現在の金融混乱前に、アナリストたちはどのような判断をしていたのか、日経新聞から見てみたいと思います。
<日経新聞7月29日付け:年内見通し:この日は1万円台を割り込んだ日になります>
1)神山ドイツ証券チーフ エクイティ ストラテジスト : 日経平均予想 9500円~12,000円
▲米国債の格下げには要注意、だが米国景気は緩やかながら回復に向かう
2)門司大和住銀投信投資顧問投資戦略部長 : 日経平均予想 9500円~11,000円
▲米連邦債務問題が解決すれば為替の円高も一服する
3)石金三菱UFJ投信シニアストラテジスト : 日経平均予想 9200円~11200円
▲欧州の債務問題は尾を引くが、米国や新興国の景気下振れは限定的
4)矢嶋ニッセイ基礎研究所主任研究員 : 日経平均予想 9200円~10,500円
▲新興国の景気減速リスクは要注意だが、企業収益の回復は続く
5)宇野三井住友銀行チーフストラテジスト : 日経平均予想 8000円~10,150円
◎ドル安傾向は長期化する。世界経済も二番底リスクが残っている。
5人中4人が見事に外しており、今の事態を的確に予測していたのは5)の宇野氏だけでした
米国でしたら1~4の方々は・・・・
投資家は各社の見方をよく見る時代に入らないといけませんね。