しあわせな生き方のつくりかた

自然素材、国産木材にこだわっている女性設計家が、建築、環境、健康、子育てを通してしあわせに生きる答えを探します。

鬼灯

2007-07-02 08:53:31 | 暮らし
こう書いて、ほうずきと読むのですね。
鬼の灯にするには、ちょっと小さいのに。かわいい文字です。

この時期になると、螢を見つけた時のことを思い出します。
都幾川村に住み始めた初めての梅雨。
毎日毎日降り続く雨(都幾川村は埼玉一雨が多いとききました。)に気持ちが沈みそうでした。

ある雨上がりの夕食時に、ふわ~と緑色の光りが暗闇の中を通り過ぎるのが見えました。
子供達と、なんだなんだと外にでてみると、低い木の葉の影や杉の幹あたりにいくつかの光が見えました。

螢 でした。

実物を見るのは初めてで、その時のうれしさ。
そういえば、家のすぐ横を流れる川には沈んでいる石一面にカワニナ(タニシの小さいの)がいました。
螢はカワニナをえさにしているそうです。

その晩から、暗くなると外に出て今日は何匹、と数えるのが楽しみになりました。
近くに流れる都幾川にはもっといるかもしれない、とぞろぞろ暗闇探索をしたら・・・。
小さな橋の上まで来ると・・・。

いました、いました。
数え切れない程の光りが上へ下へとゆっくり飛び交っています。

昼間行ってみると、岸辺の枝が垂れているような少し暗い水のたまりあたりから、沸き立つように表れていることが分かりました。

先日、小川町にでかけた時、やはり螢のスポットがあるとききました。
飯能でも、少し山あいの場所ではみることが出来るそうです。

今年は雨が少なく、梅雨も遅かったので、どうなのでしょう。
でもきっとまだ見ることはできるかもしれません。

農薬や、護岸工事、家庭からの廃水(合成洗剤など)で、日本の川は悲鳴を上げています。
でも、探せばきっと見つけられるかもしれません。

子供達と一緒に、螢を見つけにでかけてみませんか?



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