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『しゃばけ』 畠中恵著

2008年05月06日 12時00分53秒 | 読書記録(2010年まで)
時代物なんだけど、余りそういう感じがしない。
舞台設定が江戸だというだけで、内容的には現代的な印象を受けた。

文章が平易で、とても読みやすい。
幼なじみの栄吉と若だんなの儘ならない思いが、
話に青春もの的広がりを持たせて、児童書に近いかもしれない。

ほのぼのとした穏和は空気が全体に漂っていて、
差し迫ったはずのクライマックスにも切迫感がない。
若だんなの性格からくるものなのかな。
イラストの感じと、とても合っている。

まあ、普通に面白かったかな。







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