でもカミさんが高山病の症状で山頂直前でダウン。2890mの千丈小屋で引き返してきました。
私自身帰りのバスで酔ってしまいゲロゲロ。
案外ひ弱な中高年夫婦なんです。
当日は午前1時に起床して出発。
実は今回1泊の予定の登山で、北沢峠に山小屋も予約してありました。所が前日葬式ができてしまい急遽日帰りとなった訳です。
そのために寝不足などが重なり体調不良の原因となったと思われます。
中央道伊那ICを降りて高遠を経由して旧長谷村にあるバス乗り場へ。
バス乗り場になっている仙流荘に5時丁度に到着。バスの始発が午前5時15分なので間に合った、と思ったら・・・・
駐車場はほぼ満車。
バス乗り場には長蛇の列が!
25人乗りの中型バスが10台でピストン輸送しているそうですが、結局バスに乗れたのは6時45分でした。
北アルプスはこの季節人だらけなのは知ってましたが、南アルプスもこんなに人気とは・・・
南アルプスは深くて広くて静かな印象だったのですが・・・。
千丈・甲斐駒・北岳あたりはどこもこんな感じらしい。
南アルプス林道をバスにゆられて約40分で北沢峠に到着。
奥に見えるのが宿泊予定だったこもれび山荘。なかなかおしゃれな感じでした。
仙丈ケ岳には3本の登山道があり行きは藪沢新道を選ぶ。
最初は原生林の樹林帯の中を登っていく。
途中から沢沿いの登山道に。
いくつかの滝も。
残雪も
この沢沿いの登山道は高山植物も豊富でたくさんのお花も咲いていました。
ハイオトギリ
キタザワブシ
タカネナデシコ
クルマユリ
ハクサンフウロ
ヨツバノシオガマ
マルバダケブキの群落
謎のキノコも
約2時間30分で2640mの馬の背ヒュッテ到着。
ここもログハウス風のおしゃれな山小屋です。
2800m付近で稜線に出ると遂に仙丈ケ岳の姿が!
南アルプスの女王にふさわしい雄大な山容です。
ここで○澤さんから電話が!? こんな山の中でも電波届くんですね。
その直後あたりからカミさん急に元気がなくなる。吐き気と頭痛を訴える。
這うようにして2890mの千丈小屋まで登る。
少し休ませて欲しいと小屋のおじさんに頼むが、高山病はとにかく下山するしかない。ここで休んでいてもよくならないとの冷たいお言葉。
確かに高山病の時に眠ってしまうと呼吸が浅くなってしまい良くないらしい。
山頂を目の前にして登頂断念は残念だが帰りのバスの時間もあるので400円のポカリを買って下山開始。
標高が下がるにつれカミさんの体調も回復。
往復8時間かけて午後3時半、最終バスの30分前に登山口の北沢峠に戻ってきました。
帰りのバスでは私がすっかり車酔い。もともとバスには弱いのですが、カーブの多い山道だと一発でグロッキー。
今回は山頂を間近にして登頂を断念したわけですが、まあ頂上に登ることだけが登山の楽しみじゃないし。
山頂からの富士山や北岳の展望が見られなかったのは残念でしたが、きれいなお花はたくさん見られたし。
仙丈ケ岳は初心者でも登りやすいなどとガイド本には書いてありますが、なにをもって初心者とするのか。
難易度は標高差と標準コースタイムから判断すべきで、特に中高年は要注意。
今回も下山時に若い人との体力差を痛感。自分、そこそこ鍛えてるおっさんのつもりですが、山下りは足にきてヒザがカクカク。
一見チャラい若者やおねーちゃんにどんどん抜かされてしまいました。年齢を痛感せざるを得ませんでした。
次回からはもっと余裕のあるスケジュールでゆったり登山を目指します。
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amma
おさやじ
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