崇広堂で冬の植物観察会、発見がいっぱい…その2

2024-01-30 11:12:40 | つれづれ思うまま
白壁をくぐったところは「お殿様しか通れない玄関」があり、
蔦紋の鬼瓦」が藤堂藩!建造物の証拠でもあります。
その前には「紅白のサザンカ」が咲いています。もちろん木は別、お目出たい感じがいい。
写真を撮り忘れたので2023年2月の時のもので代用。
 紅白サザンカ

庭園に入って右側の【ツツジ】の木、花はまだまだ、春まで待ちましょう。
 
写真の中央に見える部分が何やら白っぽいです、裏はワカメのようでも表は白いあのコ!
ワタシはてっきりカビ(菌類)か病気かと思っていましたが💦
学芸員の森田さんには【地衣類】と教えてもらいました。
お子さんたちもいたので簡単な絵も描いてくれて、分かりやすかったです。
(※これも地衣類の写真

ツツジの木に生えてる?「地衣類」(チイルイ)→「地衣類ってなんだろう
コケの仲間やけど根はない藻類(ソウルイ)と共存共栄してるみたい。
森田さん曰く、
 (後ろのスベスベ肌の木は「百日紅」)
決して怪しいものではございません!
木が古くなってきたので付いている!と、思ってください。
(根がないので)木の栄養を摂っているわけでもありません!
わざわざ落とそうとせず、めくらず、そっと見守ってあげて! とのこと、でした。
  
「石」に付いてる丸い「花」みたいなコも地衣類

もう一つ、ツツジの木から生えているこのコ

庭園内を見渡すと、木からも石からも生えてますよ。
これは【ノキシノブ】(軒忍)。
木の幹石垣岩の上崖面古い家の屋根などにも生える常緑のシダ植物。
葉には短い葉柄があり、細い根茎から密生して出る≫んだそう、
確かにどこにでも生えてますねぇ…
わら葺きの民家の」などでよく見られたことから名前が付いたそうです。
  
木の根元や百日紅の木にもちゃっかりと着生…
探すとあっちにもこっちにも、いっぱいです(笑)。
  
「地衣類」と「ノキシノブ」は、仲良しかもしれない。

話を「ツツジ」の傍に戻して、ツツジの前に植わってるこの木、
 
サカキ】(榊:モッコク科サカキ属の常緑小高木)
関東にはない!」とのこと。へぇ??
学芸員の森田さん、関東のご出身だそうで三重に来て約10年ほど。
三重で初めて「サカキ」を見たそう、関東では「ヒサカキ・ビシャコ」で代用してるらしいですよ。
知らなかったなぁ。

今日の最後は、緑のヒゲもじゃさん。葉っぱを避けると何かが出てくる…
龍の髭】(邪の髭とも/リュウノヒゲ・ジャノヒゲ)
≪細く伸びた葉っぱが、龍の口ひげを連想させることから、リュウノヒゲという和名が付けられました。
 別名である「邪の髭」は、能面の「邪鬼」(悪鬼、ともいうかな)からきたとも。
では、葉っぱを避けて見てみましょうか、覗いてびっくり!

あまりにも綺麗な青い実が現れたので二度びっくり!
  

まだつづく、ではまた
コメント (2)
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