晴走雨読

白馬岳登山1日目・その1

そもそも梅雨明けのこの時期が一番天候が安定していると思って日程を決めたのに、相次いで発生した台風で天気予報とにらめっこしながらずっとやきもきしてました。

心配した12号も影響はなさそうだし、当日の天気予報もまずまずだったので出発を決断。

午後10時過ぎに自宅を出発。

出発してすぐにカーナビから長野県北部に大雨警報が出ていると情報が・・・

まあ明日朝までには解除されるだろう。

新東名の清水を下りて52号を北上。身延町を過ぎた深夜0時ごろ大型トラックとワゴン車の事故に遭遇。

車を道路脇に停めると、事故直後だったようで民家の人もあわてて出てきました。

トラックは橋の欄干に突っ込み、多分エンジンまで逝ってそう。ワゴン車は車体の右側がベッコリ。

幸いトラックの運転手が足を少し怪我した程度で、自分たちで警察に連絡していたのでその場を後にする。

状況から、恐らくトラックの居眠り運転ではないかと思われる。深夜の山道は怖い。対向車が来るたびにヒヤヒヤでした。もう52号通れないかも。

なんかいきなり今回の登山を暗示するような出来事でした。



午前3時に八方尾根スキー場の駐車場に到着。ここで下山口の栂池まで車を回送してくれる業者の受付があるからです。

雨は降ってましたが土砂降りとうほどではありません。晴れる事を祈ってスパイクの後ろで朝まで仮眠です。

朝6時頃目が覚める。外はまだ雨が降っていた。回送業者がすでに来ていたので状況を聞いてみると、なんと予定していた猿倉から大雪渓を登る登山道は大雨で通行止めになっているとの事。

一瞬頭の中が真っ白に・・・

取り敢えず車の回送はキャンセル。車に戻って考える事30分。

今回の登山は大雪渓が目的の半分は占めているので、そこが通れないとなると登る意味が半減。

でも1年も前から計画して有給取ってきたんだからこのまま帰る事もできず。

長野観光して帰るか・・・そういえば前もこんな事あったなあ。2年前の長野マラソンだ。雪で走るのをあきらめて松本観光して帰ってきたっけ。おいら、長野と相性悪いのかも。

でもどうしてもあきらめきれず、当初下山する予定だった栂池スキー場から白馬岳を目指すことにする。

八方から栂池は車で15分ほど。ゴンドラリフトのすぐ下の駐車場に車を止めて準備する。

登山センターで登山道の状況を聞くとこちらからは今の所問題なしとのこと。

覚悟を決めて栂池から白馬を目指すぞ!、とゴンドラリフトに乗り込む。

ところが半分ほど登った所でゴンドラが突然ストップ! 安全装置が働いて停止したのでしばらくお待ちくださいのアナウンス。

しかし10分たっても20分たっても動き出さない。狭いゴンドラの中、知らない老夫婦と4人さほど話がはずむ訳でもなく、息が詰まりそうな時間が続く。

ゴンドラが動き出したのは40分後。もうすっかり登る気力は萎えてました。

ロープウエイを乗り継いで栂池自然園にある登山口に付いたのは9時でした。

相変わらず雨は降ってるし。今思えばここで辞めときゃよかったのかも。

登山口に来るまでに色々トラブルあり過ぎてすでに相当神経をすり減らしてました。

白馬岳までコースタイム7時間半の表示があって、かなり長い道だとは思ったのですが「栂池」とか「白馬」とか「稜線」という言葉のイメージになんとなく楽な登山道じゃないかと勘違いしてたのかもしれません。

途中、白馬大池あたりまで行って無理そうだったら引き返せばいいやと思い合羽を着込んで出発したのでありました。

本日は登山口に到着した所まで。


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