シェルターの猫たち

川崎市富士見公園にいた猫ちゃんの家族探し♪
現在は里親会をメインに手伝っています

乗り越えるべきこと

2007-04-01 | つぶやき
木曜に捕獲し避妊手術を終えた猫ちゃんを今日迎えに行ってきました。
初めは、手術だけしてリリースと考えていました。
でも、何とか里親まで探してあげられる方法はないか、ずーっと考えていました。
私自身、シェルターや里親探しのお手伝いはしているものの
妊婦猫を捕獲し、リリースするのは初めての経験でした。
だから、簡単に
『手術してリリースすれば完了!』
なんて思っていたけど、こんなにも辛い事だとは思いませんでした。

一度は、覚悟を決めていたのです。
まったく慣れていない猫だったので、時間はかかっても
いいからケージから慣らして里親を探そうと・・・
私が見たところ、まだ1歳にもなっていない子供の猫かと
思っていましたが、先生が診察したところ
一度出産の経験がある、2歳くらいの猫ではないかとの事で
生粋の野良猫さんなので、やはりリリースするのが最善の
方法との事でした。
私も、その方がいいと頭ではわかっていましたがうちの猫たちを
見ていて、同じように幸せにできないものかと。

保護する猫・リリースしなければならない猫の見極めというか
どう割り切っていいのか本当にわからなくなってしまい
病院から帰ってきて、3時間も過ぎてしまいました。
いつも猫のことでお世話になっている方に電話してしまいました。
話をしているうちに、涙が止まらず取り乱してしまいました。
でも、たくさんいろいろなアドバイスをしてもらっているうちに
私も気持が落ち着き、リリースしようと決めました。
あとは、近所を見回り、えさやりさんに会ったらきちんと手術して
あるという事を伝え、ごはんのお願いをするのが私にできる事です。

ごはんをあげる事は、猫が生きていく上で最も大切なことでは
あります。
しかし、先日お会いしたボランティアさんもおっしゃっていましたが
あまりにも、ごはんだけをあげる人が多く、中には子猫が
生まれることを楽しんでいる人もいると言っていました。
人間である私たちがきちんと手術を何よりもまっ先にしなくては
ならないのに、人間の手によって不幸な猫をどんどん増やしているとしか
思えず、本当に怒りを覚えます。

この1週間、泣いてばかりいたけどこれを乗り越え
もっともっと強い心をもってやれることをやっていきたいと
思います。

あなたが、外で幸せでいられる事を毎日
祈っています・・・リリースしてきました。