
先日、千葉市美術館に
ブラチスラバ世界絵本原画展を
観に出かけてきました。
2年ごとのコンペの2023年の受賞作品の展示と
日本代表として選出された作家の原画が
展示されていました。

中でも驚かされたのが
きくちちきさんの「ともだちのいろ」の原画。
美術館の新聞のトップにも大きく掲載されていましたが
素晴らしく鮮やかな色で
和紙に墨や絵具でのびのび力強く描かれていました。

一枚の絵を決められるのに
100枚ほど描かれて選ばれたそうです。

和紙に描かれた原画は
発色が素晴らしかったのですが・・

こちらの製本では
原画とはまた一味違い
下書きに描かれている墨の細い線が
ほんのりと淡く繊細に印刷されています。
原画の美しさ、
印刷された本の美しさ、
どちらも大変美しく
こんなふうに二つ別々に素晴らしい絵が
生まれることもあるんですね。
これが本づくりの目指す醍醐味でしょうか。
感動しました。