「カサブランカ」 マイケル・カーティズ監督

古き良き時代の映画といった趣。

ラスロもリックも格好いい。
スマートで信念を持って活動に身を投じながら、ちゃんと女性を愛するラスロ。
一見冷めているようで、内に情熱を秘めるリック。
自分の思いを叶えることができるのに、そこで二人の絆に身を引く潔さが光るねえ。

どちらかを選ぶなんてできないわねえ。
二人の男性の間でゆらめく美女のイングリット・バーグマンは本当に美しい。

署長と二人歩くラストシーンは、男臭くてそこがいい。

モノクロ映画は、やっぱり映画館で見るのが良い。
空気感が違うね。