山茶花談

さざんかだん

半熟トマトを持つ三毛猫

2022-10-22 | ペン画



いよいよ冬に向かって、肌寒くなってきましたね。


宮沢賢治の物語「セロ弾きのゴーシュ」で
夜遅く住処の小屋の中で
セロ(チェロ)の練習をしていたゴーシュの元を
一匹の三毛猫が訪問します。

両手にトマトを重そうに持って。

そのトマトは、ゴーシュが庭に植えていた
まだ半熟のトマトでした。

勝手にもいでしまって、しかも半熟、
でも悪びれない三毛猫が
どこか憎めませんでした。

そんな三毛猫を描いたものです。
夏の名残に・・・




「半熟トマトを持つ三毛猫」  
ペン・色鉛筆・墨・紙 410x318mm 2022







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