1年中走っていて普段から日焼けしていると思うのですが、山の紫外線はかなり強烈なようです。
ゴンドラの停止事故にもめげず標高1800mの栂池自然園の登山口を9時過ぎに出発。
登山道はすぐに大きな岩が連なる道になり、前夜からの雨のためほとんど渓流状態。
上下レインウェアーを着ていたがすぐに蒸れて汗だくになってしまったので途中で下着を脱ぎ、シャツ一枚になる。合羽の下も脱ぐ。
ゴアテックスとはいえ、これだけ汗をかくと無力ですね。
10時半頃、天狗原に到着。残雪があちこちに現れる。
そしてついに雪渓登りが登場。
ふたつ目の雪渓はかなりの大きさ。こちらのルートならアイゼンはいらないだろうと思い車に置いてきてしまった事を後悔。
今回あこがれの大雪渓は登れませんでしたが、栂池ルートでも雪渓歩きは充分堪能できました。
雪渓を登り切るとすぐに白馬乗鞍岳(2436m)の山頂。すでに正午になってました。
乗鞍岳から少し下ると白馬大池が見えてきました。青空も見え始め絶景に感動。
白馬大池山荘に到着したのは12時半。この時は天気も回復してきたので引き返す気持ちはすっかり消え失せてました。
白馬大池付近のお花畑。カメラの腕が悪いがほんとはもっときれい。このあたりから登山道のまわりは高山植物がいっぱい!
白馬大池から白馬岳までは稜線ルートと言われるが、実際はいくつかのピークを越えていくアップダウンの続く登山道。予想より体力を奪われます。
15時、小蓮華山(2766m)頂上。
白馬岳らしき山も雲の中から見え隠れしていてもう少し、と思ってコース図を見るとあと1時間半もかかる。登山口からすでに6時間、体力の限界が近づいてるけど大丈夫?
小蓮華山から一旦下りいよいよ白馬岳に登り返す。標高があがるにつれガスが出始め視界が悪くなり風も強くなる。
防寒着代わりに合羽を羽織る。気温はどんどん下がってくるし風も強くなりあおられて体がふらつく。
おぉこのピークが山頂か?と思ったらまだだった、というピークがいくつかあって16時半頃ようやく白馬岳頂上(2932m)に到着。
でも暴風で寒いしガスで視界はゼロだし体力はとっくに尽きてるし、写真も撮らずにスルー。早く山小屋に到着したい一心でした。
もし山小屋までもう1時間かかっていたら低体温症で動けなくなって遭難してたかもしれない。
登山用のレイヤーの下着を脱いでしまっていたのと、早めに防寒着を着なかった事が敗因。
ほとんど意識もーろーとした状態で山小屋に向かっていると目の前に・・・
一羽の鳥がトコトコと・・・雷鳥だ!
雷鳥は悪天候の時ほ方が出てくると聞いた事あったけど、本当なんですね。
更にしばらく行くと今度は親子連れの雷鳥にも遭遇。
ボロボロに疲れた体が最後の最後にテンションマックス!
17時に白馬山荘に到着。登山口から8時間でした。
冷え切った体を温めるためにしばらくストーブから離れられませんでした。
山小屋には午後3時までには到着しましょう、というのが登山の常識ですが今回その教えが身に染みて理解できました。
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