昨日、伊藤眞理さんの個展に伺って来ました。
日本画の絵具・墨、他、を
和紙の上に垂らして制作されています。
ふすま一枚ほどの大きな和紙が壁面に垂らされた大作と
パネルに和紙を貼って絵具を重ね
一見鉄を感じさせる心地よい硬質感の小作。
床に和紙を置き
絵具が流れないように四隅を新聞紙で固めて溝を作り
何日か自然に紙の上に載った
ある部分は沈殿している深い絵具も
自然に乾かせて完成させるそうです。
大作の和紙は、ギャラリーの壁で
風が吹くとふんわり揺れ
日光の微妙な光の移ろいで
作品の色はその時々若干変化して見えます。
同じ材料でも、作品の仕上げ方で
まったく違う作品に完成していたことに
とても魅力を感じました。
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