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生誕150年横山大観展(京都国立近代美術館)

2018年06月19日 18時07分06秒 | 鑑賞記録(2011・2012年中断)

「生々流転」そして、最後の「夜桜」「紅葉」の2点は圧倒的。
これぞ、という圧巻の説得力。堂々たる色彩の美しさ。

全てはこのためにあったのだと思うと、ここまでの道のりの重さが違って見えた。

明治から昭和までを生き、その第一線で、日本画を切り開いていった人。
その苦難たるや、迷走の数々に見て取れた。
それでも前へ、前へと突き進む姿が想像されて、不屈の人だったのだなあと感心する。
そして、それらをちゃんと結実させたところが、まさに、大家なのだ。
いやもう、納得。

没後、たった60年だったとは、それも改めて驚きだ。
激動の人生だったことは想像に難くない。

いつか「生々流転」の全巻展示を見に行かねば!



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