何というか、輸出用はやはり凄くて、あまり気に入るものがなく、
結局、国内向けに作られたっていうものの方が好きだった。
高蒔絵のとか、もうどうしちゃったんだって感じだよね。
しかし、オランダの宮殿「陶磁の間」の写真には、度肝をぬかれてしまった。
ここまでは行き過ぎだろうけれど、周りを考えれば、
ああした華美な装飾は致し方ないのかね。
嗜好の違いを、つくづく思ってしまった。
景徳鎮をまねて、ほんの10年20年で、
あそこまでのクオリティとオリジナリティを確立してしまったことは、
やはり凄いことだと思う。
景徳鎮、輸出用伊万里、デルフト窯、伊万里風景徳鎮と、
その受容の流れを見るのは、とても興味深かった。
まねて作っても、土の質感、釉薬の色、文様に、
どうしてもその土地の特色が出てしまうという面白さ。
デミタス展で見た、マイセンなんかの伊万里手にも繋がっていくのだなあ。
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