酒蔵を見学。試飲をして、酒粕を購入。
骨董屋さんで大正ガラスを買って、八百屋さんで住山牛蒡もどきを購入。
最後に「おおみや」へ。
途中に、とても興味をそそる雑貨店を発見。
店先だけ超時間を取りそうな気配むんむんで、後ろ髪を引かれつつ先へ。
長年食べ続けてきたお店に初来店。
チルド肉注文用の用紙をゲットして、これで今年からまた年末に牡丹鍋。
折角なので、猪ウインナーを購入。

もっとゆっくりできるなら、一個一個をもっと丁寧にみられたのになあ。
それに、父だけが行った春日神社もよさげだったし、王子山も登りたかった。
また、行きたいなあ。


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