晴走雨読

山伏岳~大谷崩れ

久々に土曜日が晴れだったので、安倍奥の山伏岳(やんぶし)に登って
きました。

なぜ今回山伏岳を選んだかというと、標高が2014mで今年の山だ
そうで・・・
でも古い記録を見ると2013mになっていて・・・さては盛ったな。

もう1m盛れば来年も使える?

今回カミさんは仕事だったので単独登山でした。前日のテレビで中高年
の単独登山は事故が多いという事を言ってましたが・・・

今回はピストンコースではなく別の下山口から下りる予定なので、登
山口間の移動に折りたたみ自転車を使う予定だったのですが、朝積み
込もうとすると後輪がパンク。仕方なく自転車は断念。

朝5時に起床。新東名の新静岡を下り北上。梅ケ島温泉の手前で左折し
山道で登山口を目指す。

最後はダートとなりゴルフだったら確実に腹を擦ってた。(フィットで
行きました)

7時半に登山スタート。しばらくは渓流沿いの登山道を登ります。




大きな岩を越えたり、登山道が崩れた所があってロープを使ったり
なかなかスリリングな場所もありました。

標高が上がるとすでにうっすら紅葉しているところも。




花の少ない山でしたが、山頂近くにはヤナギランの群生地があります。

カモシカの食害がひどくネットで囲まれて数輪咲いてました。




ちょうど3時間で山頂に到着。




富士山がどどーんと見えました!




南アルプスも一望。どれがどの山か分かりませんが。
山頂からの眺望はほぼ初めてだったので、大感激。




昼食はお湯を沸かしてカップヌードル。山で食べると最高においしい。

山頂からピストンで下山するつもりだったのですが、ベテラン風の
おじさんに「あんたの足なら3時間半で行ける」と言われ、当初の
予定通り大谷崩れ経由で下山する事とする。

途中樹皮がかじられた木を発見。カモシカなのか、もしかすると熊?
爪の跡らしきキズもあるし。




アップダウンのある稜線を1時間歩いていよいよ大谷崩れに。

大谷崩れの存在はあまり知らなかったのですが、なんでも日本3大
崩れのひとつだそうで。

江戸時代の地震で2000m級の山がほぼ崩れてしまった感じで、
肉眼で全体を見るとそのスケールの大きさが実感できます。
400年たった今も冶山工事が続いています。



登山道も大小の岩でザクザクになっていて、うっかり変な所に足を
付くと結構な規模の土砂崩れ状態になります。

慎重に下りますが下半身に相当堪えました。

下の方に下りても、どうみても岩だらけの河原にしか見えない所
が登山道だったりします。




1時間半かけてようやく登山口に到着。この時点ですでに疲労困憊。

当初の計画ではここに自転車を置いて、山伏の登山口まで移動の
予定でしたが、しかたなく歩く。

舗装道路のずっと続く下りですが、これがなかなか厳しい。すでに
足は限界に達していたし、なによりほとんど変化のない道路は精神
的にキツイっす。

約1時間半かかってようやく車の置いてある駐車場に到着。しばら
く疲労で登山靴を脱ぐこともできませんでした。


穂高の時も思ったのですが、山登りでは一日に歩く時間は6時間が
限界かな。

今後はもうちょっと楽な山だけにしたいと思いました。
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