清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

金環日食の雑感

2012年05月21日 | 日記
金環日食で気温が1度近く下がったという、京大研究グループの観測結果が報道されている。詳しい解析はこれからだろうが、太陽光線をさえぎれば気温の上昇が抑えられる、理屈では分かっていることだが、観測解析でより具体的になれば、気温上昇の抑制策が見出せないだろうか。

例えば、夏場の日中、大都市の上空で人工雲を漂わせ地上の気温を一定にコントロールする。農作物などへ悪影響を与えない方策など、実行する上では検討課題は多かろう。実施できれば節電効果は間違いなく現れる。もしかしたら、原発は本当に必要なくなるかもしれない、そんな空想を描く。

その金環日蝕の経済効果が百数十億円とか。わずか数分の天体ショーでこれだけの効果があるとは、自然に対しての人の力の微々たることを改めて知る。いや、夢を求めている結果かもしれない。飛行機にクルージングなど豪華な観測をされた人らの時間と金銭の裕福さを知ると、不景気などどこにあるのかと問うてみたい。

国会は熟議の様子にほど遠い。今日の自民党の委員会質問で「解散選挙をやったらここにいる人はみんな落ちる」と失笑させる場面があった。総入れ替えになれば新生日本が誕生するなら解散を応援する。その前に、自らを律することをやって欲しい。

議員定数削減、税金から得ているすべての報酬等の大幅削減を初め特権的待遇の見直しなどすぐにでもやって欲しい。議会で決めればすむ話、国民に直接の不利益は発生しない。そんなことを後回しにしないで解散すれば、国民目線は変わります。何が難しいのでしょうか。

自然の力に対して人の力の微小なことは承知のはず。それでも進めなければならないのは大震災の復興と再建への道筋だ。とにかく国民目線での熟議を望んでやまない。